7月30日に綾瀬市文化会館でカンツォーネのコンサートを企画しています。司会は元落合小学校の校長先生。小林一雄先生とおっしゃる方にお願いしてあります。と、いうのは小林先生、大学当時落研だったそうで、お話がとても魅力的なんです。なんといっても子供に人気。お話しが魅力的ということは、そう、先生自身もとてもいい先生なんです。そこで、小林先生に司会と小噺をお願いしました。???カンツォーネと小噺?と、思われるかもしれませんが、これ、なかなか楽しいんです。
そのためにちらしを作らなくては・・・いろいろ考えたのですが、チラシの書体。これはやっぱり、江戸文字でしょう。調べてみたら、勘亭流という書体がいいかな~と、思って(私のPCにはない!!!)、印刷屋さんに相談。早速、やってみてもらいました。なかなかいいですね~。寄席っぽい。勘亭流っていうのは枠いっぱい肉太に書いて、はねは内側にむけて、全体に丸く書く書体なんですが、これには訳があるんです。枠いっぱいに肉太に書くということは白い部分がないくらい埋め尽くされる大入を意味するんですって。そしてお客を招きいれる意味からハネは内側へ。そして興行が円満にいくように丸く書く。う~ん、なるほど。この字は1779年に岡崎屋勘六が9代目中村屋勘三郎に依頼されて、中村座の春狂言の看板文字をかいたのが始まりだそうです。「勘亭」とは勘六の号なんですって。・・・
チラシはなにかインパクトがないと見てもらえないので、いろいろ考えてしまいます。考えていくうちに、調べないとわからないことがたくさんでてきて、ついつい寄り道が多くなってしまうのですが、そこが楽しい!
さあ チラシもなんとかなりそうなので、楽しいステージになるよう中身を練って・・・そうそう、いい演奏でなければ、楽しめないものね。最近はどうも楽しさを勘違いしている人が多くなっているようですね。舞台はいつも真剣勝負だから、やる側は本当に真剣にやって楽しい。聴く人はその真剣さに引き込まれた時、楽しいと感じるんじゃないでしょうかね~ 司会、小噺の小林先生も本当に真剣に取り組む姿勢でしたので、本当に期待してほしいコンサートです。お近くの方、是非お出かけください!