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今年も梅雨の季節になった。
今しも1年の半分が過ぎようとしている。 光陰矢の如し 少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず などなど 様々な格言が心をよぎる。 過ぎゆく時を大切に 一瞬一瞬 その時その時に感じたことを蔑ろに捉えず 心して生きたいとつくづく思う。 せんだっても 視聴率低迷に悩む大河ドラマを 数本まとめて見ていたら 感動したことがあった。 数日分まとめて録画してあったのを 久しぶりに飛ばしながら 観賞していた時の話である。 第23回目の放送の ドラマの中のワンシーンに 感銘を受けた。 書物にあっても 論説文の中にではなく 小説の中にこそ 人生の機微や真実 人生の何たるかを見出せる とは言うけれど こうした大河ドラマのような 作り話のドラマの中にも ほんの些細な 小さな一言二言の中に なるほどなあと心が痺れる 宝石のような深い感慨が存在したりする。 今回の視聴の中で心に残ったのは 攘夷の策略に失敗し 公家三条実美を長州に匿うことになり 自暴自棄になって男泣きする久坂玄瑞の背中を 優しく癒そうとする芸妓(愛妾)の辰路の 台詞の中にあった。 「幸せなあんたさんの奥方は あんたさんの心の 本当の真ん中には触れられん。」 そんなような 非常に趣き深い台詞であったように思う。 勿論 上記の台詞は 物語の中にあって 作られたものだと解釈出来るのだが それにしても よく練り上げられた 味わい深い台詞だなあと つくづく感動してしまった。 人は 書を読み勉強し 人臣を極め 研鑽を積んで 教養を深めた 高潔の秀才英才達だけが 素晴らしいと称えられるのではなく 人の心の裏に優しく寄り添え 人の身の上や心情を推し量り 温かな同情が出来る 思いやりある人間が素晴らしいのだと 改めて思う。 久坂のことを 最初から淋しい人と見抜いた辰路は ワイワイと賑やかに 大家族の中で育った久坂の妻 文のことを幸せな人だと感じ取る。 勿論 そのように育った文が悪いはずもないのだが 文には久坂の心の闇は癒せないと察知する。 不幸せな星のもとに生まれ 物心ついた時から置屋で育ち 淋しさの中で過ごして来た辰路だからこそ感じ 悟った言葉なのだと思われた。 そんな辰路だからこそ 久坂自身にもわからない 彼の心の淋しさが見て取れ 想像出来たのではなかろうか。 温かな思いやりの心は 学を極めた崇高な人物の中にだけ 育成され存在するものではなく 様々な人生の中で苦労を重ね 悲しみに涙を流し続けた 辰路のような人間の中にも育まれるものだ。 「幸せなあんたさんの奥方は あんたさんの心の 本当の真ん中には触れられん。」 と言う台詞は 深く 趣き深い指摘であるように感じられた。 幸せに育った文には 読めない(見えない)久坂の心の闇。 そうした心の闇の部分を いとも簡単に指摘した辰路の言葉は 重みのある 趣き深いものとして印象に残った。 小説やドラマから学ぶことは多い。 そう思うらしい。 今放映中の ドラマ「ランチのアッコちゃん」も 台詞内容が面白い。 ドラマの中で語られる こんな台詞も趣き深かった。 「あなた ランチをなめているんじゃない? あなたの体は 何でできていると思う? あなたが食べたもので できているのよ。 残り物が 悪いわけじゃない。 その残り物を どうせ残り物なんだからと思いながら 口にしていることが悪いの。 だから あなたは 生き方も変えられない。 そうでしょ? あなた 人生を変えたいんでしょ? 生き方を変えたければ 食べ物を変えなさい。」 そんなような 言葉だったように思う。 心に残る台詞だった。 話は変わるけれど 自宅の庭に 青く綺麗な色の 紫陽花の花が咲いた。 今年も 沢山咲いたので 花瓶に生けるだけではなく 両家の墓前に供えたり 実家の母や お世話になっているジムに届けたりして 皆に喜んでもらった。 切り花の贈り物は いいものだと思う。 世の中に 生花を嫌いな人はまずいないし 単純に喜んでもらえるからである。 花を育てたり 家庭菜園に水をやったりすることは 植物に対する思いやりにも 通ずるように思われる。 わたくしごとで恐縮なのだが 先月の母の日に 「お母さん、ありがとう。」 と言って 夫と次男の連名で 数本の栄養ドリンクと カーネーションの鉢をもらった。 そのカーネーションの花は 毎日の水やりで 今も綺麗に咲いている。 そうした母の日には 親元を離れて暮らす 大学生の長男からも 嬉しいメールが送られてきた。 「今日は母の日でしたね。 お母さん、いつもありがとう。」 そんな嬉しい内容だった。 彼は 5月の弟の誕生日の日にも 「誕生日おめでとう。」 のメールを 送っていたようで 心優しく育ってくれて 嬉しく思った。 先日 父の日を前に 実家の両親に それぞれ傘を贈った。 喜んでもらえて嬉しく思う。 せんだっての休日の日曜日には 夫婦で とあるアウトドアの大会に参加。 (配られた地図を片手に 限られた時間内に 丘陵地帯に隠されたポイントを探して走り 得点を競うレクリエーションスポーツなのだが) そうした大会にエントリーし 一般ペアの部で 見事 総合1位になれた。 写真を撮ってもらい 賞状と記念品を頂き いい思い出になった。 また 大好きなダンスの方は インストラクターが選曲してくれた 西城秀樹の「情熱の嵐」 ジャニーズのNEWSの「KAGUYA] EXILEの「FLY AWAY] と 踊りの振り付けを覚え ダンスのレッスンを重ねて 踊ることが出来るようになった。 そして 今は SEAMOの曲を練習している。 雨の季節は続いてゆく。 どちら様も どうぞ 体には 充分気を付けて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.12 20:09:45
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