自己価値と英語でのセッション
最近、IH キネシオロジーで「自己価値」についてのテーマでセッションを行うことが、何度か続きました。「ありのままの自分の存在価値を受け入れること」私たちすべてにとって、大切なことでこれがないと、人生は困難になってきます。これまで何度か書いていますが、自己の存在価値を受け入れるのは、けして何かを成し遂げたから、とか人に貢献できているから、ということではありません。ここに辿りつくためには、何度かのセッションが必要な人もいますし初回からこのテーマが選ばれる方もいます。最近は、私がかなり大きな抵抗でも外せるようになってきたこともあって初回のセッションでも、この問題が出てくることが多くなりました。(初回のセッションで、こういう深いテーマが選ばれるとセッションは長くなる傾向にあるのですが)さて、先日セッションを受けられたアメリカ人の男性の方から感想を頂いて、掲載の了承を得たので、ご紹介いたしますね。Thanks again for the amazing session! I wanted to report that I think some changes are already starting to happen.Today my boss commissioned a job for me this Sunday to do outside of work.For the past 7 years I have never asked how much a job pays or how much I will be paid in commission (signs of my low self-worth) but today without even thinking I walked right into his office to discuss the pricing and commissionand also make sure it is fair! This is big change, thanks again.一応、ざっと訳しますね。「すばらしいセッションをありがとう。もうすでにいくつかの変化が起こり始めているので、お知らせしたかったのです。今日、私のボスが私に今度の日曜日にoutside of work(通常の仕事ではなく、エキストラの仕事)を頼んできました。過去7年間、私はただの一度もその仕事はいくらなのか、またその依頼で私がいくら受け取ることができるのか、尋ねたことはありませんでした。(私の低い自己価値の現れですね)でも、今日、私は何も考えることさえなくオフィスに入ってゆき、その料金と依頼について話し合ったのです。そしてそれが公平なものかどうか、確かめたのです!これは大きな変化です。ほんとうにありがとう」この男性は、最初来られた時に、自分には特に何も問題はないと言われてきました。仕事も人間関係もそれほど問題はないし、健康的にも何もないし、何年も日々瞑想も行って、食事にも気をつかい、心は穏やかで、セッションで取り組みたいテーマは特にないけれど、友人に勧められてここに来た、と言われます。それでは、何が出てくるか、見てみましょう~とセッションはスタートしました。セッションの中でカウンセリングはとても大切でクライアントさんの話の中から、私はいろんなヒントを得てこれかな?それとも、これかな?とクライアントさんの身体にあれこれ聴いて、身体の反応を見てゆきます。けれど、問題がない、とあまりその方のことを話してもらえない場合はヒントなしでのスタートになるので、ただ私の直感的なものに頼って見てゆくことになるのですが、それでも必ずその方にとって本質的なテーマや問題は上がってきます。えてして問題が特にないと言われる方ほど、多くの問題を内在的に抱えているものですが、この方の場合も、自己価値を受け入れてない、人のサポートを受け入れることができないありのままの自分を表現できない、などの問題が上がってきました。自己価値の問題が上がってくるのは、親との関係から来ているケースが多いのですがこの方の場合も、子供の頃の母親との関係から、ありのままの自分の価値を見出せなくなっていました。親からありのままに自分を認めてもらえなかったりまたは、子供の時から親をサポートする必要があったりするとそのままの自己価値を認めることができずに自分は常に人に貢献しなければならないと、がんばりすぎてしまっていたり人のサポートはすることができても、人からのサポートは受け入れることができなかったり弱い自分を人に見せることができずに、人に相談することもできなかったり。そうなると、すべてを自分一人で解決しようとするので行き詰まってしまうことも多くなります。このメールを頂いて、初めて知ったのですが彼は7年間、自分の仕事に対しての正当な報酬を得ているかどうかも確かめずにいて、それが問題だとさえ感じていなかったのだなあと。もちろん、多額の収入を得て、自分の報酬なんて全く気にしない人は別ですがこの方の場合は、自己価値を受け入れていないために、そういうことをしようという気も、起きなかったのですね。そして、今回「何も考えずに自然に」相手と話し合うことができたと自分の中の変化を感じられたのは、大きな一歩。潜在意識が変化すれば「こうしなければならない」などと考えることなく自然と行動に移すことができるようになるのです。さて、今回は、self-worth 自己価値がテーマに選ばれましたがこれがself-acceptance になると、また少し感覚(エネルギー)は違ってきます。私の好きな言葉の一つに、unconditional self-acceptance直訳すると「無条件の自己受容」ですが、「ありのままの自分を受け入れる」ということ。どんな状況でも、自分を責めたり、批判したりしない、例え、だめな自分であっても受け入れるということです。もちろんこれは、自分のだめな部分を変えない、ということではありませんしむしろ、しっかりと自己を見つめるということです。一方、self worthの場合は、人との関わりの中での意識であって例え、どういう自分であっても自分は人から受け入れられる存在である、ということを信頼しているという感覚かなあと。他にアメリカ人がよく使う言葉としてself-esteem という言葉があります。日本語で訳すと自尊心と訳されていて自尊心というと、プライドという感じで、あまりよい印象はしないのですがどちらかと言えば、自己価値を受け入れる、ということに近いかなあと。このあたりのニュアンスの違いは、私もまだよくわかっていないところがあるのですが。私にとって、英語でのセッションは、こういった言葉のニュアンス的な問題もありますがそれより、相手に説明する際の難しさを感じることがあります。私は心の中で質問して、身体の反応を見てゆくので英語でのセッションでも、何が問題か、目標かなどは、すぐにわかりますが例えば、何かのテーマがあがってきた時にそのことが、その方の顕在意識では、全く問題だと思っていなかった場合どう問題なのか?を相手が頭で理解できるように、話し合ってゆく必要があります。あくまでもキネシオロジーで行うのは潜在意識の調整ですが、顕在意識でも理解していることが大切なのです。身体は、けして問題になっていないことには反応しないので例えば「責任感」で反応した場合は責任感が、その人の人生で問題となっている、ということなのですが「人には責任感が必要だ」と頭で強い信念があれば例え、身体がそう訴えていても、潜在意識の調整はできません。自分の行為から生まれた結果の責任を自分で負うというのは、この宇宙の法則ですが責任感となると「こうしなければならない」と自分で自分を制限していたり、人からの期待に応えようと必要以上にプレッシャーを感じたり、必ず、自分自身に負担をかけています。自分の人生の責任は、他の人ではなく、すべて自分自身にあるという責任を取る生き方は必要であっても「責任感」は不要なのです。そういった日本語でもちょっと理解することが難しいようなシチュエーションで私の英語力だと、上手く伝える力が不足しているなあと。英語に対するストレスや自信などの調整は行ったので英語へのストレスはないのですが、ストレスがないからと言って、英語が流暢に話せるというわけではないのですよね~ということで、英語力のアップは、これからの私のテーマの一つ。かなり今さらなのですけれど考えてみれば、ずっとここに暮らしていながらただの一度も英語をまともに勉強したことはなかったなあとと、最近、アメリカ人とのIH キネシオロジーのセッションが続いているのでこういうことも考えるようになったわけなのですが。なんといっても、自分の興味があることしかやらない人なのでこれまで英語を勉強しようという、発想さえなかったのですが要は言葉は、ハートでつながることをサポートする一つの手段ですものね。ということで、今年は英語をやります~♪(と、あっさり、自分の目標を変えてしまう人なのでどこまで続くかは、かなり疑問です)