木原音瀬原作『COLDシリーズ』と韓国ドラマに夢中です♪
『首をくくるなり、心臓を売ってでも不渡りなんとか防ぎなさいよ!!』今週見たテレビドラマで、度肝を抜いたセリフの一位は、この言葉。実は今、わたし。声優オタクからだいぶ離れて韓流スターに流れてしまい。一週間の八割は、ほぼ韓国ドラマと韓国俳優とK-POPアイドルで出来上がってしまってるんですよ。で。そのわたしがずっとずっと楽しみに待っていたイ・スンギくんのドラマ『華麗なる遺産』がやっとBSフジで放送開始になって、今月の第一日曜日に第一回目を放送してたんですね。で、その録画をやっと昨日見て。見たら、第一回目から、このセリフですよ。会社が倒産しそうになってることを夫から聞いた妻が逆上して、夫に言い放った言葉がコレ。すごい。金策に駆けずり回って疲れ切ってる夫につい、うっかりとはいえ。ココまで言えるか?っていう言葉だよねえ。日本のドラマでは、普通こうゆうシーンは、あり得ないっていうか。ないよねえ・・・・。でも、韓国ドラマは違うの。特に家族関係とかドラマにしたら、もーー。すごい。憎悪とか、復讐とか。家族間、特に夫婦とか。徹底的に罵るし、戦うよね。裏切られたら裏切り返すし、半端ないよね~。他人の策略でおとしめられた後の復讐劇も、徹底してるしね。時には、えええええええ!?そんなんアホな?っていう展開もあるんだけど、でもそれすらも面白いの。韓国ドラマは、とにかく復讐劇の宝庫。その凄惨な過去から主人公が復讐に走り出す様はなんとも言えないもののけ的な凄みを感じます。その代わり復讐劇だけがすごいんじゃなくて。愛情モノも、徹底してるの。とことん相手を愛し尽くすの。これでもかーー!ってくらい愛し尽くしてその愛情を、相手に見せないとか、っていう展開も時にはあったりして、ええええ!?なんでーーー?ってモキモキして居てもたっても居られないこともあるのよ。あと、絶対欠かせないのは、愛し合ってるのに大喧嘩して罵倒して、別れる寸前になったり。戻ったかと思えば、お互いの誤解でまたケンカしたりして、とにかく、日本の恋愛ドラマの恋人同士のすれ違いなんて、あんなやわなもんじゃなくて。泣くわ、騒ぐわ、暴れるわ。精神的に疲労度が激し過ぎるのが韓国ドラマ。でも、その中毒性に一気にハマッていくのもまた魅力なの。だから、韓国ドラマにハマッたら日本のぬっるいドラマなんてもう見る気がしないわぁ。って。長々と韓国ドラマにハマッテるわたしの日常を書き連ねたんですが。実は、数日前から。一部のBLファンでは有名な木原音瀬さん原作のBLCD『COLDシリーズ』を聴き始めたんですよっっっ。このBLCD。全部で三部作になってるんですが、1セットが二枚組というボリューム感満載のCDなんです。『BLCD COLD SLEEP 』BLCD COLD SLEEP価格:4,935円(税込、送料別)『BLCD COLD LIGHT 』BLCD COLD LIGHT価格:4,935円(税込、送料別)『BLCD COLD FEVER 』BLCD COLD FEVER価格:4,935円(税込、送料別)第一部のCOLD SLEEPでは、高久透っていう青年が交通事故で記憶喪失になったところから始まるのね。だから、青年も自分の過去とか全然わかんなくて不安なの。そこへ友人だと言う年上の男性が彼を引き取り、面倒を見てくれることになったの。ところが、彼を引き取った男性は友人だということ以外、なにも話してくれないの。それで、不安になった高久透が自分の過去を調べてる最中に、大変なことが起きてそれがきっかけで、自分の起こした事故は自損ではなかったことを知り、衝撃を受けるの。で。高久透は、自分を引き取ってくれた藤島という男性に、次第に心惹かれていくのね。第二部のCOLD LIGHTでは、一転。高久透を引き取った藤島の過去物語が始まるの。これが、すごいんだよ!実は、ふたりは友人同士ではなく、全くの他人でもなく。昔、子供の頃同じ家に住んでいた関係だったんだよ。でも高久透は、継子で藤島の母親から執念深い虐待を受けてたんだよね。ふたりの子供時代のドラマが終わると、現在のふたりにドラマが移行して。いろいろあったけど、ふたりは心の通い合った恋人同士になるのよ。で、記憶を失った高久透は、今の生活に満足していて、藤島も高久透の深い愛情を受けて、ささやかだけれど幸せな日々を過ごしているの。ふたりの未来は、明るい光に満ちあふれているいいお話なの。ところが。第三部のCOLD FEVERを、聴き始めた途端。最大の不幸が襲いかかってきたことを、リスナーは思い知らされるのよ。なんと、CDが再生して、ドラマが始まった瞬間に衝撃の展開が始まってるの。目が覚めたら、高久透は記憶が戻っていたの。でも、ふたりが幸せな生活を始めてから既に6年が経っていたの。高久透は、記憶が戻ったけれど、ふたりで過ごした幸せな6年間の記憶を今度は代わりに失ってしまったのよ。だので、高久透には憎くて八つ裂きにしても足りないくらいの藤島と同居生活を送ってきたことが、許し難い事実であってどうしてもそれを、受け入れるわけにはいかないのね。思いあまった高久透は、藤島を虐待し始めるのよ。と、いうわけで。実は、まだ3部の途中までしか聴いて無くて。早くこの続きが聴きたいわたし。とにかく、この『COLDシリーズ』BLものなのに、ものすごい衝撃的なお話でBLとか、そうゆう範疇じゃなくて、蟻地獄的なドラマ展開にクラクラします。巨大な運命の歯車に、ミシミシと押し潰されていく青年の苦悩と怒りがもーーーー!わたしの脳内に襲いかかってきて、とにかく面白いんです。韓国ドラマのような衝撃のストーリー展開が、居てもたっても居られないくらい心を鷲づかみにされます。失われた過去とか。家族の確執とか。夫婦間の憎悪とか。復讐とか。無償の愛とか。激しい暴力とか。歪んだ愛情とか。ささやかな幸福とか。未来とか、希望とか、絶望とか。韓国ドラマ必須アイテムが、全てギチギチに詰め込まれているのよ。この『COLDシリーズ』は。BLなのに、韓国ドラマ要素が満載で。もう、今週のわたし。『COLDシリーズ』に夢中です。それでね。主人公のふたりの物語だから、ふたりを演じてる男性声優さんは当然凄いんだけど。藤島の母親役を演じてる女性声優さんが、凄かったよーー。わたしは、むしろこの母親を演じてる声優さんに、耳を奪われました。藤島の母親って常軌を逸してるのね。それも昔からずっと、藤島に極度の歪んだ愛情を強要して、彼の全てを束縛してるのよ。その演技をしてる女性声優さんが、良かったですーー。藤島の母親って第二部から出てくるんだけど。子供の高久透に執拗な暴力虐待をするのね。それも、凄かったし。その後、逃亡していた藤島と高久の前に現れて狂気的な罵声を浴びせるのよ。この、狂気の母親が居るから、このストーリーも常軌を逸脱していて壮絶さが増してるんだと思うわ。今、わたし。まだ三部作のラストまで聴いてないので。この母親が、この後また出てくるのかどうか知らないのよ。藤島を愛して高久透を憎んでるから、絶対また出てくるとは思うけど。この狂気の母親に対するリスナーの嫌悪感も、絶対想像以上にあると思うのね。ドラマには、欠かせない必要悪な存在だよね。こうゆうキャラが居ると、ドラマが予想付かなくてドキドキするんだけど。また突然出てくるのかな?死ぬか、殺されるかしない限り安泰はないような悪魔キャラなんだけど。どうなるのかなあ。ああ、早く時間取ってラストまで聴かなくちゃ!それも。そうだけど。録画済みの韓国ドラマも、早く見なくちゃ~!!!