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カテゴリ:脳腫瘍
昨日、脳腫瘍セミナーに参加してきました。
集まったのは大体60~70人くらいでした。会場もそれほど広くなく、名大の会議室で開催されました。 最初は、主治医である藤井先生が、脳腫瘍の種類と実際の治療というテーマでお話されました。 脳腫瘍と一言で言っても、細かく分けると133種類くらいあるそうです。それに脳腫瘍は腫瘍全体の中でもわずか2.8%といわれ、稀な病気だそうです。 現在は、テモダールが2006年に認可され、テモダール+放射線という形をとれば、数年前に比べて平均14ヶ月くらいから、36ヶ月以上生きられる報告もあるそうです。 また、MGMTという薬剤耐性遺伝子の検査をすれば、その腫瘍がテモダールに負けない力があるかということも分かるそうです。(意味が違うかも) もしテモダールだけでは無理な場合は、インターフェロンβを併用したりするそうです。 また次は放射線科の先生がお話されたのですが、実際聞いていてもチョッと理解に苦しみました(笑) 1896年にX線が発明?されてから200年以上かかり現在良く聞かれるガンマナイフやサイバーナイフ・またはノバリス、トモセラピーと言ったように放射線治療も身体全体に照射するより、腫瘍に集中的に照射できるようになってきたり・・・でもうすでに50グレイ照射している自分には縁がなさそうな事も聞いてました(笑) 新薬も出てきてるそうで、先日の学会では“アバスチン”という新薬を米国食品医薬品局(FDA)は、標準治療後にも進行した多形性膠芽腫(GBM)患者の治療にアバスチン(ベバシズマブ)を承認したそうです。 これももうすぐ日本でも承認される事とも思います。 とにかく時間が短かったので、先生方も結構な速さでお話されメモ取るのもおいつかない状態でしたので、自分では違った取りかたしてるかも知れません。 いずれにしても、自分は、放射線もすでに50グレイ照射しているので、今後再発という事がいつかは起きると思いますが、また外科治療して、テモダールなり、その頃には認可されてるアバスチンという薬が使えるのかなって思ってます。 でも昨日参加させていただき、主治医が東海地区でも脳腫瘍グループに入っておられ、名大病院もそのグループの中心となっているので非常に心強いです。 また2~3年ないに名古屋市に名古屋市立陽子線治療センターが開設されるそうなので、これもいい話だなって思いました。というのも今現在では、国内でも6ヶ所くらいしかこうした施設がないらしいので、もっと全国的に広がって欲しいなとも思います。 まだまだ勉強不足で(頭悪いので)実際のお話とは違うのかも知れないのですが、参加できた事に感謝したいです。 また、来月8月には東京でグリオーマの患者を中心としたセミナーもあるそうです。行く機会ができたら入って見たいとも思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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