とりあえず一巡したので、各チームが1順目で自分達の力に対してどれだけいいパフォーマンスを見せられているかを評価してみました。まぁ全試合観てはいないし、明白な基準はなく印象評価ですけど。
ドイツ A-
コスタリカ B
ポーランド C
エクアドル A
イングランド C+
パラグアイ C-
スウェーデン D
トリニダード・ドバゴ A-
アルゼンチン S-
コートジボアール B+
オランダ C
セルビア・モンテネグロ C+
メキシコ S
イラン B+
アンゴラ C+
ポルトガル B-
イタリア A+
チェコ S
アメリカ D
ガーナ C
ブラジル B
オーストラリア A+
日本 C-
クロアチア B
フランス C-
スイス B+
韓国 A
トーゴ C+
スペイン S
ウクライナ D
サウジアラビア B
チュニジア B
予想以上によかったのがアルゼンチン、エクアドル、トリニダード・ドバゴ、チェコ、スペイン。予想以上にひどかったのがイングランド、オランダ、スウェーデン、アメリカ、日本。後はおおよそ想定内の展開じゃないでしょうか。
★追記★
いくつか気になった国について。
・フランス
尊敬するジャーナリスト、片野道郎氏が以前「アンリとトレセゲを共存させる発想が問題の根幹では」とおっしゃっていましたが、あの惨状を見ると個人的にはアンリとトレセゲどころかアンリとジダンも共存できないと思いました。確かに2人とも光る場面はあったのですが、それは彼らの距離が開いているときのお話。ジダンが攻めの起点をいつもより10m後ろにして攻撃の形が少しずつ出来始めただけで、これではジダンがボランチみたいで彼の長所が半減する気がしました。アンリはアーセナルでも中盤からパスワークに顔を出して、最後のフィニッシュでも決める「初期の翼くん」みたいな選手なので、彼を活かすためには献身的な岬くんが必要なんだと思います。つまるところ、ピレスの不調による選考外れがものすごく痛かったのかな、と…。
それでも今の面子で構成するのであれば、骨格をアーセナル(ヴィエイラ、アンリ、ヴィルトール)にしてマケレレやゴブなど要所でそれぞれの長所を活かしてくれる選手を並べるのが一番の近道なんじゃないかと思います。
・イングランド
イングランド伝統の戦術が元々この放り込みサッカー。今回で言えばクラウチがポストしてそこから全てが始まるか、すぐにオーウェンに走り込ませてゴールというパターンにしたいんですが、パスの精度とクラウチの技量でそれも空振り。これまではオーウェンの相棒、へスキーがいたのですが、今回はまだ今シーズンブレイクしたばかりのクラウチに負担をかけすぎている感があります(年齢的にも彼は4年後、8年後に活きる気がします)。
ともかくこれを封じられると、オーウェンの使い道はほとんど0。後はミドルシュートと「ベッカム様の神FK」が頼りなんですが、要所を押さえられていてこれも不発。一人で局面を打開出来るルーニーもまだ体調が万全でないようで、結果みんなが「つまんねー」と嘆くということになります。
しかし、それでもあれだけ屈強な守備があるのでかなり手強いです。元々W杯は守備の良いチームが勝ち抜きやすいですので。
・日本
後は前を向いて戦うしかないのですが、クロアチアとブラジルを見てもまだ充分に可能性はあると思います。クロアチアが良いというよりも、ブラジルがエンジンをまだかけていないだけだと思うので(彼らはベスト8くらいを照準に調整しているのでは)、クロアチアはいきがっていますが行けると信じてます。
だからコインブラさん、「あれがPKだったら試合が変わっていた」とかそんな言い訳はもうやめてください。