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テーマ:海外生活(7774)
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さて、6月に行ったインド・ラダックの旅ネタ、前回からの続きです。 どうしても書いておきたいことがあったので! それは、「高山病」のこと。 ラダックの旅は、レーという町から始まりますが、 この地点ですでに標高3600メートル。 インドのデリーで国内線に乗り換え、レーの空港に到着するわけですが、 問題は、いきなり、そんな高いところへ飛行機でひょいっと着いてしまうため、 程度の差こそあれ、みんな普通に高山病になります。 なので、とりあえず、対策としては、 ・走ったりせず ・ゆっくり深呼吸する ・お風呂など身体に負担がかかるため、なるべくささっとシャワーはすます、 または身体を濡れたタオルで拭くにとどめる ぐらいですが、それを守ったにも関わらず、 朝にレーの空港に着いて、 夕方ぐらいから、ああ、これが高山病かな、という兆候が現われました。 「頭が痛い」 「だるい」 「しかも、うっすら吐き気」 「空気が吸っても吸っても、肺にいっぱいにならなくて、息苦しい&息切れ」 夜は早くベッドに入ったものの、なんだかこう、ぐったり... 翌朝、ホテルのフロントのスタッフさんに相談したところ、 「大丈夫です。高山病用の薬があります。 または、酸素バーが近くにありますよ」と言う。 症状を言ったところ、 「あなたの症状は、完全に、普通みんながかかる症状です。 たぶん、薬は飲まなくてもいいでしょう。 ちなみに、鼻血が止まらなかったりした?(そしたら、薬が必要なので)」 なんて、コワいことを聞かれたので、 あっ、そんなレベルになってから薬を飲むのか、と逆に安心し、 むしろ、できるなら薬など飲まないで済ませたかったので、 この症状はじょじょに慣れていくということだし、 それとうまくお付き合いしていく作戦に変更しました。 とはいえ、旅行期間中には、レーよりさらに高い標高の場所へ移動し、 車でとはいえ、標高5300メートルの峠を越えたりしたので、 ふと、その高山病の症状がきつくなる時があり、 ついに自分でなんとかする方法を編み出しました! 気づいたのは、空腹と高山病の程度がなんらかの関係があるということ。 (注:あくまでも私の場合) なぜかお腹が空くと、その気持ち悪さや吐き気、 頭痛に、だるさが、どーんと身体を支配し始めるのです。 一番の症状は、お腹が空く → 吐き気。 しかも、ちょっと早く歩くと息切れだったり、疲れるし、 これは、妊娠??? (したことないけど!) なので、その空腹になりそうだな、と思った時点で何かお腹に入れとくと、 その症状を避けることができることに気づいたのです。 しかも、パンみたいなものは食べる気がせず、 クッキーなんてのも、のどを通らず、 瞬時に食べれて、保管が便利で、すぐエネルギーになるもので、 手に入りやすいモノ=バナナしかない! なので、バナナを買いこみ、 早朝のベッドの中、移動中の車の中、 はては、夜中の1時、暗闇の中、 手さぐりで、バナナの皮をむき、食べる私。 (友人を起こさないように電気をつけなかったんだが、 逆に友人に見つかり、コワがらせた。すまん!) ということで、私が一番足しげく通った店が↓ココ。 (ホテルの真ん前。窓から手を振るとおじちゃんも降り返してくれる!) 毎回大量にバナナを買いこむので、すぐ覚えられ、 なんかやかんやおしゃべりしだし、 (おじちゃん、話が長い~) 途中から「今日もいつ来るかな?と君を待ってたんだよ、おまけね!」と 1本、サービスしてくれるようになり、 最終日に「明日、帰るの」と言うと、 「お別れに」と、 さらに2本、バナナをもらい、かなりぎゅーっとハグされながら、 「帰りの旅も気をつけるんだよ。 危ない人についていったらいけないよ。」とものすごーく心配された...のですが、 彼はインド系のおじちゃん、 日本人の年があんまりわからないらしく、 たぶん、私のことをものすごーく若く思っていたふしがあり、 毎回のおしゃべりで、わが娘みたいに可愛がってくれてたんだが、 私も、親愛をこめて「おじちゃん」なんて書いたが、 たぶん、 がっつり同い年、 っていうか、 下手したら、年下... というわけで、高山病の縁で?知り合ったおじちゃんの話になってしまいましたが、 ま、これは私のケース。 もちろんすべての人に当てはまるわけではありません。 ただ、この先、標高の高いところに行く人になんらかのアイデアになれば、と思ったので、 旅行から、3か月以上たったにも関わらず、書いてみたわけです。 あれから、日本でバナナを食べるたびに、 あのタメ年のおじちゃんを思いだします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 28, 2021 07:49:34 PM
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