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カテゴリ:音楽
今日は声楽のコンクールを受ける生徒が、コンクールのための録音をとりました。一次予選はテープ審査なんです。一度録音して、聴きなおし、いろいろチェックしてなおして、また録音して・・・いいかな~と思ったら息が足りなくなっちゃって・・・ もう10年前になるでしょうか?CDをださないかと、言われて、そのためにすご~く勉強したことを思いだしました。普通演奏は時間の流れ、その場の空気とともに人の心にはいって瞬時に消えていきます。でもCDとなると、何回も聴きなおすものです。またいろいろな場でとても冷静に聴かれるものです。だから、本当に慎重に作らないといけないと言われて・・・本当に二度とできないいい勉強をしました。そのおかげで、今の私たちがあるようなものです。 さて今日の彼は何度も取り直した後、やっと納得できるものを手にして帰りました。その録音につきあっているうちに、なんだか前に練習した曲を弾いてみたくなって、本棚からあれこれ引っ張り出してひいてみました。シューベルト、シューマン、ドビュッシー、モーツァルト、ショパン・・・弾きたい曲がありすぎて・・・ピアノ曲は本当に名曲が多いですね~。それにしても偉大な作曲家たちと向き合えることってすごいことだということを最近つくづく思います。何年か前までは間違えない!・・・これが一番の課題でした。今は違うんです。もちろん間違えて良い訳はありません。間違えないように!と思う以前に、とにかく楽しい!! 私の先生がだいぶ前に言われたことがあるのですが、小品が弾けるようでないと・・・と。確かにそうなんですね。私の先生はもう80歳になられたでしょうか。いまでも毎日一時間はひいていらっしゃるそうです。本当に素晴らしい先生で、私のお手本。その先生から「愛情と情熱」を習ったんです。ピアノのレッスンで習った一番大切なもの!音楽に対して、人に対して本当に愛情がなければ、そして内から湧き上がる情熱がないと・・・先生のレッスンは本当にそのものでした。なつかしい~ やっぱりピアノが一番!!先生から受けたものは大切に次の世代に渡していきます。 声楽のコンクール 受かるといいね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月29日 00時46分36秒
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