|
カテゴリ:晴れ映画です。
時々
奈良の山間にあるグループホームに、新しく介護福祉士として働くことになった真千子。 そこで、妻を亡くした認知症の老人しげきと出会い、徐々に打ち解けていくが… カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた 河瀬直美監督の『殯の森』が先ほどNHK-BSで放送されたので拝見した。 なるほど、 いかにもカンヌが好きそうな作品で、 自分にとってはトラウマを呼び起こさせるものだった。 緑 が印象に残る。 まるでドキュメント作品を観ているような気持ちになる作品で、 画面いっぱいに広がる緑が、自然の風を伝える。 こういういかにも自主映画な作品が、 カンヌは好きだよね。 静かで、淡々としていて、人がちょっと壊れてて… きっと傑作なんだ。 でも、トラウマのある自分にはちょっと 映画学校に通っていた当時、 こんな作品ばかり好んで作っていた。 いわゆる大衆向けなのではない、ト書きと映像で見せるような作品。 河瀬監督は並々ならぬ根性の持ち主だろう。 こういう作品を取り続けるのには並みの精神力では無理。 自分は無理だった。さっさとその場所から退いた。 だから、そんな自分にはこの作品を非難することができない。 一つ言わせてもらうと、 カメラが小刻みに揺れすぎ。 それが演出なのかもしれないけれど、 小刻みに揺れすぎたせいで、ちょっぴり気持ち悪くなった。 プロじゃないよね、カメラマン。 あれはないよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.30 00:21:58
コメント(0) | コメントを書く
[晴れ映画です。] カテゴリの最新記事
|