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[曇り映画です。] カテゴリの記事

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  『ニムの秘密』

  監督 ドン・ブルース Cast(声) ハーマイアニ・バドリー、ジョン・キャラダインほか病気の息子を救うために忍び込んだ屋敷で、トラクターが住処を襲うことを知ったお母さんネズミ。引っ越しをするために大ネズミを頼り奔走するが…長年ディズニーでアニメを作ってきた人が、退職後に作っただけあって、かなりのディズニーテイストな作品。ネズミも可愛いけれど、カラス？九官鳥？な相棒（？）もなかなかナイスなキャラクター。でも、彼が関わったであろうディズニー作品と比べると、やはり小粒感を感じる。アクションシーンとか、よく出来てると思うんだけどな。なんだろうね、このこじんまり感。ネズミだから？でもビアンカなんかは、もっと壮大に感じたけど。まとまりすぎてるのかな。子供向けだから、まとまっているのは当然なのだけどね。崖（岩山）で戦ってるシーンを見ながら、すごい高い山だけど、ネズミだからそう見えるだけで、ここに人が立ったら、２mもない山なんだろうな。と、思ってしまった。かわいいネズミが大活躍する映画なので、そんなのが好きな人はどうぞ。

  2007.03.25

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  『ダイヤルM』

  監督 アンドリュー・デイヴィス Cast マイケル・ダグラス、グウィネス・パルトロー、ヴィゴ・モーテンセンほか妻の浮気を知った事業家・スティーブンは、破綻寸前の会社を守るため、妻を殺害し、資産を手に入れようとした。彼は妻の浮気相手である芸術家を脅し、50万弗の報酬で殺人を依頼したのだが…オリジナルを越えるのは難しい。ましてやオリジナルは、あのヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ』。良い作品は、リメイクでもある程度の質は保たれる。その分、オリジナルを知っている者からは見比べられ、大概は「オリジナルの方が良かった」と言われてしまう。う～ん、どうなんだろうね。何が決定的に劣っているのか。映像の“質”は当時よりも間違いなく向上してる。でもその分、おどろおどろしさが低減してるのかな。この作品、オリジナルよりもドキドキすることが少なかった。内容を知っているからか。（オリジナルを見てる上、この作品映画館でも見てるしね）う～ん。オリジナルはこちら。

  2007.03.24

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  『クルーシブル』

  監督 ニコラス・ハイトナー Cast ダニエル・デイ＝ルイス、ウィノナ・ライダー、ポール・スコフィールドほか１７世紀末。メイドの少女アビゲイルは、主人であるジョンと関係を持ち、それを知った妻のエリザベスに解雇される。アビゲイルはエリザベスへの復讐のため、エリザベスを魔女にしようと……アビゲイルの病的なまでの復讐心のために、何人の人が犠牲になったのか。でも、全くのフィクションではない。事実を基にして描かれたこの作品。ストーリー自体はフィクションだろうけれど、この時代のこの場所に生きてなくて良かったと心から思う。魔女狩りは実際にあったことなのだから。科学も医療も発達していない時代だったからこそ、偶然が“何かの力”だと信じられた時代だったからこそ、こういう事件が起こり得た。起こり得たことが恐ろしいなと思うよね。それは神を絶対的な存在と信じる力。悪魔、魔女…信じてしまったら疑いようがない。今の時代の日本に生きれてて良かった。結末がなんだか虚しくてね。結局アビゲイルはどうなったのだろうと、すっきりしない終わり方。これ、ウィノナはかなりの嫌われ役だよね？

  2007.03.22

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  『ポイント・ブランク』

  監督 ジョージ・アーミテイジ Cast ジョン・キューザック、ミニー・ドライヴァー、ダン・エイクロイドほか元CIAの凄腕の殺し屋マーティンは10年ぶりに故郷に戻った。久々の帰郷で旧友との再会し、“恋”を満喫し始めた矢先、新たな危機が迫ってきて…殺し屋が主人公。つまり死体の山が登場するわけで。嫌いよ、嫌い。でも、この作品、悲壮感がないんだな。殺してるのに笑いにしてるというか、そこは不快であったりもするのだけど、悲壮感がない分、死体に気を取られずに見られた。こんな仕事してた人が、人生リセットなんて簡単にできないよ。そりゃ色々とさ問題は出てくるわけよ。そんなこともコメディっぽく見せている。全体を通して思ったことは、２時間ドラマっぽいなということ。あぶデカみたいな、そんな路線の２時間ドラマ。ガッツリ見るタイプの映画ではないかな。

  2007.03.22

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  『シリアナ』

  監督 スティーヴン・ギャガン Cast ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アマンダ・ピートほかベテランCIA工作員ボブは、息子の大学進学を機に引退を決意。最後の任務として指令されたのは、中東アジアにある国の王子ナシールを誘拐し、暗殺することだった…難しい。ノンフィクション本を元に描いた作品だというから、本当にあったことなんだよね。あるんだな。自分の居る世界とはあまりにかけ離れていて、宗教の違いもあるから、というか、なんちゃって仏教の家系（墓参りしかしない）だから、熱心な宗教徒の気持ちがいまいち分からない。そこでまず置いていかれる。で、複雑ではないのに複雑に感じる。何が敵やらなんやら、みんな敵？頑張って最後まで見てみたけれど、自分は１回では理解できないようだ。

  2007.03.22

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• 『1941』

  監督 スティーヴン・スピルバーグ Cast ダン・エイクロイド、ネッド・ビーティ、ジョン・ベルーシ、三船敏郎ほかCA沖に突如現れた日本軍の潜水艦。彼らはハリウッドを目指していた。しかし、全く別の海岸沿いの町をハリウッドと勘違いしたことから、軍人のみならず、そこの住人たちを巻き込んだ大騒動を起こしてしまい…すんごいもの見ちゃった。そんな気分になるスピルバーグのＢ級迷作。やっちゃった感たっぷりすぎて、戦争モノだというのにひたすら笑う。日本軍もほっとんど攻撃してないしここまでやりきってしまうと、清清しいよ。この約30年後に日本を舞台にしたハリウッド映画『硫黄島からの手紙』の製作に携わることになろうとは、たとえスピルバーグでも想像できてなかったろうな。時代は変わったよ、まったく。スピルバーグがいかにやっちゃったかを楽しみたい方は、見てみてくださいな。

  2007.03.21

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  『ビッグ・バウンス』

  監督 ジョージ・アーミテイジ Cast オーウェン・ウィルソン、モーガン・フリーマン、　　　ゲイリー・シニーズ、チャーリー･シーンほかサーファーであり、詐欺師であるジャックは、訪れたハワイのリゾートホテルの建築現場で働き始めるが、トラブルを起こし即解雇に。ある日彼はセクシーすぎる美女ナンシーと出会い…これだけのメンツを集めてこの内容かいっ！と突っ込みたくなるほどのくだらなさ。モーガン・フリーマンはまだしも、ゲイリー・シニーズは…彼だけに何かあるのかと思っちゃうじゃない。なのに、なのに、何も無いしそしてお久しぶりのチャーリー・シーン。なかなかおいしい役で。でも、なんとなく寂しさも覚え複雑な気分。くっだらないし、話は進んでるようで進んでないし、どうしたものかと思っていたけど、最後の15分くらいでどんでん返しがあって（大ではない）、ちょっとばかり楽しめた。役者たちの勿体無い使い方を堪能したい方はぜひ。

  2007.03.20

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  『ケーブル・ガイ』

  監督 ベン・スティラー Cast ジム・キャリー、マシュー・ブロデリック、レスリー・マン、ジャック・ブラックほか不動産会社に勤めるスティーブンは、引っ越したばかりのアパートでケーブルテレビの申込みをした。工事にやってきたケーブルガイは、妙に馴れ馴れしく…むか～し見ているはずなのに、どんなだったか全く覚えていなかった。でも、見てすぐに思い出す。ああ、あまり面白くなかったから覚えてなかったんだ。と納得。ただ面白くなかったというより、ひたすら気持ち悪いの間違いだったな。ジム・キャリーの顔を存分に生かした気持ち悪い役。それを宛がうベン・スティラーはナイスあんなのに関わりたくないねぇ。気軽に「友達になって」と声掛けてくる人と友達になっては駄目ね。ちゃんと人となりを見てから判断せねばね。そういう教訓は学べる作品。

  2007.03.20

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  『終わりで始まりの４日間』

  監督 ザック・ブラフ Cast ザック・ブラフ、ナタリー・ポートマンほか感情を失った売れない役者アンドリューは、母親の死を機に９年ぶりに故郷に戻った。しかし、父親との関係はこじれたまま、再会した旧友にも違和感を覚えてしまう。そんな中、訪れた病院で不思議な少女サムと出会い、彼は感情を取り戻していく…見る人によっては共感できるんだろうな。一目ぼれとか信じる人とかね。自分は全く駄目だった。作りは悪くないと思う。ただ「ありえないな」と思ってしまうたった４日間の話なのよね。人によっては、されど４日間かもしれないけれど、どうでしょう。たった４日間であんなにも愛し合えるものだろうか。自分にはそんなことがないから、どうしても共感できない。でも、人と出会い、人に影響され、失いかけていた感情を取り戻していく。それはあるかもしれないと思った。たとえ４日間だけでも、それはあるかも。LOVEではなくそちらを中心に見たら、もっと良く見えたかな。と見終えた後に思ったな

  2007.03.20

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  『ジャングル・ジョージ』

  監督 サム・ワイズマン Cast ブレンダン・フレイザー、レスリー・マン、トーマス・ヘイデン・チャーチほか飛行機事故でジャングルに落ちた赤ん坊のジョージは、英語を喋るゴリラのゴリに育てられ、ジャングルの王となっていた。ある日、ジャングルでライオンに襲われそうになっていた若い人間の女と出会い…申し訳ないけれど、B作品は晴れ映画にしないというスタイルがあるので、くもり映画の５くもりにしてみた。くっだらない、いかにも漫画原作の映画で、でもそのくっだらなさがとても良くて笑える。とことん貫かれるB級スタイル。いかにもなナレーション。お約束の体当たり。絶対死人が出ない素晴らしさ。いいよ、いいよ。でも一番心を奪われたのは、登場する動物たち。かわいいね。基本的にみんなかわいい。子供と動物には勝てないというけれど、その通りだよ、まったく。暇な時に見るには持って来いの映画だよ

  2007.03.18

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  『PLANET OF THE APES 猿の惑星』

  監督 ティム・バートン Cast マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム＝カーターほか西暦2029年。惑星間の偵察のため、オベロン号に乗る宇宙飛行士レオは謎の惑星に墜落。しかし、一命を取り留めたレオは目にしたのは人間が猿に支配される世界だった……何見ようかなぁなんて考えていた時に目に入った。（持ってたんだなあ、DVD）オススメ……ではないんだけどもこれはね、オリジナルが良すぎたんだよね。ティム・バートンでさえもオリジナルを越えられなかった。（いや、ティム・バートンだからか？）とはいえ、基本的にティム・バートンが好きだから、好意的には見てしまうところがあって。ティム・バートンだなあと思うシーンが多々出てきて、（猿たちの行進シーンとかね）思わずフフフと笑ってしまったよ。ふむふむふむ。これはね、オリジナルを見る前の前座としてみた方がいいね。

  2007.03.18

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  『フランティック』

  監督 ロマン・ポランスキー Cast ハリソン・フォード、エマニュエル・セイナーほか学会に出席するため、20年ぶりパリを訪れた医者のウォーカーと妻。しかし、ウォーカーがホテルでシャワーを浴びている僅かの間に、妻が消えてしまい…なんというのかね、ただただ妻を捜す話。着眼点は悪くないのに、いまいち感がプンプン。前半はハリソン・フォードしか出てこないのと、ラストのアクションがいかにも「演技してます」という感じだったのが、見る側のテンションを下げさせたのだと思うね。乗り切れなかった。とはいえ、さすがはポランスキー。及第点は越えていると思う。悪いのは……役者か？

  2007.03.18

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  『マダガスカル』

  監督 エリック・ダーネル 、トム・マクグラス Cast(声） ベン・スティラー、クリス・ロック、デヴィッド・シュワイマーほかニューヨークにある動物園。ライオンのアレックス、キリンのメルマン、カバのグロリアは、動物園から脱走したシマウマのマーティを探すために園を抜け出したところ、４頭は捕らえれ、アフリカへ向かう船へ乗せられてしまい…この映画で良い味出してたのは、主役の４頭ではなくペンギン軍団だ。ありゃ、完全に主役を食ったね。ドリームワークス作品の中でもこの作品は好きだ。シュレックをかなり押しているけども、自分はこっちの方が好き。というより、シュレックは押しすぎたせいで飽きかけてるよまあ、子供向けですから、展開が読める、ステレオタイプってのは脱していなく、予想どおりに終わっていく。そういう意味では、リトル・マーメイド～アラジンのディズニー時代ってのは、凄かったんだよね。あれも分かりやすい物語だったけれど、なんか深さがあったものね。そこがね、この作品に足りないところだね。だから曇りにしときます。

  2007.03.13

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  『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

  監督 マイク・ニューウェルCast ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンほか今年、“三大魔法学校対抗試合”が行われることになり、ホグワーツ4年になったハリー・ポッターは、何者かの意図により出場することになって…ハリー君がハリーさんになってしまっていて、う～んやっぱりさ、ゆっくり成長していく物語を、急激に成長していく人間が演じるのならば、ある程度完成された原作を一気に撮ってしまわないと、かなり辛いものがあるよね。最新作のハリーさんがどうなっているのか、かなり怖い状態。で、肝心の中身。前３作は原作を読んでから、映画を見た形だったけれど、今作は原作を読まずに見た。だから感想が変わるかと言われると…そうでもなかったりして。よくも悪くもハリー・ポッターの世界である。結末も読めてしまうというかね。やはり基本子供向けなんだよね、ファンタジーは。すごく分かりやすい。だからすごく見やすい。大人の目で見て評価しちゃいけないんだ。そんな感じね。

  2007.03.12

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  『シャーク･テイル』

  監督 ビボ・バージェロン 、ヴィッキー・ジェンソン 、ロブ・レターマン Cast ウィル・スミス、ロバート・デ・ニーロ、レニー・ゼルウィガー、　　　ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、マーティン・スコセッシほかホエール・ウォッシュという最下層の鯨洗浄会社で働くオスカーは、海のマフィアであるサメのリノの息子が事故死した現場に居合わせたことで、サメを殺した“シャークキラー”として有名になるが……声優陣が超豪華これで映画作ったらスゲーな となるが、これはあくまでただのアニメ。しかもドリームワークス製ですから…ね、大人向けアニメに仕上がっているはずもなく、展開が読めるままエンディングへ展開が読め、期待値も上げていなかった分、裏切られた感も全くなく擬人化した海の生き物たちが、まるで海の生き物ではないように動き、アニメならではの世界を作り上げる。単純に楽しめた。あのサメの良い人ぶり。そしてオスカーのアホっぷり。声優陣そのまま実写でやっちゃいなよ!みたいな。そっちの方が意外と面白くなるかもしれない。見てみたいな。

  2007.03.11

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  『CODE46』

  監督 マイケル・ウィンターボトム CAST サマンサ・モートン、ティム・ロビンスほか近未来の上海。滞在許可証（パペル）を偽造していたマリアは、その調査に訪れた既婚のウィリアムと恋に落ちるが、２人は“CODE46”という遺伝子法で禁じられていた関係で…アイランドと同じ“クローン”を題材にした作品。でもあれが徹底して近未来を通しているのに対し、この作品は中途半端に現代が残っている。むしろ現代の話に近未来を持ち込んだような…とにかく違和感。別にクローンだの遺伝子だの絡めなくて良いんじゃないの？ただの「出張を利用して、出張先で不倫した男」の話でしょ。っつーね。遺伝子法とか関係なく、ゴラッそりゃ罪でしょ、みたいな。こういう癖のある作品ってのは、好きな人は５つ星つけちゃうと思うのね。でも、自分的には、これは監督の趣味でしょ、という感じ。そんなシーンもあってね。ただ、そのシーンがまた中途半端。そこをもっと徹底してくれたらいいのに、っつーか、マニア向け。近未来であることをもっと生かした方が良かった。あまり現代臭を感じさせないようにしてくれたが良かったな。で、見てて思った。上海の人は、「上海はこんなんじゃねえ！！」と思うだろうな、と…

  2007.03.11

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  『アイランド』

  監督 マイケル・ベイ Cast ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソンほか閉ざされた空間。そこに暮らす人々は、選ばれた者だけが行くことのできる『アイランド』と呼ばれる場所に憧れを抱いていた。しかし、その“施設”で暮らしていたリンカーンは、恐れられている“感染”と“アイランド”の秘密を知ってしまい…最初から最後までポカーン最初っから現実っ気のない話だからさ、マイケル・ベイだし、非現実的とかそんなんは良いのよね。棚に上げといてさ。でもさ、ちょっと他人を巻き込みすぎだよね。主人公の２人が真実を知るために、自らの命を守り抜くために、一体何人の一般人を巻き込んだのかと。こういう話ってのは、そこを突くとキリがないんだけどもさ、ありゃちょっとしたテロだわよ。あるシーンでは911を思い出したぐらいだし。たまたまその場に居合わせた人々、たまたまその電車に乗っていた人々にとっては最悪な状態。でもそんな大惨事に対するフォローは一切なくて、あくまで主人公たちが生き残ることを優先で、その主人公たちの運の良すぎること良すぎること。何度も奇跡が起きちゃうから。なんだかもうひたすらポカーンですよ。あっけにとられたままエンディング。とはいえ途中で見ることを放棄もせず、最後まで見通したのだから、つまらないとも言い切れない。しかもクローンとか全く無い話じゃないしね、ありえるかもしれない。人間が考えることはいつか実現できるというから、あんな世界だって全く訪れないとも言い切れない。だから、考えなくてはならないことではある。でも…大惨事を起こしすぎだな

  2007.03.11

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  『ドラえもん　のび太の恐竜2006』

  オラ、ビックリしただ。そうだった。声優が変わると、こんなに変わるものか。ではない。声優が変わることなんて、良くあることだし、ドラえもんといえば、大山のぶ代のび太といえば、小原乃梨子しずかちゃんといえば、野村道子世代の自分としては、違和感がないことはない。でも、それよりも驚いたのが、キャラクターたちの顔芸ビックリだああジャイアンも顔違うし…のび太の母ちゃんは妙に若返ってるし、なんだかもう、自分の知っているドラえもんじゃなかった。いやいやいやいや。ビックリだああ前フリはこの辺で打ち止めて、本編よ、本編。オリジナルがどんなんだったか忘れているから、比べてどうだとは言えないのだけれど、微妙だわよ。ドラえもん映画ってもっともっとワクワクした気がするのよね。先日見た日本誕生だってワクワクした。でも、物足りないのよね、この作品。リメイクってそんなもの？当時より技術は発展して、より綺麗な映像になっているだろうことは分かるけど、作品自体の質が落ちてやしないかしら。悪役のキャラクターをもいまいちなのよね。う～ん。複雑。とにかくオリジナル見なきゃ！と思った作品だった。

  2007.03.10

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  『パウダー』

  監督 ヴィクター・サルヴァ Cast メアリー・スティーンバージェン、ショーン・パトリック・フラナリーほか保安官バーナムは、亡くなった老人の地下室で真っ白な少年を見つけた。落雷に遭った母から産まれた彼は、パウダースノーのような白い肌をしていたため、パウダーと名づけられていた。青少年更正施設に預けられた彼はその見た目と不思議な力によって差別され……おかしいなぁ。と思った。これを初めて見たのは10年くらい前だな、確か。そのときは大変感動した記憶がある。当時付けていた観賞ノートを見返しても、しっかり５つ星にしている。めっちゃ冷静に見てしまったせいかな。悪くは無い。ファンタジーだもの。やっぱり感動もしたよ。でもね。おかしい…当時は衝撃を受けたはずのラストシーンがね、今見るとエ……エェェェェェェェェェェエェェエエエエエエなのよ。何故だろう。自分のコンディションの問題かしら。納得いかないわぁ。どうしましょ、この気持ち。

  2007.03.10

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  『ボーン・イエスタデイ』

  監督 ルイス・マンドーキ Cast メラニー・グリフィス、ドン・ジョンソン、ジョン・グッドマンほか 不動産王ハリーの愛人ビリーは、ダンサー出身で美しいが無教養な女性だった。ハリーはビリーに教養をつけさせようと家庭教師として経済ジャーナリストのポールを抜擢、ビリーを一流のレディとして仕込もうとする。しかし、教える側のポールと教わる側のビリーは次第に親密になっていく……（Yahooより）メラニーファンにとっては良い作品だと思う。でも、そうでない人にとっては苦痛かもしれず。本当はスカッとさせる映画なのだと思うけど、残念ながらそうは思えないんだよね。どちらかといえば、メラニー自身が悪い役になってるから。（見方によってはね）イラっとしたり、今ここで出すものじゃないだろとか思ってしまうのね。非常に厳しいね。本日も睡魔に襲われたので寝ます。

  2007.03.08

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  『ターミナル』

  監督 スティーヴン・スピルバーグ Cast トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、スタンリー・トゥッチほか東欧の国からNYに来たビクター。しかし空港に到着すると「入国不可」を通告されてしまう。祖国でクーデターが起こりパスポートが無効となってしまったのだ。外へ出られない、祖国にも帰れないビクターは空港で暮らし始めることになって…発想は面白いと思う。全くありえない話ではないのが、興味をそそる。でも…なんだか物足りない監督がスピルバーグだからもっと派手なシーンがあるのかと期待しすぎたのかもしれない。結構地味～に話が進んでいくんだよね。淡々と。でも淡々が作風ならまだしも、今回は結果そうなっただけにも思える。終わり方も「……」となってしまう。（感動できるようには作っているのだろうけど）ここのところ、トム･ハンクスは大作が続いているのに作品に恵まれないね。若い頃に運を使いすぎたせいかしら、いまいち盛り上がりに欠けている。そんなものなのかな。

  2007.03.06

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  『オリバー・ツイスト』

  監督 ロマン・ポランスキー Cast バーニー・クラーク、ベン・キングズレーほか救貧院を追放された孤児オリバー・ツイストは、ロンドンを目指して７日間歩き続けた。ようやく着いたロンドンで窃盗団に拾われて彼は…オリバー･ツイストは好きな話だ。ただ、この作品は酷評されていて…監督の前作が良かったせいだろうか。個人的には、この『オリバー・ツイスト』も好きよ。絶賛とまではいかないけれど、そこまで酷評されるほどではないと思うのね。主人公がちぃとばかり弱めなのは気になるけれど、細部まで拘って作っているのがわかる。んでまあ、こういう作品ではよくあることだけど、悪役って何であんなに悲しい終わりなのでしょう。悪者だったら死んでもいいみたいな、ね。現実世界でも“死刑”について問題となってるし、当時としては、それが普通の処遇だったのだから、ブーブー言っても仕方ないのかもしれないけど…結構、子供向け作品に限ってそういう傾向にあるよね。そこが「良いのかなぁ」とか思っちゃうわけさ。結構残酷なことをサラッとやっちゃうというか。ま、ここで吠えたところで誰にも届かないんだけどもねこの作品、大道具小道具マニアの人にはオススメです。

  2007.03.05

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  『シンドバッド　7つの海の伝説』

  監督：ティム・ジョンソン、パトリック・ギルモアCast（声）：キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、ミシェル・ファイファー　　　ジョセフ・ファインズ、デニス・ヘイスバート、ブラッド・ピットほか深い海の底。平和を司る“魔法の書”を人間から奪い、世界を混乱に陥れようと企む女神エリスと出会ったシンドバッドは、彼女の策略にはまり窃盗の罪を着せられるて……ドリームワークスのアニメって、製作者の影響もあるのだろうけど、一昔前のディズニーアニメだよね。しかもちょっぴり劣化。似せようとして失敗してるというかね。基本的に子供向けアニメってのは、起承転結しっかりしてて、勧善懲悪で悪者はしっかり悪者だから見やすい。この作品も例外なく…なのだけれど、クオリティーというか、もう一つ足りない気がするよね。何が足りないのだろうか。幼少期にジプリ初期作品（ナウシカやラピュタ）を見てて、思春期にディズニー復活期（リトルマーメイドや美女と野獣）を見てる自分は、結構アニメに関して高いものを要求しすぎる傾向にあるのかもしれない。悪くはないと思うので、ディズニーっぽいアニメが好きな人は見て損はない…と思う。

  2007.03.04

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  『フライトプラン』

  監督 ロベルト・シュヴェンケ Cast ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーンほか夫の突然の訃報から立ち直れぬまま、遺体を収めた棺とともに、ベルリンからアメリカに向かう自分の設計した最新鋭ジャンボ機に乗り込んだカイルと娘。しかし、眠りから目覚めると、隣にいたはずの娘が消えていて…う～ん密室空間ジョディ･フォスター正体不明の敵どこかで見たような。パニックのねぇ、見たような。ドキドキはしたけれど、う～んオチもねぇ、イマイチというか。ってか、あんな事件に巻き込まれた他の乗客迷惑だよね。空でやるなよ、と。鉄の塊が空飛んでるだけで怖いのにさ。迷惑この上ない。そりゃ降りたら逮捕だよ。でも、よく分からないけど逮捕されてないよね？なんかさ、納得いかないよね。う～ん

  2007.03.04

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  『宇宙戦争』

  監督 スティーヴン・スピルバーグ Cast トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンスほか突然、稲光が何度も地上にまで達するという異変が起きていた。レイは、黙って外出した息子のロビーを探すため町に出ると、そこでとんでもない“何か”を目撃する…公開当時酷評に次ぐ酷評で見る気をなくしてしまい、DVD発売されたのも忘れていたところ、WOWOWでやると知ったので、見てみたけれど…なるほど、納得。いわゆる一つのパニック映画ですな。それ以上でも以下でもない。結局救われたのかも分からない。だってば、出だしの状況から考えて、あれだけで全滅してるとは限らないじゃない？んでまあ、主人公一家の運の良すぎること。そういう一家に光を当てて描くのが映画てなものだけど、あんな高いところから落ちても、あんな火の中に飛び込んでも、普通に歩けてしまう一家のタフさ。あっという間に灰と化した人たちが報われないよねまあ、この作品に関しては、世評どおりですな。

  2007.03.03

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  『ナバロンの嵐』

  監督 ガイ・ハミルトン Cast ロバート・ショウ、ハリソン・フォード、エドワード・フォックスほかナバロンの要塞の後日譚。前作の任務で生き残った２人は、再び特殊任務を負ってユーゴスラビアへ潜入する…最近、『硫黄島からの手紙』を見たので、『硫黄島』前と後では戦争映画に対して気持ちにどんな変化があるだろうと思い見てみた。（ちょうどテレビで放送されたってのもあったのだけど）基本的に戦争映画は嫌いです。だからこの映画も随分昔に見た記憶はあるけど、頭の中からほとんど抹消していたようで、シーンは覚えていても、ストーリーの細かい部分は忘れていたりしたようで、結構新鮮な目で見られた。硫黄島２部作（あくまで２部作）との決定的な違いは、敵は“殺してよいモノ”として扱われてたことかな。当時はそこまで深く見ていなかったけど、これを久しぶりに見たことで、「イーストウッドはやっぱり凄いな」と映画と関係ない感想が出てきてしまった。斬新であり、心があるよね。アカデミー賞は残念だった。無理だとは思ってたけどディパーテッドが取るならハギスが続いても硫黄島が取るほうが良かったなあ。

  2007.03.01

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  『コラテラル』

  監督 マイケル・マン Cast トム・クルーズ、ジェイミー・フォックスほか簡単に言いますと、運悪く殺し屋を乗せてしまったタクシー運転手の長い夜。 ですかな。とにかくトム・クルーズが怖いそして人を殺す殺す殺す中盤からうんざりしてくるほど。ただそれだけの映画と言っても過言ではない。ジェイミー･フォックスの立場の最悪な状況ったらない。警察もFBIも最後まで役立たずだしね。登場意義すら分からない。唯一ドキドキしたのが、最後の電車のシーンだな。あとはもう「どうせ殺すんでしょ」モードで見てる状態。アタシが一番嫌いなパターンね。ということで曇り映画。

  2007.02.28

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  『クラッシュ』

  監督 ポール・ハギス Cast サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロンほか第78回アカデミー賞　作品賞、脚本賞、編集賞受賞ロサンゼルス。ハイウェイで起きた交通事故を機に、様々な人種、階層の人たち怒りや哀しみ、憎しみなどが絡み合っていく…去年、この作品がアカデミー賞作品賞に選ばれた時はまだ未見で、どんだけ素晴らしい作品なんだと期待してみて「…」となった。けして悪くなく、構成もしっかりしているけれど、オスカー作品ではないだろうというのが第一印象。いわゆる、自称映画通が素晴らしいと絶賛しそうな作品。分かる人には分かるとか、大衆娯楽作品が好きな人には向かないとか、自称映画通が鼻息荒く語りそうな、そんな作品。（今年で言うところのバベルも似た感じだろうな。まだ見てないけど）作品の持つテーマは分かる。何がしたいかも分かる。色んな人が絡み合っていく様は話が進むに連れて引き込まれる。でも…これがオスカーはないよ自称映画通と似たようなこと言っちゃうけども、好きな人は何度も見ると思う。自分は一回でいいかな。意味分かったし。これを何度も見るなら、同じ時間違う作品を見るかも。

  2007.02.27

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  『ドア・イン・ザ・フロア』

  監督 トッド・ウィリアムズ Cast ジェフ・ブリッジス、キム・ベイシンガー、ジョン・フォスターほか妻による禁断の情事をきっかけに、冷めきった夫婦生活を送っていた２人は、ついに別居生活を始め…原作は、ジョン・アーヴィング「未亡人の一年」文学ですね。淡々と進行していく。大人な作品です。だからこそ、なんとも…難しい。簡単に言うと裸にまつわる話。原作が文学だからこそか、音楽が少なく、セリフが並んでいた。ただただセリフを聞かせる。はっきり言って好き嫌いが分かれる作品だと思う。悪くない。でも…もっと何か出来たんじゃないかと思った。原作は読んでないけれど、何かが足りない。見終えるとそんな印象が残った。

  2007.02.26

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  『ミニミニ大作戦』

  監督 F・ゲイリー・グレイ Cast マーク・ウォールバーグ、エドワード・ノートン、シャーリーズ・セロン 天才的窃盗犯チャーリーは、50億円相当の金塊を強奪計画を立て、その道のプロフェッショナルたちを集める。しかし、仲間のスティーブの裏切りで、金塊を奪われ、父親のように慕っていたジョンを殺されてしまう…本年度アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォールバーグ主演。（↑驚いたね。てっきりジャック･ニコルソンが来ると思ってたよ。漁夫の利？）いわゆる一つのハリウッド映画ですね。マイケル・ケイン主演のオリジナルより劣るとは言わない。むしろ現代の技術が加わってる分、迫力は上回っている。でも、オリジナルにも言えることだけれども、結局カーチェイス映画なんだよね。それが一番の見所だから、それ以外はオマケ的なものなんだよね。だから、ストーリーに関してとやかく語るのは筋違いというか、そこで評価するのは違うと思う。カーチェイスがどれだけ面白いか。が最重要ポイント。うん。それが楽しめる人は楽しんだらいい。うん。それだけ。

  2007.02.26

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  『ポーラー・エクスプレス』

  監督 ロバート・ゼメキス Cast（声） トム・ハンクス、ノーナ・ゲイほかクリスマス・イブの夜、本当はサンタなど存在しないのではないかと疑い始めた少年は、それを確かめるために今年は絶対に眠らないと決意していた。家族が寝静まった午後11時55分。突然轟音と共に少年の家の前に蒸気機関車が現れて……。電気屋に行ったら、これが廉価版で売っているのを発見購入してしまった時期外れも良いところだけど、映画を見逃していたからとお買い上げ。でも…期待しすぎちゃってたのね。評価も高いし、ヒットしたし、トム・ハンクスだし。全然悪くなかったのよ。見た時期が悪かっただけよ。クリスマスに見てたら、もっとテンション上がったのよ、きっと。これがバリバリアニメーションだったら良かったんだよね。リアルなCGアニメーションだったから、物足りなさを感じたのよ。実写のようなアニメのような、アニメのような実写のような、映像も内容もどっち付かずの出来というのかな。元の絵本は読んでいるから、映画としてどこを膨らませているかは分かるのだけれど、だったらアニメという特性やCGという技術を生かして、もっともっと突き抜けちゃっても良かったんじゃないかなと。これは、また今年のクリスマス時期に見よう。そのときはテンション上がって評価も変わると思うので、今回はあえての「曇り映画」（その中では満点）にする。

  2007.02.22

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  『ロード・トゥ・パーディション』

  監督 サム・メンデス Cast トム・ハンクスポール・ニューマン、タイラー・ホークリン、 ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ、スタンリー・トゥッチほか1931年、イリノイ州ロックアイランド。良き夫であり良き父親であるマイケル・サリヴァンには、町を牛耳るアイルランド系マフィアの幹部という裏の顔があった…。 う～んやっぱり苦手だなぁ、マフィアもの。ゴットファーザーも苦手な自分が、何故これを手元に持っていたのか不思議ストーリー展開にしても、同じサム・メンデスの作品なら『アメリカン･ビューティー』の方が断然いい。役者陣は良いと思うし、マフィアの世界を格調高く描いている映画だとは思う。でも、無情に殺人を犯す人たちを、どんなに格好良く描いてもカッコイイと思えない。だから曇り映画。こういうのが好きな人には受けるのではないかな。

  2007.02.19

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  『イーストウィックの魔女たち』

  監督　ジョージ･ミラーCast　ジャック・ニコルソン、シェール、スーザン・サランドン、ミシェル・ファイファーほかこれを見たのは、確か小学生の時だ。『ドリーム･ガールズ』を見た帰りに寄ったCD屋で690円という破格値で売っているのを見かけて、ディパーテッドでのオスカーノミネートを逃したジャック･ニコルソンが出てたというもはやアカデミー賞とは全く関係ない理由で買ってみた記憶の奥で、ジャック･ニコルソンが凄く気持ち悪かったというのがあって、（実はそんなに覚えてなかったり）前半はそうでもなく、むしろ何故かモテモテ設定だったから、あれれ、記憶違いか？と思ったものの、後半は記憶通りの展開ちょっと安心しつつ、こういう気持ち悪い系というのは記憶に残るのねと苦笑この手の作品にストーリーは求めないのよね。いかに笑えるか、いかに浮世離れしているか、“フィクション”を全面に押し出す、映画ならではの世界観。自分の中での名作・傑作ベスト10には決して入らないけれど、B級作品として中の中くらいの楽しさだわさ。

  2007.02.18

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  『未来は今』

  原題：The　HUDSUCKER　PROXY監督　ジョエル・コーエン　　製作　イーサン・コーエンCast　ティム・ロビンス、ジェニファー・ジェイソン・リー、ポール・ニューマンほか1950年代ニューヨーク。巨大企業社長が突然ビルから飛び降りて自殺した。会社買収を狙う役員たちの陰謀によって新社長に担ぎ出された新入社員バーンズ。役員の思惑通り株価が急落するが、新社長バーンズのアイデア商品が思いがけないヒットとなり…ティム･ロビンス作品が続いたので、よっしゃ、もう一作！と選んだ。コーエン兄弟の作品では『ファーゴ』が好きだ。（ちぃとばかりグロいけど）オー！ブラザーも良かった。でもこの作品は…忘れてた。手元にあることさえも…なぜなら……自分にはシュールすぎたシュールの使い方が間違ってる気もしなくもないが、なんというのかな、他に言葉が見つからないんだよね。いわゆるファンタジーなのかな？それでもギリギリのライン忘れたのか、覚える気が起きなかったのか、いやはや見た後に後味の残らない不思議映画だ

  2007.02.18

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  『ムーラン･ルージュ』

  監督・脚本・製作　バズ・ラーマンCast　ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガーアカデミー賞　美術・衣装デザイン賞　受賞19世紀末、パリ。ナイトクラブ“ムーラン･ルージュ”。ムーラン･ルージュのスターにしてパリ一の高級娼婦サティーンと貧乏作家のクリスチャン。2人の出会いは、悲しき恋への幕開けだった…近々ドリーム･ガールズを観に行く予定で、シカゴも見たことだし、では同じミュージカル映画のこれを選ぶ。分かってはいたけれど…悲しい。見た後に、どうしてその選択をしてしまったのか。と考えてしまう。でも彼女にとっては選択肢はあれしかなかったのだろう。幸せとは…人によって捉え方が違う。しかし、映画の多くの主人公たちは、己の一瞬の幸せのために、より悲劇的な選択をしがちだ。ドラマティックなエンティングに相応しいからだ。そんな映画を見るたびに、「ああ、映画だな」と思ってしまう冷めた自分がいる。それが晴れ映画満点にならない理由でもある。大きな幸せはないけれども、思い返すと最終的に幸せだったみたいな映画は、それはそれで面白みがないのは確かなのだけれど…ニコール･キッドマンの“歌”がいただけないので、曇り映画。

  2007.02.18

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  『Mr.&Mrs.スミス』

  監督　ダグ・リーマンCast　ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリーほかアカデミー賞にちなんだ作品…と言えるかどうか微妙な線だけども、本年度惜しく（？）もバベルでの助演男優賞ノミネート入りを逃したブラピ出演のこれを選ぶ。運命的な出会いののち結婚をしたジョンとジェーン。しかし、２人は相手に言えない重大な秘密を抱えていた…。公開当時のCMで流れていたとおり、世界一ド派手な夫婦喧嘩以上でも以下でもない作品。ブラピとアンジェリーナの共演だけあって、スター独特のキラキラ感とスタイリッシュな雰囲気で覆われているけれど、基本的にはただただアクションを繰り広げているだけ。（中盤はほとんど2人で喧嘩してるだけだし）話の内容よりもド派手なアクションを楽しんでみる作品。だから、考えながら見る、見てから色々と考える。ということが苦手な人にはオススメかな。何も考えずに映画を見ている間は楽しめるような、見た後には「あ～、面白かった」と単純に思えるエンターテインメント作品。考えなければならない映画ばかりでもつまらないしね、ただただ楽しみたい時は、こういう単純明快な作品ってのはいいものだわな。

  2007.02.18

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  『ギャラクシー・クエスト』

  監督　ディーン・パリソットCast　ティム・アレン、シガニー・ウィーバー、アラン･リックマンほか合言葉は、「Never give upNever surrender」けして駄作ではない。傑作中の大傑作ですよだったら何故曇り映画とな。それはね、大変よくできたB級映画だからですよとにかく面白いのこういったSFものってのは、“ありえない”度が高くなるのが常で、見る日のコンディションがだと、めっちゃ冷めて見てしまって過小評価してしまうことがある。でも、この作品は、その逆手を取るような、　究極のありえなさ究極のくださなさを貫いている。だから、理屈抜きに楽しめる。冷めていた目が思わず燃える。究極のB級映画は、A級もどきの映画を遥かに凌駕するのだ。

  2007.02.18

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  『21g』

  のち監督・製作　アレハンドロ・ゴンサレス・イニャトゥCast　ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ他菊地凛子という日本人女優が、『バベル-Babel-』という作品でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。というニュースを、最近耳が痛くなるほど聞いている。作品自体も作品賞にノミネート。バベル自体はまだ見ていないけど、監督の名前に見覚えがあった。調べてみると、『21g』の監督。ちょっとした感動。なぜなら、持ってるじゃん見てるじゃん２年くらい前に新作DVDとしては破格値で発売されたんだ、確か。で、内容は気にせずとりあえず買ってみた作品が『21ｇ』だった。ただ、当時あまり良いと思わなかったんだ。なんとなく宗教色が強いような気がして。あの時と今とでは、私を取り巻く環境が変わり、私の感覚も変わったかなと思い、『バベル』もノミネートされたことだしもう一度見てみるか。と見てみた。21gとは心臓の重さ。心臓は21gしかないんだと当時驚いたのを覚えてる。（モノを知らなすぎな自分に）そんな一つの心臓が、ばらばらの道を歩いていた３人の人間を繋ぐ。そんな映画。ショーン･ペンは相変わらずショーン･ペンらしい役でなにより。いかにもインディーズっぽいイメージの作品だな。と当時と同じ感想を持った。アタシてば、あまり変わってなかったのね。感覚。『バベル』も似たようなストーリー展開になるのかな。だとしたらきっと自分は面白さを感じないかもしれない。あ、けして駄作ではないですよ。

  2007.02.18

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