さて、中国語を勉強していて、すごく不毛...な気分になる時があります。
まあ、私の今のレベル(初級に毛が生えた程度)だからなのでしょうが、
文法的に、構造的に、
あ~、そういうんじゃないのにして欲しかった...(泣)
ということによく出会います。
自然発生的に言語ができたんだから、そういうもんなんだし、
そもそも「私」(何様?だよね)がどうこうできるもんじゃないんだけれど、
それでも、勉強していると、時々、荒ぶって愚痴を言いたくなることがあり、(今?)
少々、目をつぶってお付き合いください。
愚痴その1:文法に、これでもいいし、あと、そうね、これでもいいよー、みたいなのが多くない?
これは、英語との比較で思ったのですが、
例えば、現在進行形。
「今」の話をするとき、
英語なら、
I'm studying.
と、be ~ing をつけるだけでいいじゃない?
それが、中国語だと、
我正学习。
我正学习呢。
我在学习。
我在学习呢。
我学习呢。
↑のように、正や在、呢をつければいいし、
そのうちの2個つけたければ、つければいいよ、
しかも、なんだったら、
我正在学习呢。
全部、つけちゃってもいいよ。
これは、英語で言うと、全部 「I'm studying.」の意味ですから。
っていうその大盤振る舞い的なのが、私みたいなレベルにはしんどい。
どうせ覚えるんなら、1個だけにしてほしいんよね。
とある期間やった過去のことでも、
英語なら、
I slept for 2 hours. で済むのが、
中国語だと、(わかりやすいように、眠る=睡觉、2時間=两个小时に色をつけときます)
我睡了两个小时觉。
我睡了两个小时的觉。
我睡觉睡了两个小时。
↑
また、この3種類の意味は、全部同じっていうのが、めんどくさい。
だって、1個だけ覚えればいいじゃないってわけにいかないじゃない?
(相手が、他の2種類を使って言ってくる可能性があるじゃん?)
なんか、英語だったら、1個覚えればいいことが、中国語って、いっぱい覚えないといけない気がするのよね。(そこが、しんどい)
愚痴その2: 簡体字
中国本土では、簡体字が使われていて、そもそも簡体字というのは「より多くの人に文字を普及させるため繁体字を簡単にした」とのこと。
例えば、
日本の漢字→簡体字
習 → 习
広 → 广
書 → 书
なんて感じで、いいじゃない?
うんうん、簡単になって、普及しやすそうよね!
と思いきや、そうでないのもいっぱいある。
例えば、日本の漢字の何に値するかはわからないが、
試合とかで「勝つ」の意味の簡体字が、
「赢」って?
私のイメージの簡体字じゃない...
それとも、これの元の字はもっと画数が多くて、かなり削って削って省略してやっとできたのがコレ?とか??
同じように、試合で「負ける」の意味の簡体字も、
「输」
いやいや、難しいってば。
特に、左のへんは車を表す车という簡体字だけど、これもいまだに書きなれん...
まあ、ここらへんも、別に日本語の漢字から簡体字ができたわけじゃないから、
日本語の漢字との違いを言っても意味がないのは、わかっていますが、
それでも、なんか時に「くーっ」てなるのよね...
それとは逆に、「ここ省略するの?」というツッコミもよくする私。
例えば、
経済の「経」という字は、簡体字では
「经」
わかるよ、わかる、左側の糸へんの下側を省力したんだね。
うんうん、だいぶショートカットになったよね、と思いきや、
よーく見たら、右側も、赤い部分の突き抜けが省略されてます!
私からすると、
「赢」という画数の多いものを書くのは厭わないのに、
その突き抜けの省略は、そんなに労力の省略にならないんじゃない?とも思うが、
それも、私が、日本の漢字の感覚目線からの意見ってことなんでしょうか。
その感覚って、昔、日本語を学習していたカナダ人の生徒さんが、
「な」ってひらがなの、
「この部分(赤丸の部分)いらないと思うんだけど、どう?」っていう指摘と一緒?
(うーん、どう?って言われても...
そもそも「な」という平仮名はね、漢字からできててね~)
っていう説明を飲み込んだ感覚と同じ感覚を、私のこの「经」に関するツッコミに対して、
簡体字側の人は感じているのかもしれないので、私の感覚はおこがましいのかも。
でも、そういう細か~い突き抜けない系の省略がけっこうあって、油断できないんよ!
(今回、大学で試験なり、課題なり、手書きを要求されてたので、気づいた)
ということで、いろいろ言いましたが、
勉強してる時って、そういう「もう~!」となる時がありませんか?
実は、今回「吉野さんって、なんかいつも淡々と勉強しているイメージで、いやになったりしないでしょう?」と先日、生徒さんに言われたので、
「とんでもない、私もめっちゃ荒れる時があるよー。」
と言いたくて、今回、筆?をとりました。
中国語だけならず、英語でも、
「もー! なんで、そんなにいちいち単数か複数かを、めっちゃ気にするか不思議だよ!?
過去になんかあった??」とかね。
今日は、文句言いたいモードだったけど、
楽しいモードの時は、今日の愚痴が反転して、
「ふっ、中国語/英語のこういうところは面白いね。」となるから、自分が一番不思議かも...