ひとひらの　ローズ

本日より　午後連＋夜間連　トータル8時間練習突入。

くっ苦しい。息が続かない。
口角筋が　震える　・・・。

こんな時に限って　休符の少ない楽曲。

まだ　復帰後　20回と　練習していない。

も～。まだ新人なのだから　手加減してよ～。
の　泣きの入る私に　指導者は容赦なく　笑顔で
もう一回　今の所から・・・　と。

今の所って　私メインの小節じゃない。
もう～。

気合だぁ。っで　吹きぬいた。
私のクラ　少しずつ　私の気持ちを理解してくれて
こんな時は　私以上に　楽器のほうが　頑張ってくれる。

さぁ　８小節　休符よ。
ふっと　呼吸を落とすと
Asaxのsolo。

ふっと　振り返ると　男性。（青年かな？）
とても　中性的な音色を出すの。
男性でもなく　女性でもなく
でも　何処か　凛として　透き通った。
男性的な野望の音色ではなく
女性的な甘い音色でもなく。

まだまだ　発展中の彼の音色。
でもね　彼の音色に　一目惚れ。

目を閉じて　聴き入っちゃった。

そう　私も演奏者だった事　忘れて　・・・。

彼の音色が止まった時
全ての音が止まった。

ん？　我に返る私。
あっ。私だぁ。　彼の solo を　引き継いで
音をつなぐのは　・・・。

気付けば　楽団の視線は　私に向けられ　・・・。
指導者も　おいおいって表情。

『 あっ。ごめんなさい。はずしました。』
とりあえず　自己申告。

爆笑の渦に　・・・。

気を取り直して　練習再開。

この楽団にも　いろいろな　複雑な環境の中
頑張って生きている方が多い。

なので　音色も個性的。

それでも　指導者は　全てを抑えるチカラを備えている。
そうして　団員も置かれている立場は皆違うけど
ひとつに　なろうと　努力している。

少しずつ　楽団の状況も把握でき
この中で　私の音色を見つけたい。
そう　再度思える一日でした。

さぁ。来週は　聴き入らないように
注意しなくちゃ　・・・。

とりあえず　今日は頑張ってくれた私のクラに
感謝の気持ちを込めて　キレイに磨こう　・・・。


あっ。リードが　またひとつ　撃沈しました。