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テーマ:英語のお勉強日記(8043)
カテゴリ:語学勉強法
さて、オンライン留学をしての気づきですが、 う~ん、クラスメイトの中国語がなかなか聞き取れない... というのが、あります。 特にペアワークなんてすると、 「ご、ごめん、今、なんて言ったの???」となることがよくあり、結構な確率で脱線... まあ、みんな、ネイティブではないし、お互いいろんな国から来てるので、発音のこともあるんだけど、 それだけじゃなくて、もっと大事なことに気づいたのです。 はじめは、あれ? 発音がそんなに上手じゃなくても(ゴメン!)なんか、この人の言ってることはわかるなー、 でも、この人は発音は悪くないのに、何を言ってるのかあんまりわからないなー、 と思うことが多々あり、気づいたのは、 あっ!! 声調だ!! ということだったのです。 中国語の発音で、有名な音の上がり下がり(こういうやつ→ā á ă à)を声調というのですが、 1.発音がきれいで、声調がけっこう正確な人 2.発音はイマイチだけど(ゴメン)、声調がけっこう正確な人 3.発音がきれいだけど、声調が問題ありな人 4.発音がイマイチ(ゴメン)で、声調も問題ありな人 1と2の人は、言ってることがわかるんだけど、3と4の人の言ってることがわからない... 1と4は、まあ、さもありなん、ですが、 問題は、特に3の「発音がきれいだけど、声調が問題ありな人」のパターン。 発音がいい感じだったら、わかりそうな気がしますよね? それが、本当~にわからない... プラス、2のパターンの「発音はイマイチだけど(ゴメン)、声調がけっこう正確な」人って、 発音部分のマイナスを声調がちゃんとカバーしてくれてるんだ... と気づいた時に、 あっ、英語と同じ!! と思ったのでした。 というのも、ま、英語は(声調はないので、全く同じではないんだけど)イントネーションがありますよね。 昔、テレビで実験をしていたんだけど、 海外の人と英語で話した経験の全くない日本人の被験者さんに、とある英語の短いスピーチ文を海外の英語話者グループの前で、まず、読んでもらいます。 が、それを聞いた英語話者たちは、みんな口をそろえて 「彼女(被験者)が何を言ってるか、わからない。」という反応。 その後、その被験者さんにトレーニングを受けてもらうのですが、 そのトレーニングでは、発音は「全く」指導せず、 イントネーションやリズム、あとは、感情の表現(うれしいことはうれしそうに言う、とか)の指導のみ、3日ほど受けてもらうのです。 そして、改めて、同じ英語話者グループの前で、3日前と同じスピーチ文を、そのイントネーションやリズムを使って、英語で読んでもらうと、 みんな「彼女が何をしゃべってるかわかった」のです。 だいたいの人がコメントで「発音は違ったけど、意味がわかった。」と言ってて、そうそう、そこなんだよー!! 私も、もちろん大人になってから英会話というものを勉強した人間なので、 実は、発音は微妙... なんだけど、この ・イントネーション ・リズム ・感情や、表情 で、私の英語の発音のマイナス面をカバーして、通じさせてると思うのです。 でも、そうはいえ、イントネーションとかより、やっぱり発音なんじゃないの?...となるじゃないですか? もちろん、発音もトレーニングしたほうがいいですよ。 (発音のトレーニングが意味がないとは全く言ってない) だけど、さっきの実験が示したように、まずは、手っ取り早くイントネーション、リズムだったら、もっと、早く&簡単に(発音よりも)直しやすいと思うのよね。 プラス、声調はイントネーションとは、全く同じではないが、 私の気づいた 「発音はイマイチだけど(ゴメン)、声調がけっこう正確な人」の方が、 「発音がきれいだけど、声調が問題ありな人」より聞き取りやすい、ってのもあったし。 (程度にもよるかもしれないけど) それでも、やはりそれって本当?と疑う気持ちもわかります。 だけど、私が日本語教師の学校に行ってた時に習って驚いたことがあり、 コミュニケーションは、 ・言語(言葉そのもの)35% ・非言語(声の感じ、表情、ボディランゲージ...)65% で成り立ってるってこと。 言語そのものって、意外にそんな少ない&聞いてないんだナ~と思ったのでした。 ということで、 中国語声調大事、ということだけでなく、 英語もイントネーションやリズム、大事~!ということをさらに確信したのでした。 (しかも、そっちなら、自分一人で音源など聞いて、練習できるしね!) いやー、言語は違えど、いろいろ発見あって、面白いわ~!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 3, 2021 11:43:35 PM
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