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カテゴリ:外国人の友人
さて、大学でかねてより仲良くさせてもらっているアラブ系の天才Aくん。 なんですが、なんだか、最近、ちょっとクラスでぼーっとしてたり、 以前より、頭脳の明晰さのキレ度がちょっと落ちてきた?? 週1でやっている2人の中国語だけで話そう交換レッスンの時も、なんかちょっと疲れてるみたいだし...? なんて思っていたら、理由がわかりました。 今、ラマダン中とのこと! ラマダン中は、日の出から日没まで食事も水分もとることができないので、 だからかー!と納得しました。 「ラマダンの理由はいろいろあるけど、例えばこうやって、ひもじい経験をすると、食べたくても食べられない生活をする人の気持ちもわかるでしょ。」 なんて、言ってて、 そういえば、ちょっと違うけど、イースターのことを思い出しました。 敬虔なクリスチャンの人で、イースターまで食事制限(肉など)をする人もいるよね。 私のアメリカ在住の友人も、クリスチャンではないが、 「イースターだから、それまでしばらく、好きなものを食べないようにしてるんだ。」なんて言ってたし。 さて、ラマダンは1か月ぐらい続くらしいのですが、 それも、もう少しで明けますね。 明けると「イード」というお祭りがあり、 宗教的な儀礼がある他に、家族や親せきが集まって、一緒にごはんを食べるそうで、 その際に、子供にお金をあげるという風習もあるらしい。 (これも、中国の红包や日本のお年玉とかと似てるよね。) 面白かったのが、 「それがね、自分がお金を親戚のおじさんにもらっても、僕の親は、他の親戚の子供にお金をあげないといけないだろ? だから、僕のお母さんは、僕がもらったお金をとりあげて、それを、他の親戚の子供にあげてたりしてた。 お金が、自然のエコシステムみたいに、うまーく循環してるんだよね。」 なんて言うので笑った。 しかも、 「お金をもらったからと言って、いいこととは限らない。 だって、それを、とりあげられるかもしれないから。 しかし、取り上げられたからと言って、悪いこととは限らない。 だって、また、他のおじさんにお金をもらえるかもしれないから。 これって、”塞翁が馬”ってこと?」 なんて、先日、大学の授業で習ったばかりの知識を放り込んでくるから、さすが... やっぱり、前言撤回! ラマダン中とはいえ、Aくんの天才のキレッキレ度は、相変わらずのようです~。 ---------------------------------------------------------------------------
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Last updated
April 27, 2022 04:04:26 PM
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