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カテゴリ:語学勉強法
さて、「私もNHKラジオ留学1か月チャレンジやってみるよー。」と声を上げて、 やってみていたのが、そろそろ1か月が経とうとしています。 まあ、私もラジオ中国語ってどんななのかな?という興味もあって、始めたのですが、 結論を先に言うと、 めっちゃよかった!!(特に内容面) 基本的に、NHKのテキストは、あまり外れがないと思っているのですが、 中国語はどうかな、と思っていましたが、実際やってみて、わかったのは、けっこうよかった!ってこと。 何がよかったかというと、先生陣がすばらしく、 (ま、当たり前か) そのテキストの内容が、 日本人の私が苦手なところのかゆいところに手が届く式な ところが、心地よかった。 というのも、普段、私がレッスンで勉強しているテキストは、 中国の語学大学が、外国人向けに出している教材で、 もちろん、内容のクオリティは素晴らしく(絵は微妙...)、なんの文句もありませんが、 逆に言うと、当たり前だけど、日本人に特化した教材ではないよね。 例えば、英語で言うと、海外の語学学校などで使われている英語圏で出版されている教科書。 それは素晴らしいんだけど、英語を勉強している世界中のいろんな人向けに一般化されているため、 日本人の混乱しやすいところや、疑問に思いがちなところが、もちろん強調されたテキストではなく。 まあ、今、思いついたことを適当に言うと、日本語だと、 「教える」って言葉の意味が広いため、 英語だと「teach」と「tell」に意味の違いで分かれるところが、 日本語だと「教える」一言で言うので、 「何があったか、教えてよー。」って時に、「teach」を使ってしまうのは、英語を始めたばかりの日本人は、ありがち。 他の国の言語でそういう一致がない場合、前述したインターナショナルな教科書だと、そこは強調はされない。 なんだけど、NHKの場合は、そこらへんが日本人向けに特化された工夫がテキストにされてて、(”教える”と言う時には、tellなのかteachなのか間違いやすいので、注意!みたいな工夫) ずーっと、中国産の海外向けの学習者用の中国語テキストで習ってきた私にはそこが心地よかったのです。 その中でも、特に、文法で、それ単体だと理解してたけど、 似て非なる文法と比較して、本当の理解につなげる頭が、私の中国語にはなかった。 例えば、英語で言うと、 現在完了形、うーん、わかるよ、have+過去分詞でしょ? 過去完了形、うんうん、知ってる、had+過去分詞でしょ? は、わかってるし、問題を解いても、基本、現在完了形のセクションでは現在完了形しか出てこないから、正解しちゃうんだけど、 いろんな時制がわーって混じる会話や問題になると、 どれをいつ使えばいいかわからなくなるみたいな。(=本当に理解が進んでるわけじゃない) そこを、じゃあ、横軸並びでそれぞれ習って来た現在完了形と過去完了形、過去形を 今度は縦軸で比較して、「これらの3つの時制の違いは一言で言うとコレ!です」 みたいな感じの方法論を、そのNHKの中国語テキストでは使ってて、 今まで、単独でしか理解してなかった文法たちが、縦横と鮮やかにつながりはじめる...みたいな感触がありました。 英語ではその縦横感の説明を使って、実際に生徒さんには教えてるくせに、 自分が生徒側になってる中国語だと、それができてなかったワ... ということで、内容の文法の提示のしかたは、大押し! まとめると、 ・NHKテキストは、英語ネイティブが作ったテキストと併用して使う。日本人向けにカスタマイズされた部分を補助的に使う「いいとこどり」みたいなやり方がベストなんではないかな? 練習問題が極端に少ないけれども、ま、それは1回15分ということを考えると、それもまあ、しょうがなし。 量の少なさは、逆に、テキストにのっている例文を全部覚えるぐらいの勢いで行けばカバーできるのかな、ぐらいに思いました。 あとは、やっぱり、ラジオだと期限があることがよかった。 私は、本当の放送時間に合わせて聞くのは無理だったので、 NHKラジオの聞き逃し配信のサイトから聞いていたのですが、 この、「2021年3月29日配信終了」とあるように、締切があるため、それに間に合うように、 無理やり、聴かなきゃって気持ちになるのもよかったかも。 プラス、テキストは絶対買うことをおススメします。 まあ、買った分、聴いて、もとをとろう根性もでてきたので、 そういう私みたいな性格の人にはいいと思うよ。 ということで、このチャレンジ、初めは1か月限定でやっていましたが、 ちょっと、NHKのラジオは、また次の3か月を続けてみようと思います。 ただ、私が今月受けてたラジオ中国語の「まいにち中国語」が、 4月から番組編成で講師の方々と内容も変わるらしく、引き続きウォッチしていきますね。 ちなみに、その番組編成の一環で、ラジオ英語もちょっと気になる新番組見つけたよー。 それは、 中高生向けと銘打ってはいますが、レベルとしては、初中級ぐらい。 何に気になったかというと、 「オールイングリッシュで学ぶ超実践的な新しい英語講座!」のコピー通り、 進行も解説も全部英語らしいから、これこそ、まさしくラジオ留学チャレンジにできるよね!? しかも、3/29スタートだから、もうすぐ来週から。 私もこれも含めて、中国語のやつも聞いてみて、また、感想を書いてみたいと思いますので、よろしくねー。 補足) しかし、やっぱり、英語と中国語の人気度の差が改めてわかったのは、 番組の種類の多さ。 ラジオ英語なんて、10種も番組がある! それも、小学生向けから、文法に特化したもの、発話に特化したもの...となんだか華やか! それに比べて中国語(or他の外国語)なんて、地味だよー。 2種類しかない... これと、 これだけ。 レベルも、 ・基礎 ・基礎レベルを終えた人向け この2種になるので、必然的に私なんか、「基礎」の方しか選択肢がなく、 英語の番組の多岐にわたる番組を見ながら、 選択肢があるっていいナ~、 と思っていたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 27, 2021 06:51:55 PM
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