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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:カフェな気分 地域編
フィレンツェのど真ん中、人々の行き来が交差する、共和国広場。 おじいさん達がたむろして、会話に熱中していたり、人々の待ち合わせ場所になっていたり、大道芸人が彼らの芸を披露していたり、ジプシーたちが闊歩していたり・・・・etc. 朝から晩まで人々の絶えない、賑やかな広場です。 ここには歴史深い有名なバールが立ち並び、いかにもイタリアらしい風景をかもし出しているのですが、実はこの広場一帯、かつてはゲットー(ユダヤ人居留区)として、まわりの通りからは閉ざされていたそうです。 ユダヤ人たちはこの居住区内のみでの商業活動が許されていたようで、今となっては想像しがたい過去を持つこの広場が現在はフィレンツェの中心として栄えているというのもなかなか不思議です。 さて、4つのBARがこの共和国広場に面しています。 『D』は、私がよく朝食をとりにいくBAR。4つのBARの中では一番小さくて、庶民的な雰囲気。 私がこのBARへ通う理由はと言えば、もちろん、パスタ(朝に食べる甘いパン類のこと)がおいしいっ!そして何よりも、バリスタ(バールでカフェをいれる人)が恐ろしくきびきびしていて、そのプロらしい働きっぷりは、本当にすばらしい。 BRAVI! BRAVI! カウンターには毎朝、彼らの入れるおいしいカフェを飲もうと、人々が群がっているわけですが、一人のバリスタが何人もの注文をきき、それを次から次へと相棒のバリスタに伝えていき、間違えることなく、それぞれのお客様に注文どおりのカフェを出していくのです。 一口にカフェと言っても、いろいろな種類があるのです。 エスプレッソに泡立てたミルクをほんのちょっぴりたらした「カフェ・マッキャート」、ミルクたっぷりの「カプチーノ」、ミルクにカフェをちょいっとたらした「ラッテ・マッキャート」・・・・etc. その上、自己主張の強いイタリア人たちは、自分の好みに合わせていろいろな要求をしてきます。 やれ「カフェ・マッキャートだけれど、ミルクは少なめにね!」 やれ「エスプレッソだけれど、お湯の量を気持ち多めにしてくれ!」 やれ「カフェだけれど、ガラスのコップにいれてくれ!」 やれ「カプチーノのミルクの部分にちゃんとカフェを混ぜあわせて!」 ・・・・・ ・・・・・ 彼らの細か~い注文にてきぱきと答えていくわけです。 相当な集中力が必要です。 働きっぷりの良いバリスタを眺めつつ、おいしいエスプレッソを飲みますと、スカッ!と目が覚めて、「今日もがんばるぞ」という気持ちの良い一日の始まりとなるのでした。 ☆ココで一句☆ 「早朝の、フィレンツェの街は、霧の中 カプチ~ノの白い泡の下にはキリリッと目覚めのエスプレッソが隠れてる」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 31, 2005 07:53:04 AM
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