さて、先日、大学のクラスメイトの天才アラブ系のAくんと話していて、
「天才ってこういうことか!」と改めて思ったことがあったので、シェアしますね。
前回のC先生のクラスでは、どちらかというと、きっちり教科書に沿って教える方式だったのでしたが、
今回のZ先生のクラスでは、もうちょっと生徒の発言の内容の自由度が高くなり、
新出単語や、文法を使って、例文を生徒が作る機会が多いのです。
ただ、周りのレベルがちょっと高くて、
新しい単語が出てきたとして、その意味を先生が説明するのに、また私の知らない単語で説明されるから、さらにわからない...というパターンが続出。
例えば、
「adequate」という新しい単語が出てきたとします。
すると、先生が、
”「adequate」とは、「barely sufficient」という意味です。”と説明するようなもの。
「barely 」も「sufficient」もわからないのに、それでさらに知らない単語の「adequate」を説明されても...って感じ。
とまあ、ここまで100%わからないわけではないが、だいたい、50%ぐらいの理解率。
それで「じゃあ、adequateを使った例文を作って。」って言われても、難しくない??
とまあ、ここで、例のアラブ系Aくんに、またもや(弱音その1もあった)、弱音を吐いていたのです。
私「なんか、せっかく今回のZ先生のクラスでは、自由に文章を作って直してもらえる機会が多いのに、私はその機会を活かしきれてない気がするんだよ。」
Aくん「僕も、半分ぐらいしかわかってないから、安心して。」
というのですが、私にとっては、けっこうAくんは果敢にチャレンジして発言し、
作った例文をよく直してもらってる、っていうか、あまり直されない。(=合ってるってこと)
私「いや、だって、昨日もすごく発言してたよね? 意味わかってるってことでしょ?」
と追及するに、彼の次の発言が私の予想外で、かなり驚いたのです。
というのも、昨日、新しく習ったフレーズで彼が作って発言した例文がパーフェクトで合っていたのですが、
実は、私は、どっちの意味かな?と迷っていたのでした。
先生の説明と例文で類推したものの、
・〇〇をしたから健康になった、なのか
・健康な人は〇〇している、なのか、
実は、私は、どっちの意味か判断できず~。
という話をすると、
Aくん「あ、それ、僕も同じだった。どっちの意味か分からなかったんだよね。」と言い、
その後の彼の発言が衝撃だった!
というのも、
Aくん「どっちかわからなかったから、2パターンで例文を作って、一番、自信のない方(違うんじゃないかな?と思う方)の例文を選んで発言したんだ。
自信がない方で言えば、間違う確率が多いから、それで直されれば、逆に正しい意味がわかるだろ?
間違いのふり幅が大きければ大きいほど、直された時に、どこが違うのかハッキリ理解できるじゃない?」
そう来たか~!?
しかも、
「だから、最近は僕はこの方法に切り替えたから、こういう例文作りで示される進出単語やフレーズで、
”~ってなんの意味ですか?” って聞くのはやめたんだ。
わからなければわからないほど、例文を作って発言して、直された方が、単に先生にまた他の知らない単語を使って説明されるより、全然意味がクリアにわかるから。」
ああ、目から鱗すぎる...
私なんて、「~はどういう意味ですか?」って聞きまくってたよ!!
=そして、結果、意味はぼんやりしかわからず、やっぱり例文が作れない。
彼の方法だと、よりクリアにわかる上、自分で例文を作って直されるから、さらに上達できるよね。
やっぱり、Aくんって、普通に天才!!
いや~、衝撃でした。
ただ、彼の場合、わからない場合の候補が2パターンだけにあらず、
ほとんどわからない場合は、考えられる意味の候補をできるだけたくさん作って、
それに応じた例文をそれぞれ作って、
そして、その中から「一番自信のない」例文を発表するんだって。
だけど、さらに彼のすごいのは、その何パターンを瞬時に作れるところでは?
だって、先生が説明して、まだ私がこういう意味かな?といくつか考え始めたところで、もう彼は発表しているというすごい瞬発力!
そして、今回、彼のこのアドバイスを聞いて、
私も「ああ、そうだった!」と思い出しました。
どっちかというと、こんな私でさえ、やっぱり「正解」を出そうとしてたんだよね。
正しい例文を言おうとするあまり、きちんと理解できないと例文が作れない、って刷り込みがあったのかも...
だけれども、そもそも授業の目的は、
「正解を言う」じゃなく、
「理解して、文章を言って、直してもらう。」ってのが目的だったんですよね。
すっかりクラスの雰囲気に飲まれて、忘れてたよー!?
普段、自分も生徒さんにも「間違いを怖がらないでねー。」と言ってるくせにー。
うっかり、まじめに正解出そうとしてたから、
もっといい加減に行こう、と決めました。
わからなくても、「こんな感じかな?」と半分ぐらいの勘で行って、きっとちょうどぐらいよね!
いや~、やっぱりAくんは素晴らしいー。
もうここまで天才だと、彼に追いつかなきゃ、とあせる気持ちも出てこない。
なんか珍しい花を見ているような?そんな気持ち。
大学に通い始めて、いろいろよかったことがあるんだけど、
その中でも、Aくんという天才(&秀才)の花を、そばで開花していく過程を見られるだけでも、私にとっては貴重でよかったよ...
ちなみに、その会話があった後、
「さくっと、授業のフレーズ集作ったから」
と授業が終わるごとに、ワードで作ったものをシェアしてくれるんだけど、それがものすごくうまく整理されてて、すばらしいんだが、
先生が板書したものだけでなく、
口頭でさらっと言ったものまで、全部ピンインを当てた漢字で書いてくれてるんだけど、
授業が終わって、速攻で送ってくれるのよね。 実物↓
けっこうな量に加え、あっという間に送ってくれるんだけど、いったい、いつ作ってるの???
めっちゃわかりやすい上に、
私が授業で間違えたところまで、わざわざ拾ってノートに入れてくれてたりする細やかさ。
そこも、含めて、毎回驚くのと、彼の親切っぷりにありがたさでいっぱいです...
やっぱり、クラスメイトは、素晴らしいねー。
グループレッスン万歳!!
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