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朝起きると、外は吹雪いていた。
寒さに震えながら宇和島へ。 鈍行で行くとかなり時間がかかるため、特急券を購入。 青春18切符との合わせ技で平気かと思っていたら、 車内の乗車券確認で捕まった。 なんでも別途乗車券も必要のようだ。 瀬戸大橋を渡っている時に外を眺めると、 アニメに出てきそうな禍々しい工場地帯が目に留まる。 煙突からは常に煙というか雲だ。 四国の自然が心配される。 13時近くに到着。 友人が野宿しているポイントへ、レンタカーを走らせる。 彼はいた。まるでヒッピーだ。 拳で挨拶を交わし、41番の寺へ。 彼はここへくるまでにいろんな人に会ってきた。 中でも印象的なのは、鹿肉のおんちゃんとやくざ風のおんちゃんである。 鹿肉のおんちゃんは、一晩泊めてくれ、朝起きるとすごい形相で 「鹿肉いらんか?」と尋ねてくる。 いりますと応えると、鹿の足の部分を自分で捌くように指示を受ける。 初の経験だったようだ。 しかし2日後に腐ってしまったため海に還したようだ。 やくざ風のおんちゃんは、東屋で一緒になったようだが、 深夜テントを張って寝ようとしたところ 「大変じゃあ!大変じゃあ!」と叫ぶ声が。 「どうしたんすか?」と尋ねると、 「風邪薬とまちごうて、バイアグラ飲んでもうたああ!」 というファンキーなハプニングを引き起こしてくれた。 それから4時間くらいテントの周りをさまよったり、 トイレにいったりしていた。 友人は身の危険を感じていたようだ。 そんな話を車内で花咲かし、41番の寺へ。 久しぶりの般若心経を唱えると、心からもやもやが飛んでいく。 確か「無」だってことを言っているんだったと思う。 門前でみかん屋発見。 一袋100円で破格の値段だ。 おばちゃんと話していると、どんどんみかんが出てくる。 ばあちゃんまで出てきて、1時間くらい話し込んでいた。 還暦を迎えたおばちゃん 今日は51番までまわる予定だったが、まぁいいか。 日が暮れだし、夜の山道を走る。 これから深夜の寺まわりだ。 何箇所か回ったが、人は誰もおず、 真っ暗の中、携帯の明かりを頼りに進む。 まともな神経じゃあ進めないだろう。 22時を回るころ、道後温泉に到着。 ほとんど貸切状態の風呂を浴び、 ホテルへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.12 17:48:35
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