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カテゴリ:ヒーロー映画
2時間半近い映画になったのは、スーパーヒーロー大集合だから。 それぞれの見せ場をつくれば、時間も長くなる。 賑やかだから、時間を感じさせなかった。 しかし、この映画、どこかで見たことがある。 似たような映画を過去に見たぞ。 その映画は『三大怪獣地球最大の決戦(1964)』だ。 『アベンジャーズ』の前半は、各スーパーヒーローがチームを組むまでの顛末である。 宇宙から、とんでもない敵の軍団が襲ってくる。 スーパーヒーローの力をもってしても、一人で対抗することはできない。 なのに、スーパーヒーローは大同団結することができない。 アメコミの世界ではそれぞれが単独で強大な悪と闘っているわけだし、スーパーヒーロー6人のうち4人までもがソロで大作映画の主演をはっているし。 譲り合うことができずに、おのれのパワーを誇示して闘い合う次第だ。 まさに、「両雄並び立たず」状態。 『三大怪獣地球最大の決戦」もご同様。 宇宙怪獣キング・ギドラが地球に襲来した。 地球を守るためには、地球怪獣のゴジラ、モスラ、ラドンが共闘するしかない。 三大怪獣は、かつては単独主演映画で人類を大いなる脅威に陥れた実力をもつ。 小美人を通して人に味方するモスラはさておき、ゴジラ、ラドンは、俺様怪獣だからおいそれとはチームを組むことはできない。 キング・ギドラが暴威を振るっていても、地球怪獣同士で争うしまつだ。 スーパーヒーローも大怪獣も、我が強い。 そこから彼らが一皮むけて成長し、チームを組むまでが前半の流れである。 おんなじだ。 そして後半は・・・。 でも、ちがうと思ったところがある。 『三大怪獣地球最大の決戦』では、敵キング・ギドラの強大さが十分にアピールされていた。 金星を滅ぼしたということ。 人類が手こずったゴジラ、モスラ、ラドンが単独ではとても敵わないこと。 あの巨体を誇るゴジラ、モスラ、ラドンよりも、さらに2倍の大きさであり、空も飛べること。 納得、である。 キング・ギドラ、めちゃくちゃ強いじゃないか。それがとても分かりやすかった。 その点、『アベンジャーズ』はどうだったか。 アベンジャーズ側を描くことにウエイトが置かれていて、敵の存在感をあんまり感じなかったんだよね。 『アベンジャーズ』は、『パイレーツ・オブ・カリビアン(2003〜11』系統の楽しみ方をする映画なんだろな。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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