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カテゴリ:異文化体験
翻訳作品について、面白いエピソードを読みました。 若草物語(上) (岩波少年文庫) [ ルイザ・メイ・オルコット ] 「若草物語」読んだことがありますか? 私も、小学生の頃、読んだ記憶があります。 4姉妹で、たしかボーイッシュな次女がいたっけ? なんて、そんなぼんやりした記憶しかなかったのですが、 wikiで調べて、あー、そんな話だったよーなー...とよみがえってきました。 原作名は「Little Women」 Little Women [Special Illustrated Edition] [Free Audio Links]【電子書籍】[ Louisa May Alcott ] 実は、明治時代に、最初に翻訳されていて、 その時は、「若草物語」というタイトルではなくて「小婦人」。 で、ここからが衝撃的に面白かった! 4姉妹の名前が、 メグ → 菊枝 ジョー → 孝(代) ベス → 露子 エイミー → 恵美子 というその時代にわかりやすいようにと日本名にされていて、 マーチ家 → 進藤家 ( マーチ → 進む から...) ローレンス家 → 花園家 (ローレンス家はお金持ちなので、豪華なイメージで、花園家なんだそう!) ってことは、 ジョー = 進藤孝代さん ってことで、なんだかイメージ全然違うわー。 まあ、明治時代に、ジョーって言っても、そもそも英語の名前のイメージとかもないだろうし。 そういえば、「シンデレラ」も明治に入ってきたときに、 坪内逍遥が、シンデレラだと名前の響きに当時の日本人は慣れてないから...と、 まさかの、 「おしん」 だったそうです。 しかも、 シンデレラを助けてくれる魔法使い → 弁天様 ガラスの靴 → 扇 なんか、逆に読みたいわー。 でも、逆のパターンもありましたね。 それは「源氏物語」を明治時代?ぐらいに、イギリス人のアーサー・ウェイリーさんが英語に訳して出版したのですが、 それこそ、普通に牛車とか、琴とか書いても、日本の文化がわからないイギリス人向けに寄せて訳していて、 シャイニング プリンス(光源氏)が、 馬車にのって(牛車でなく)、 パレス(palace)のパーティーに行き、 ワインを飲んで、シターン(マンドリンに似た楽器)を弾いて... しかも、また、その英語に訳された源氏物語をまたさらに日本語に訳しなおされた作品が、 源氏物語 A・ウェイリー版 2/紫式部/アーサー・ウェイリー/毬矢まりえ【1000円以上送料無料】 最近、出版されていて、いろいろ面白いわ~。 (その作品については、以前ブログでも書いていたので、詳しくはコチラ。) ということで、子供の頃、「若草物語」を読んでいたときは、 男の子っぽかった自分を、進藤孝代さんに重ねて読んでいたものでした。 また、改めて、大人になった目で、読んでみたいナ~。 --------------------------------------------------------------------------- ” Meet me @ the cafe ” ~私と一緒に勉強しよう!~ LINEオフィシャルアカウントを作りました。↓友達追加よろしく~☆ 又は、LINE「@438tcfwi」で検索してみてね! 詳しくはコチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 21, 2021 04:13:05 PM
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