孤高の人(1)
孤高の人(2)
孤高の人(3)
すごい。もー。なんだコレ!?読んでみたらすごい漫画だった。
普通に本屋に行ってたら、わたしには出逢うこともないコミックだよ。
実はコレ。レンタル漫画。今の本屋さんはビニ本梱包(笑)なのでどんなモノかも
まったくわからないから最近は知らない漫画家さんのコミックはあまり買うことがなくなった。
話題作は読んでみたいけど、買うのもなあ~っていうのもある。
人気話題作じゃないけど、うっわ!なんだコレ!読んでみたいっていうこともある。
でも、買うのもなぁあっていうこともしばしば。
そんな時、レンタル漫画をシリーズで借りることができるのは便利だわ。
新田次郎の『孤高の人』という小説からヒントは貰ってるけど、この漫画自体は
まったく別物。
脚本は鍋田吉郎。漫画は坂本眞一。
とある高校に転校してきた森文太郎という他人を全く寄せ付けない少年の物語。
この少年が、同級生や教師からの関わりによってクライミングという未踏の世界へ
足を踏み入れ、壮絶なクライマーとなっていく・・・・ような話しっぽい。
画力が、も。すごいです。雪山登山の描写は、壮絶ってカンジ。
無気力で心を閉ざしていた少年が、とある事で『山』の魅力に惹かれていく描写や
登頂したときの、声にもならない感極まる表現力が、とてつもなく素晴らしい。
主人公の少年だけでなく、彼の周囲に居る人たちの物語もサイドストーリーのように
しっかりしていて、大きな広がりを見せてくれる。
読者も、彼だけに感情移入しないで、脇キャラの存在感にも心惹かれていく感じがある。
登山漫画かぁ?と言わず是非手にとって読まれてみることをオススメする一作だ。
ちなみに、4巻も出てますが本日の時点で、楽天ブックスでは売り切れです。