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カテゴリ:小説です。
東洲斎写楽とは何者だったのか。 謎の多すぎる人物、本当の姿が見えない人物。 写楽は生きていた当時から謎に包まれた絵師だった。 だからこそ、色々な物語が想像される。 この作品もそんな作品の一つにすぎない。 それにも関わらず、 私はこの作品を“事実”として受け入れてしまいそうになった。 初めて読んだ中学2年生の頃の話だ。 さすが高橋克彦と言うべきか、とにかく吸引力のある文章。 そして写楽や浮世絵などに関する情報も厚い。 正直、犯人が誰かよりも、 写楽は何者なのかを解き明かしていく方に心を奪われた。 とにかく吸い込まれて、 食事やトイレなんか忘れるぐらい熱中して読んでしまう。 傑作だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.16 22:27:01
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