カテゴリ:座敷童 多恵ちゃんのお話
ざしきわらしちゃんとの毎日は本当に楽しくて、一人っ子の寂しさを 癒してくれる相手でもありました 子供の椿が座敷わらしちゃんの事を他の人たちにはまったく見えないことを 当たり前の事として捉えていたことが我ながら不思議です。 座敷わらしちゃん(多恵ちゃん)は他の人間がいる時はそっとどこかに 行ってしまうか、 じっと黙って座っていました。 椿が小学生になると人間の友達と毎日、遊ぶようになり 自然と多恵ちゃんとは遊ばなくなり多恵ちゃんも頻繁には現れなくなりました・・・ それでも、たまに夜、寝ている椿を起こして「遊ぼう遊ぼう」と催促 してくる事もありましたが、少し成長した椿にとって多恵ちゃんとの 遊びは少し物足りなくなっていたので、ずっと無視していました・・・ そんな頃、いつもように寝ている椿を起こしてきた多恵ちゃんに 「うるさーい!!もう来ないで!!」って言ってしまったんです・・・ そしてそれ以来、多恵ちゃんは現れなくなってしまったのです 椿が七歳の時のことでした 人との出会いや別れに偶然などはなくどちらの場合も祝福であるように、 多恵ちゃんとの出会いと別れにも多くの祝福が隠されていた事に・・・ 椿にとって深い意味があった事に・・・ 今、気付けた事に心から感謝しています ありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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