ただ今、サンポ中です。

監督 スタンリー・キューブリック
Cast マシュー・モディーン、アダム・ボールドウィン、ヴィンセント・ドノフリオほか

海兵隊新兵訓練所に入隊した新兵たちは、
地獄のような猛訓練により殺人兵器へと作り変えられる。
そして彼らは戦地ベトナムへ送り込まれ…


『硫黄島からの手紙』を観たとき、
自分はこの映画を思い出した。

戦争によって人間性を失っていくのは、
どの戦争映画でも描かれていることだけど、
硫黄島の西郷（嵐の二宮君）の顔から感情が失われていく様がね、
なんとなくこの映画を彷彿とさせたのよ。

いわゆるキューブリックらしい作りで、
暴力的すぎることは否めないけど、
戦場での戦いよりも、
人と人との交わりに重点を置いているというか、
何のために戦っているのか、
戦争は何を残すのかを見た者に考えさせてくれる作品だと思う。

アメリカが勝ちました。とか、
日本の軍人たちは勇敢に戦い抜きました。とか、
そういう安っぽい押し付けを感じない作品。

苦手な戦争映画でも、これは好きな方だった。