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紫陽花にも
様々な色合いがある。 どれも その花なりに 味わいのある色合いが多くて その花なりに素敵なのだが 人の好みは人それぞれ。 であるゆえ 色に対する好みのほうも また 趣き深く思えて 面白い。 白や淡いピンク色 紫色の紫陽花も それはそれで綺麗で 愛らしいと思う。 が やはり 青色の紫陽花は 飛び切り風情があるように思われ 瑞々しい気品と 清々しさが感じられ美しく 鬱陶しいこの梅雨の季節を 和ませてくれるようだ。 紫陽花の花びらは 青色が好みではあるけれど 着る洋服に 寒色系の色合いを持ってくると 顔映りが淋しくなって どうしても老けがちになる。 地味な色合いの洋服は デザインを考慮しないと 暗く老けた感じになりやすい。 であるからして 洋服を選ぶ際には 面倒臭がらずに 必ず試着をして 自分の体に合っているかどうか フィット感 着心地等を確かめ 本当に似合っているかも含めて 再度鏡の前で確認してから購入したい。 人はTPOを考慮に入れて 着るべき洋服を選ぶのが一般的ではあるけれど 個性の主張も重要であり 尊ばれるべき要素であるように思われる。 また 当然のこととは言え お洒落とは ブランドを着こなすことでも 身に付けることでもない。 私は高額な洋服を身に付けていますと 人に対し宣言し 見せびらかすことではないのである。 せんだっても偶然 テレビ番組「サワコの朝」を見ていたら 齢82歳になる 女優の岸恵子が出演していた。 司会の阿川佐和子が 岸に向かって 「50代60代70代の方々に対して 何か伝えたいことはありますか?」 と投げ掛けると 岸はすかさず 「1人の時も お洒落をしなさい。」 と答えていた。 そうした言葉が 潔く耳に残って 印象深く感じられたようだ。 1人の時も お洒落をと言うのは 人に対し 見せびらかさないと言う コンセプトが含まれている。 本当のお洒落は 自分の中で楽しむものであって 人に対し アピールするものではない。 何かしら 趣き深いコンセプトであるように思う。 今しがた 見せびらかさないと言う 奥ゆかしく 慎ましやかな言葉が脳裏に浮かんだら 脳細胞が急にシナプスを繋いで ドラマ「ランチのアッコちゃん」の 最終回の中のワンシーンを 思い起こさせた。 そうしたシーンのコンセプトも確か 「人に見せびらかなさい幸福」 だったようである。 情報を情報として 単純に受けとることや 情報を受ける側の心(気持ち)の有りようも 非常に大切だと感じられた。 人は食べたもので出来ている。 食べることは生きること。 感謝の気持ちを持って 健やかに和やかに 生きたいものだと思う。 明るく朗らかに 微笑みを絶やさず 楽しんで生きることも 大事なことであろう。 見せびらかさないと言うキーフレーズが とても奥ゆかしかったので 奥ゆかしさを感じさせる 風情の有り様に対し 思いを馳せてみた。 そしたら今度は 心の中に 古語である「ゆかし」と言うフレーズが 何故か浮かんで来た。 「ゆかし」は 以前から大好きな古語である。 意味合いは 心惹かれる だ。 心惹かれるものがあり 興味関心の芽が多岐に渡る人は 若々しく老けにくいと言われている。 何かに心惹かれるからこそ もっと学びたい 上達したい 深く味わいたい 楽しみたいと思うからだろう。 逆に 心惹かれるものがないと言う人は 心淋しく 孤高であるように思われる。 小さなことであっても その中に 喜びや幸せ 楽しみを見出す人は素晴らしいと思う。 そんな人になりたいものである。 休日の朝 3者が集っておしゃべりに興じる 「ボクらの時代」と言うトーク番組がある。 そのトーク番組に 教育評論家の尾木直樹と 東京都教育委員の乙武洋匡 精神科医の泉谷閑示が出演し 楽しいトークを展開していた。 会話の中で登場していた 「平等こそが子供をダメにする」と言った示唆も 面白く感じられた。 誰か1部でも傷付く子がいるから (上記の事例としては 学校にバレンタインデーチョコを 持ってきてはいけない理由が挙げられていて 残念でナンセンスと話し合われていた チョコをもらえないからこそ気付くこともあり その子の学びにつながると言った内容だった) やめなさいと言うのは 皆一緒じゃなければいけないと言う 思想につながると嘆いていた。 教育現場でのイジメも話し合われていて 道徳教育を強化したところで イジメはなくならない 道徳的判断と実践の間には大きな段差がある と指摘していた。 悪を排除するだけだと 薄っぺらな人間を作ると言う発言があり 性善説でも性悪説でもない性弱説を挙げ 道徳教育も これが正解です じゃなくて 嘘はいけないと言うことを教える項目なら 子供達に対し 嘘って本当についちゃいけないものなの? と問いかけ じゃ どんな時なら嘘をついても許される? と言ったような 考えさせる道徳の授業をやって欲しいと 提案していた。 「道徳こそが人をダメにする」と言う 上記の項目の 次に語られていたのは 「恋愛離れこそが若者をダメにする」 (失恋から様々なことを学ぶから) と言う 項目であった。 「五体不満足」と言う 著書で有名な乙武は 「男友達が 僕に対して いいなあ乙武 お前はモテるからなあ と言うんですが 五体満足で 案外イケメンの友達が 重度障害者の僕に向かって そう言うのは 何か可笑しな感覚があって … 要するに 女性は 見た目や 頭の良さなんかより その人と一緒にいて楽しいとか その人が話を親身に聞いてくれて嬉しい とか… そう言うことだと 思うんですよね。」 と発言していて 非常に印象的だった。 つまりは 言葉 表情 態度などを 褒める 認める 受け入れる そうした要素が 人間関係 コミュニケーション能力には 大切なのだと思う。 夫婦と言う単位には 同じ共同プロジェクトを やっていけるかと言う要素が 大事になるが まずは 心惹かれるか 安心でホッとできるか 素のままの自分を出せるか が 重要項目だ と 語られていた。 心惹かれる が 出て来たので 心惹かれると言った意味合いがある 「ゆかし」と言う 大好きな古語に 再度 思いを馳せてみたい。 「ゆかし」が 効果的に使われている 味わい深い一句を紹介し 今回は お開きにしたいと思う。 「山路来て 何やらゆかし すみれ草 松尾芭蕉」 いやはや 流石ですね。 梅雨末期は 大雨傾向。 どちら様も 大雨には どうぞ 気を付けて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.06 15:13:46
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