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テーマ:スポーツ経営(73)
カテゴリ:Basketball
最近、バスケばっかり見ている。
今日はJBLオールスータ行ってきます(今年に入って既に5試合目の生観戦) さて、福岡レッドファルコンズというチームの存続話が最近紙面をにぎわせているが、 これについて多少なりとも解説したいと思う。 そもそもこのチームは、 JBLにいた新潟アルビレックスがbjリーグという新リーグに移行するので その穴埋めとして急造されたチームだった。 形態としてはクラブチームである。メインスポンサーはいない。 社長は、出資した運送会社のオーナーで社長を押し付けられた格好だった。 JBLのトップ、スーパーリーグクラスでは人件費を含め運営費は年間2億円は必要だが、 最初から資金計画がずさんで、 福岡県協会は早い段階からチーム運営を疑問視していたという。 JBLでは、チームは興行権を持っていない。 試合の入場料収入はJBLに取られる仕組みになっている。 なので、彼らはスポンサーからお金をもらうしかない。 つまるところ、これが壁になってしまったと言える。 (ちなみに新潟は、これに耐えられなくてbjリーグを作った) チームのスポンサー集めが難航し、 しかも会社の誰かが資金を不正に運用したりなどで、 問題が表面化したのが昨年末。 -------------------------------------------------------------- 福岡レッドファルコンズのJBLスーパーリーグへの新規参入が発表されたのは、昨年6月でした。 関係者によりますと、当初2憶円近い資金が整ったとされていましたが、その後、実態が無いことが判りスポンサー企業が1社も無いまま11月開幕のリーグ戦に突入してしまったチームは、選手への給与の支払いが遅れるなど、経営難に陥りました。昨年末には、森美恵子前社長が自殺未遂。保険金をチームの運用資金に充てようとしたものでした。 昨年11月、地元福岡での開幕戦は、この日を待ち焦がれていた超満員のバスケットファンに迎えられました。昨シーズン限りでの引退を決意しながら、「故郷福岡に新チーム誕生」のニュースを聞いて、再び現役の道を選んだ、チームでただ一人の福岡県出身・川面剛選手。 地元で試合ができる喜びを噛みしめながらプレーしていました。しかし、チームは開幕から白星無しの14連敗。チームの経営問題も浮上する中、川面選手は、複雑な思いで新年を迎えました。 船田新社長は、あす10日付けで、新法人「福岡にレッドファルコンズを残したい」を自ら代表取締役に就任した上で設立し、新たなスポンサーや地元の支援団体を探っていくことになりました。21日から再開されるスーパーリーグに参加できるかどうか、チームは瀬戸際に立たされる中、レッドファルコンズ存続に向け、今こそ、地元企業のサポートとファンの声援が求められます。 http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/002489.html -------------------------------------------------------------- その後、JBL参加費用の800万円が支払われている形跡がないことから、 船田新社長は旧経営陣のほかにもJBLの審査に疑問を感じて質問書を提出。 ちなみに、JBLはおそらく福岡をまともに審査はしていない。 なぜなら、承認するときの文書を見てみると… --------------------------------------------------------------- 2005年4月度JBL理事会(4月13日(水)開催)にて、 当該チームのJBL入会とスーパーリーグ新規加盟についての審議を行い、スーパーリーグで戦っていける戦力を整えることを条件に満場一致で承認(理事総数21名、承認21名)した。 その後、スーパーリーグで戦っていける戦力が整ったことを受け、JBLの専門委員会の一つである規律資格審査委員会において精査し充分な戦力があると総合的に判断し、今回の理事会にて、JBL入会とスーパーリーグ新規加盟について、正式な承認に至った。 --------------------------------------------------------------- つまり、戦力を見てチームを承認しただけで、経営面については何一つ触れていない。 というわけで、JBLにも責任はあると言えるだろう。 さて、一時はサガン鳥栖や清水エスパルスのように、 新運営会社を設立 →選手スタッフを一旦クビにして新会社に再雇用 →実態のみの旧会社を処理する という流れが推測されていたが、現在問題はこんな話に行っている。 船田社長がbjリーグのメインスポンサー、インボイスに支援要請をした。 --------------------------------------------------------------- bjリーグ、福岡受け入れ可能 日本初のプロバスケットボールリーグとして昨年11月にスタートしたbjリーグの木村育生会長は13日、日本リーグ機構(JBL)が運営するスーパーリーグで経営難に陥っている福岡を、来季からでもbjリーグに受け入れることは可能との見解を示した。 情報通信サービス会社インボイスの社長でもある木村会長は、福岡の船田幸夫社長から打診された金銭支援に応じる考えを表明。その上で「船田社長は今、どこでプレーするのが福岡のファンのために一番いいかを考えているのではないか。もし、bjリーグでということであればウエルカム」と話した。 http://www.nikkansports.com/ns/sports/f-sp-tp0-060113-0040.html --------------------------------------------------------------- 今シーズンはインボイスの支援の元、JBLで乗り切って行って、 来シーズンにはbjに移籍という流れ。 bjとしても ・他にも参加したいチームがいくつもあるのに特例として認めていいのか ・富山、香川も含めて9チームになってしまうのはどうすればいいのか など、懸案事項はある。 ただ、bjとしては助けることでJBLとの対話の一歩にしたいという目論見があると思われる。 ので、私はこれで行くのではないかと思う。 話が進んだらまた書こうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.14 09:28:25
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