遊郭のお話シリーズで、今回のお話はゆうきゃんとじゅんじゅんのカップリングだったので
も。期待満々で聴きました。
も。すごくいいお話でしたー。良すぎ。
じゅんじゅんって、なんでこうも。『汚泥の中でひっそりと咲く儚げな白き花』っぽい役が
上手いんだろう。って。つくづく思います。
だからと言って。
運命に翻弄されて一人ではナニも出来ずウロウロしてるんじゃなくて。
窮地に立たされると、命を掛けても運命を変えようとする精神力の強いキャラ。
そうゆう役どころに、上手くハマるよねえ。
か弱そうなんだけど、ここ一番て時に、捨て身になるの。好きな人の為に。
ずっと前に演じた『蒼い海に秘めた恋』も、そうゆうキャラだったけど。
これも、薄倖の少年で、好きな人の為に命を捨てようとまでするんだけど。
こんなんされたら、そりゃ。ほだされるよ。男は。
でも、こうゆう幸薄い美少年なんだけど、いつも声は、普通に抑えた程度の少年声なんだよね。
BLだからといって、特にものすごい可愛い声でもなんでもないんだけど。
キャラクターとか作品の雰囲気を上手く掴んでる声なんだよねえ。
アニメキャラのじゅんじゅんとは全く違う、BL作品のキャラですら。
うまーくイメージを自分の中に取り込めるんだよねえ。これって。センスなんだろうね。
キャッチングのセンスが上手いんだろうなあ。
相手役のゆうきゃんは絵描きさんの役で。
ゆうきゃんが攻め役だと、わたしどーしても。ゆうきゃんの例の鼻息の荒い攻めを期待して
しまうんですが。
今回も、丁度いい具合にストーリーが展開していって、自分がたぶらかされていたと
知った絵描きのゆうきゃんが、怒りで勢い余って色子のじゅんじゅんをアレにするって
いうシーンがあったのですが。
やっぱり騙されてたことへの怒りの方が相当強かったせいか。
この絵描きさんは精神的に冷めていたようで
『世界一初恋』の攻めとか『瞳をすまして』の攻めとかで、聴かせてくれた、あの。
血迷ったあげくがっついて飛びかかってしまうケモノ攻め度が、低くてちょっと残念でした。
ゆうきゃんの攻めは、あの鼻息の荒さと血走り感が誰よりも巧いと思ってるわたしは
もっっと、こう。ムラムラとがっついて欲しかったです。
でも、絵描きさんのキャラ構成読んだら。奥さんが自分を恨んで自殺したと思ってるようなので
きっと、ムラムラ感のある乱暴はできない心優しい人みたいですね。
特典のトークCD聴いてたら、じゅんじゅんのトークでパソコンの話しがあって、
ずっとそう思いこんでいたじゅんじゅんにひっくり返りました。
他のキャストの方々も、その話にひっくり返ってました。
そんな時でも、内心呆れてはいるもののパソコン教室の先生みたいに、特に動じず
本当のコトを抑揚なく教えてるゆうきゃんの、あの語り調に、笑ってしまいました。