テーマ:お勧めの本(7401)
カテゴリ:本・マンガ・映画・TV
美輪明宏さんの、愛の話 幸福の話という本を読みました。
読んでみると、日本語の表現がとても美しくて、文もおもしろく、一気に読んでしまいました。 愛について、恋について、精神の高めかた等が書いてあって、おもしろかったです。 「月のうさぎ」の話が載っていて、それを読んだ時に、「あ~、私と同じことを考えてる!」って思いました。 「月を見て、月にいるうさぎのことを思ってみる」というような話です。 今の社会は、ギスギスした現実があるだけで、夢見ることやロマンを求める人が減っているのが、悲しいけれど事実だと書いてありました。 いつか、親になった時に、子供に「月のうさぎ」の話をしてあげるような大人でいてほしい、と書いてありました。 私は、月にうさぎが見えます(笑) 小さい頃からずっと思っていて、月を見るたびに、「うさぎがいる」って思ってました。 大人になってからは、人にどう思われるかもわかんないので、人前ではあまり言ったことはないです・・。 なので、美輪さんからのこの話はとても嬉しかったです。 あと、「文化が大事」と言うことが何度となく書いてありました。 美輪さんは、戦前に生まれて、戦前の生活から戦争も経験して、戦後の世の中も見てきた方です。 そこで思ったこととは・・・。 戦前の日本の文化は、それはもう素晴らしいもので、芸術や人の美意識も高かったそうです。 なのに、戦争が日本の文化を壊した・・。 それがほんとに悔しい、と。 戦前は、能や歌舞伎・狂言なども、庶民の楽しみで、誰もが見に行けるものだったのに、戦後になってからは、「敷居が高い」イメージがあるのか、見に行く人も限られてきた。 とか 戦前は、着ているものも個性があって自分の考えで行動できていたものが、戦争のせいで、「みんな同じが良い」みたいな傾向になってきたのがおかしい。 ということも書いてありました。 そういう、日本独特な「文化」が戦争によって、廃れて(すたれて)しまったのだと思います。 「個性」「上品な立ち振る舞い」「美しい日本語」等々・・。 私もこれを読んで、「ほんと、そうかも。」と思いました。 現代は、音楽もガチャガチャしたものが多いし、ファッションも殺伐としたものが多いから、残酷な事件が耐えないの、だと。 「なるほど~」と思いました。 現代の人たちは、「時間がない」というのを理由に、読書や舞台鑑賞・音楽鑑賞などをすることが少なくなってきた・・。 時間がない中でも、たまには本を読んだり、自分の好きな音楽を探してみたり、したいです。 この本の中で、みっち~(及川光博)と美輪さんとの対談が載っていました(^^) これがかなり良くて! みっち~が、美輪さんと同じような考えを持っていることがわかりました。 前世で何か関わりがあったのかも? 気が合うんだろうなぁ、と思いました。 あと、瀬戸内寂聴さんとの対談も。 なかなか興味深かったです。 2人とも、壮絶な人生を送っているんですよね。 感動しました。 江原さんの本のほうを多く読んでいて、その上で美輪さんの本を読んでいます。 2人とも考えかたとか、問題の回避方法とか、似ている点がたくさんあって、何だか嬉しくなりました。 興味があるかたはゼヒ読んでみてください。 他にも書きたいことがたくさんあるんですが・・。 長くなったので、このへんでやめておきます。 うまく表現できてなくて、すいません・・(汗) 愛の話幸福の話 美輪明宏著 ←この本も読みました。 ああ正負の法則 美輪明宏著 ←CD欲しいです 美輪 明宏 全曲集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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