『シンデレラマン』
監督 ロン・ハワード Cast ラッセル・クロウ、レニー・ゼルウィガーほかプロボクサーとして華やかな戦歴を持つジムだったが、全盛期が過ぎ、手を骨折したことでライセンスを剥奪されてしまう。その後は日雇いの仕事で食いつなごうとしていたが、妻子を養うには苦しく…ラッセル・クロウが戦っていると、どうしてもグラディエーターを思い出してしまうんだよな彼は全く悪くないのに、残像ってのがあるよね。役者陣は皆悪くない。ラッセルもレニーも確実な仕事ぶり。貧しいながらも支えあう家庭というのが伝わってくる。でも、自分が好きだったのは、ポール・ジアマッティ。どんなに才能ある人でも、スターになるには、それを支えるプロモーターの存在が大きいわけで、その役割をポール・ジアマッティが演じている。自分の才能を信じてくれている人がいる、しかも全財産を投げ打ってでも自分に掛けて支えてくれるって、プレッシャーにはなるけど、こんなに心強いことはないよね。彼の存在がこの作品をより深いものにしてると思う。そんな役だから、どうしても彼を中心に見てしまったのよね。ラッセルは彼の期待を叶えてくれる人を演じてるだけというか。良かったなぁ、ポールさん。いつかオスカー獲れるかな。