■昼下がり、1番長かった日。

2011年03月11日

カテゴリ：こんなLIFE

最近は娘を一時保育や主人と協力して娘を面倒見たりしてもらい、
以前よりも仕事を増やし外出する機会が増えていた。

この日は珍しく外出予定もなく、のんびりと娘と2人で過ごしていた昼下がり。

さて、天気もいいし散歩でも行こうと用意していたときだった。

最初は、「ん？地震？揺れてるわ～」くらいな感じ。
娘もキッチンのほうでチョコチョコ歩いていた。

すると横揺れがひどくなり、明らかにガタガタと音を立てて揺れ、
私はとっさに娘を抱き寄せ、安全な居間へと身を寄せた。

おさまらない。
全然おさまらないどころか、揺れが激しさを増し薄型テレビがズレ落ちそうになっている。

キッチンでは何かが落ちた音がする。

「これ、やばいかも。」

初めての地震の大きさと長さ、自分が今までの人生で1番長く感じた揺れと恐怖。

とにかく娘を抱き抱えながら、一気にいろんなことが頭をよぎる。

「地震、止まって～」と、口に出して願いながら、危険なことはないかと、
一生懸命冷静に部屋の周りを見た。

そして、ようやく揺れがおさまりテレビをつけた。

東北地方震度８

私の住む街は震度５

揺れのせいで気持ち悪くなりながら、テレビにかじりつき情報を見た。

その後、部屋をすべてチェック。

キッチンと、トイレと浴室、脱衣所だけ少し物が落ちただけで後は何も被害なし。
壊れたものもなく、ただあった場所に戻した。

娘は泣くことも怖がることもなく、何も様子は変わらず無邪気に私の後をいつも通り追いかけ邪魔していた。

▼

ガスが止まっていることに気づく。
最初はガスが止まったんだと思ったら、ツイッターなどで安全装置が作動したので、
自分で戻せば回復することを知り実行。

すぐにガスは付いた。
こんなこと、恥ずかしい話だが今まで知らずに生きてきた。

我が家の場合、震度４で安全装置が作動するらしい。

携帯は使用できず。
実家とは家電が繋がった。

主人から電話が繋がりようやく話ができたが、
安否確認ができたところで電波が切れた。

帰宅できないだろうと思っていたら、
日付が変わる前に５時間かけて勤務先の横浜から帰宅し驚いた。

安心したのか、私は泣いていた。

今夜は余震の恐怖と戦いながら娘を守らねば私は寝てられない、と気を張っていたからだ。

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Last updated 2011年04月03日 16時34分40秒

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