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カテゴリ:ドラマCD・モェ的声優さんのお話∂
やっと。聴きました。
前回8月28日の日記で 『夜明けには好きと言って』の中で金崎新二役をやっていた吉野裕行が、ンもーーー!! めったくそ良すぎて。 この時わたしは、ドラマCD専攻科なので原作を知らないで、じゅんじゅんが主役だからって いうので、まー。普通に何気に聴いてたんだけど。 じゅんじゅんが演じてる白坂っていう青年を、執拗に執念深くいじめ抜く サイテーのクズ男が、よっちんが演じてる金崎なのよ。 で。このサイテーのクズ男を演じてるよっちんが、ンもーー。 素晴らしいのなんのって。 や。正直、このCD聴き終わった後、耳に残ってるのがじゅんじゅんとか 森川さんの声ではなくて、よっちんの声しか残って無くて。 そこにびっくりした作品でした。 ン、で。わたしはコレを聴いたとき、こんだけのサイテーな男は 一生このままで終わってゴミのように死んでくれ。 と、思ったのね。 これだけ他人のことを心に入れもせず、人をあざ笑いバカにして憎しみだけしか ないクズのような男は、このまま改心することなんてなくていい。 むしろ、ある日些細なことでケンカに巻き込まれて殺されて どぶ川に捨てられるような最期でいいって思ったのね。 って。思わせるくらい、ン、もーーーー!!! 上手いのよ。よっちんがっっ!!!! たぶん、原作もこれほどの最悪人間で、下の下の下のような男で 書かれてると思うのよ。 で、その紙に書いてある金崎という文字だけの男を、よっちんが見事に 演じて、聴く人をみんな吐き気がするくらいむかつかせるサイテーのクズ男に仕上げてくれたのよ。 よかったーーーー!!! だからこそ、わたしはよっちんの演じる金崎が改心して恋をするような 話しは、正直あってほしくなかったです。 そんなベタなことで金崎のような男が、まっとうな人間になれるのか。 金崎のような男は、世の中から抹消されることはあっても 人を思いやり、自分の罪に懺悔し、愛を知るなんてことがあるのだろうか。 って、思ったのね。 ましてや、原作本を80分未満のCDに突っ込むわけだから 進行上、どうしても金崎の行動行為精神的な移り変わりが リスナーに伝わるんだろうか、とかっていろいろ思うじゃん。 なので、サイテークズ男の金崎が主役のこのBLCDは聴きたいけれども 聴いたら残念賞でした、だったらどうしようと躊躇する作品でした。 ま。でもなんだかんだ言っても聴かないことにはどうしようもないので 金崎も気になるし、よっちんが2作目の金崎をどんな風に演じているのかも 聴きたいし、で、聴きました。 それが『真夜中に降る光』って、いうBLCDです。 でもね。いや。よかったです。聴いて。ホントに。 出だしからずっと、よっちんが前作以上のサイテーぶりを発揮してくれて 金崎のセリフを言うたび、ンもーー。 またしても吐き気がするくらいの酷い男っぷりで、いや。マジよかったです。 ンで、金崎を変えていく男が津久井っていう32歳のデザイナーで 十郎太さんが演じてるんだけど。 この津久井っていう男の献身ぶりが、おまえ頭おかしいんじゃねーーの?ってくらいのいい人ぶりで。 まあ、それはそれでいろいろ理由があるんだけれど、そこはおいといて。 で、そんな金崎が、ま、次第に献身的男の津久井にほだされていくんだけれど。 ドラマの前半で、地獄の鬼のように女を脅迫していたよっちんが、あ、違う違う。 よっちんじゃなくて、金崎が、だよね。 あんな生きる価値もないようなクズ男が、津久井の献身ぶりに心動かされてとはいえ 彼のために、身だしなみを変えたりって、そんなことできるかっ!? オレだったら、ぜってーー出来ねーー!!ムリムリ!! って思ったのよ。 ここで、実はマイナスポイント入ったのよ。 こっから、あと何十分かのドラマ進行で金崎の改心ぶりに、納得できるのか???って。 よっちんが、あまりにも金崎という下の下のサイテー男を具現化しすぎて クズっぷりがとんでもなく上手すぎるので、えええーーーー!? 途中から、甘えっ子受けっ子ラブラブっ子になったらどうしよう・・・・って 心配しだした矢先に。 事件が起こりました。 以前鬼のように恐喝脅迫して、金を巻き上げたホステスが錯乱状態になって 金崎を刺し殺そうとするシーンが出てくるんだけれど。 わたしはこのシーンで、津久井との出会いにより、金崎が本当に人に愛されること。 人を愛することの大切さを理解できてたんだっていうのがわかったので 納得できました。 津久井に出会う前の金崎だったら、自分はまともな死に方をしないだろうけど 自業自得だから、殺されてどぶ川に捨てられてもしょーがないぜ、へのかっぱ くらいに思ってただろうけど。 むしろ女に刺されても、あんな情けない刺され方じゃなくて 揚々と死んでいくつもりだったと思うのね。 でも、津久井に出会って、自分は誰かに愛されることが出来る存在で その愛は唯一のもので、その愛はとても大切で、その愛は誰にでも 与えられるものではなくて、自分に向けられた愛で、だから その愛を壊したくない、生きて津久井と逢いたいって強く感じたんだろうね~ だから、刺された時の金崎が、今までで一番かっこわるくて情けなくて 正直みすぼらしくさえ思えたのよ。 でも、金崎にとって死にたくない、っていうあがきが、やっと 生きてるっていう実感を得た瞬間だったのね。 というのがじくじくと伝わってきて、女に刺されてジタバタするよっちんが あ、違う、金崎が本当に良かったです。 よっちんの金崎は、本当に素晴らしい出来でした。 よっちんだからこそ、こんな金崎が生まれたんだと思います。 そして、このよっちん演じる、よっちんの金崎を知るためには 1作目の『夜明けには好きと言って』 から、絶対聴くことをお薦めします。 最後に、あんなに献身的で犬のような男にしか思えなかった津久井が アノシーンになると、あんなに精力的な男に変貌するのは やっぱ、十郎太さんにしかできひんわww いやん♪もううvv お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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