怖い人と優しい人
先日、うまくいかなかった授業があったが、今日はよかった。生徒も講師も成長したと思う。生徒は、終始きちんと授業を受けていたし、講師のほうも先日の授業を変に意識することなく、よい授業をしていた。とりあえずめでたし。しかし、講師のほうは、生徒の態度が悪いとき、どれぐらいで、どのように、怒るかが難しいという。それは、確かに難しい。でも、怒りにくければ、僕が代わりに怒り役をしてもよい。だいたい、警察でも怖い人と優しい人のコンビである。僕がスピード違反で捕まったときがそうだった。僕は、右車線を走っていたが、次の信号で左折したいので、早めに左車線に入りたかった。しかし、ちょうど左車線に並走している車があったので、僕はスピードを上げたり落としたりして、その車の前か後ろに入ろうと試みていた。それなのに、並走している車は、僕の車にスピードを合わせて僕の車線変更を妨害するのだ。そして、ついにぐんとスピードを上げて前に入ることを決めた。スピードを上げて並走している車の前に入った瞬間、「前の車止まりなさいー。」である。その並走している車が覆面パトカーだったのだ。パトカーの動きが僕にスピードを出させたとも言える。しかし、スピードを違反したことは事実である。当時、まだ若かった僕は、警察に納得いかないと主張した。しかし、まだ若かった僕は、怖い警官の威嚇と優しそうな警官の見事な連係プレイに説得させられた。本当に見事なものだ。塾でも僕と講師に役割分担があってもよい。メリハリがあるほうが、効き目がある。