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Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

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2005.05.23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「決定力がない」という言葉が常に言われる。
なんで日本人選手には決定力がないのか、これはいつも考えられてきた問題だ。
シュートテクニック、それは確かにあるかもしれないが、これについて最近ある別の仮説を思いついた。


きっかけは先週大学でやったフットサル。
たまたま外国人のチーム(大部分がタイ人で、あとアイスランド人とスコットランド人がいた)とやることになったのだが、
とてもフットサルとは呼べない展開にアップアップしていたのが私たちだ。
テクニックには大きな差はなかった。しかし彼らの一歩前へ行く気迫、パスよりドリブル、そしてゴールが見えたらシュートというメンタルに驚くばかりだった。
で、実際当たって彼らの基礎になっているのは「フィジカル」ではないかと、ふと考えたのだ。


フィジカルが持つ力は、表面上だけでもキープ力であったり下半身のふんばりなどに現れてくるが、プレッシャーであったり威圧感であったり、言葉に出来ない部分でもこの力は何かしらの威力を持っていると思う。相手に力があれば、その力を生かした攻撃をまず守備側は想定するし、自陣の攻撃時にも同様なことが言える。プラス、少々バランスが崩れてもしっかりしたパスやシュートやクロスが打てる。

少なくとも、そういった「怖さ」がないチームは、当然の如くゴールの決め方からして限定される。パスを回し、スピードでかき回すしかなくなる。それで崩せるチームならいいのだが、もしその途中で当たりに遭うともう厳しい。



それが今の日本だと思う。
一方で、中田を始め中村、鈴木、高原など海外組はみんな自然とここを少しずつ鍛えられてくる。2002年に最もゴールの匂いを感じたのは稲本と中田だった。「そういう」リーグに籍を置き、修行した結果であるように感じる。


この前のCL準決勝でイ・ヨンピョが足より後ろ気味にある位置のボールをクロスして、コクーのゴールにつなげた。それは強靭な下半身に裏返されている。これを思い出して、スピードだけでは前線の選手は務まらないと思った。少々バランスが崩れてもしっかりしたボールが打てる。シュートもクロスもそれが出来るか出来ないか、悔しいがこの点で日本は韓国に著しく劣っている。
これって決定力の「正体」では?



今季こそ改善されたものの、Jリーグは昨季まで、
「審判が笛を吹きすぎる⇒強い当たりがファールになりやすくて出来ない⇒当たりが鍛えられない」
というジレンマに陥っていた。私はそれでフィジカルが鍛えられなくなっていたと思っている。
こういったものを少しずつでも改善して、日本代表にフィジカルの強い選手を少しでも送り出さなければならない。


そして、それを踏まえれば、今の玉田や大黒はまだまだ。とりあえずは鈴木高原久保大久保あたりでしのぐしかないのかな、と思う。





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Last updated  2005.05.23 17:14:47
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