被災地より
宮城県仙台市にて震災の被災者です。家族も無事です。家も無事です。多くの友人知人の家が津波で流されました。市内でも多数の子供たちが行方不明です・・・・。無事だった我が家の子供たちの命を大切にしっかり育てていかなければと思っています。今,必要なのはガソリンです。宮城県ではガソリンが足りません。ガソリンがなければ,けが人や病人を病院に運ぶのも困難です。水や食料を運ぶのも大変です。外は吹雪いて雪が積もっています。自転車での移動も困難です。我が家には7歳,6歳,3歳,1歳の4人の子供がいます。食料を手に入れるためにも,おむつを買いに行くにも,車での移動が不可欠です。寒いので暖房が必要ですが,灯油を買いに行くことができません。主人の職場は学校で避難所になっているため,避難している方々の食事の準備などをするため,仕事を休むことはできません。通勤するためのガソリンがなくなり,今日は職場に泊まると連絡がありました。営業しているガソリンスタンドが少なく,7,8時間並んで1000円から2000円分のガソリンを給油できれば幸運です。幼い子供たちを抱えて,給油できるかどうかわからないガソリンスタンドに並ぶことも難しいのです。宮城,仙台でこの現状です。北に行けば行くほど,寒さも厳しく,状況も悪いと思います。どうか,被災地に,ガソリンと灯油が届くよう,お願いします。並ばず,ガソリンや灯油が手に入るようになるとうれしいのです。命があるだけありがたいと思っています。だからこそ,今,元気な子供たちの命を守りたいのです。