今だから話せる話
過去の失敗は、すべて笑い話になるそう思って、これまで生きてきたし多分、これからも、そうなんだろうなあと思います。もちろん、それが起こっている時はとても笑えるような話じゃなくて必死で対応していたり、気分が落ちたりするわけなんですが終わってみると、その失敗によっていろんな気づきや学びが起こったりすることが多くてなんと人生って、予測不可能な面白いゲームなんだろう、と。この前のベーシッククラスの参加者の方も失敗から学んだ方が何人もいらっしゃったように思います。そんなことを感じていると、参加者のお一人からメールを頂きました。5日間、本当に本当にありがとうございました。初日の朝から、こんな早くに脱走兵が出たかと典子さんやクラスメイトを驚かせ心配させてしまう迷惑な行動を取ってしまったこと時間がたって更に深く反省しています。申し訳ありませんでした。あの日の自分を「なんでもいいからとにかくすぐに典子さんに伝えろやー!!」と、どつきたいです。。その事に関連した気づきがクラス終了後に毎日大量にやってきて毎日泣いています。今回のことで、助けを求めることができない自分をとことん思い知りました。人を助けることは全く躊躇しないのに自分となるとそうなってしまいます。自分の辛さや痛みならどこまでも隠して1人でなんとかしようとしてしまうんですよね。子供の頃からずっと。それから、私が困っている時に手を差し伸べて助けてくれる人がいるんだ!という感動も今回体験することができました。初日パソコンを買って帰り、必死で設定をしていた時にオンライン新年会で知り合っていたTさんがLINEをくれたんです。現在クラスでやっている内容を教えてくれてとりあえずスマホでクラスに入ってみて!と。TさんからのLINEがなかったら私は設定完了するまでスマホで入ることすらしなかったと思います。そしてさらに終了後TさんからLINEがきて私が参加できなかった部分のペアワークを一緒に練習しようと言ってくれたんです。Tさんも初日で疲れているだろうに優しい気持ちが嬉しすぎて泣きました。お言葉に甘えLINEビデオ電話を繋いでペアワークをしワークできたことはもちろんTさんのお顔を見たりお話できたことでもなんだか急に安心しました。そして2日目Yさんとのペアワーク。私は音叉を鳴らせないからこのペアになったと思うのですがこの体験が大きなギフトとなりました。サポートのNさんから、Yさんへのセッションはテーマが私と深くリンクしていました。自分をオープンにできない人と繋がることやコミュニケーションへの恐れや苦手意識。Yさんの気持ちがよくわかるのでもう固唾を飲んで見守っていました。そして、Yさんが自分を解放していく感動的な場に立ち会うことができ、自分までセッションを受けたかのような解放が起きて一気にハートが開いたのを感じました。私にしてはかなりハートを開いてクラスに参加できたのはあの体験のおかげです。Yさんから私へのセッションも私のインナーチャイルドの傷の核部分にぐっと触れるもので、音叉を聴きながら泣きました。Eさんのデモセッションともリンクしていると気づきました。9月にゼウスの洞窟ワークをした時ものすごい強烈なエネルギーが下からぐわーっと上がり頭の上から出ていき訳のわからない大号泣が止まらなかった、という体験をしました。Eさんのデモセッションではゼウスの洞窟の映像を見ていると頭痛がしてきてクラクラし身体をよじるほどのひどい深い咳がしばらく止まらなくなっていました。今回クラスに参加したことでたくさんの学びや気づきだけではなくびっくりするくらい愛や助けを受け取りまくっています。Kさんのインナーチャイルドへの言葉がけの時典子さんの命がけに感じられるほどのものすごい迫力の愛を間近で味わえた事もなんて素晴らしい体験だったんだろうと今思い出しても泣けてきます。まだまだあまりにも典子さんにお伝えしたいことがありすぎて一度では書ききれないです。クラスの5日間は、私にとって初めての夏季集中合宿のような日々でした。いつか典子さんとサシ(昭和な表現ですね~)で美味しいワインを飲みながらじっくり語り合いたいなぁと夢見ます♪ 本当にありがとうございました。ふふ、ぜひいつかその話を酒の肴にサシで呑みましょう(サシで呑むというと、どうしてもワインより日本酒のイメージになるのだけど)この感想をくださったMさんは、初日の最初の二人1組の実践の直前に忽然といなくなってしまった方でした。最初、26名中、どなたが一名足りないのかわからずチェックして行ったら、Mさんということが分かって私は彼女のセッションを一度やったことがあって最初からいきなりやめてしまうような方ではないのできっとネットの接続が上手くいかないのだろうとそれほど心配はしていませんでした。それで、早速、緊急要員としてNさんが入っていたことに感謝でした。で、Mさんが2回目の実践の前に戻ってこられて彼女からお話を聞いてびっくり。彼女は、コンピューターが壊れたのでクラスを抜け出し、新しいコンピューターを買いに行かれていた、というのです。もし、彼女からクラスの途中で「今からコンピューターを買いに行ってきます」と言われたら、間違いなく私は「今、抜けないで、携帯でもいいので参加してください」と止めたことでしょう。コンピューターが必要なのはセッションをする側として、ズームで音叉を相手に届けるためなのですが初日は、相手の筋反射を取ってみるだけで大切な調整を行うわけではないし、何よりもクラスを通じて、やり方を学ぶことが必要なのでその場にいることが、最優先だからです。でも、この彼女の選択の「失敗」が様々な学びや気づきにつながり彼女がサポートや愛を受け取ることになったわけで本当、全てはギフトだなあと。まずは、こうして初日が終わり、ほっとしたのも束の間その日のうちに、今度は、Yさんから『クラスをリタイアしたい」とのメールが届いたお話は前回のブログも書きました。こんなことを書くと、クラスの内容をご存知ない方はまるで、クラスの初日で、とんでもなく大変なプログラムをやっているかのようですが初日の二人1組の実践で行ったのは、筋反射で相手の身体に合っていない食べ物を調べることとミネラル調整の二つの実践だけなのです。そして、この2日目に、Yさんを二人1組の実践でどなたと組ませるのかが、私の課題となりました。初日のプログラムでさえ、リタイヤしたくなるのですから前世や霊的なエネルギーを取り扱う2日目のセッションでは相手との組み合わせによっては、確実にYさんはリタイアしてしまうだろうと、予想できたからです。私のガイドに聞いてみるとYさんとの二人1組の組み合わせでOKがでた人は一人もおらず、唯一、NさんとMさんの3人1組だったらオッケーという結果が出てきました。こういう時、例え、ガイドから言われたことでもどうなるのかやってみなければわからないですがこのMさんの感想にも書かれている通りその3人体制が、Yさんに取っても、Mさんに取っても素晴らしい気づきや解放に繋がったのでした。ということで、ズームのブレイクアウトルームの機能を使って26人を13組に分けるのは自動で分けてくれる機能もあるのですがこのクラスは、自動の機能を使ったのは、初日だけで二日目以降は、全て私が事前に考えた組み合わせで手動で分けることになりました。一度当たった人とはできる限り、当たらないようにする必要もあるし、組み合わせによってかなり大変になることはわかっているのでこの組み合わせを考えるのは、私に取ってクラスの間の最も悩ましいタスクなのです。そして、無事2日目が終わったと思ったら3日目に、またお一人今度はインナーチャイルドの実践の前になって「私はインナーチャイルドの実践はやりたくないです。考えただけで、とても恐いです。その実践は、抜けさセてください」という方(苗字のイニシャルKさん)が現れたわけです。ひゃ~また出たよ。リタイア宣言で、そういう時、私は「では、その実践の間、休んでいてください」とは、けしてならないわけで、そういう意味で厳しいと言われるのですよねそこまでやりたくない、というのは、明らかにその方に取って、最も大切なワークであることは間違いないしそれをスルーして、他のワークをやったとしても本当の意味での開放は起こらないわけで例え、クラス中に上手く開放できなかったとしてもトライするチャンスを潰して欲しくないなあと。で、その時も、私は彼女に実践に参加するようにと促したわけですがさて、このKさんをどなたと組ませるのか?が、急遽対応するべき問題となりました。ここまで、抵抗している方のインナーチャイルドを癒すのは、初心者はもちろんプロでやっている人であっても難しいわけでそれで、前日のように緊急要員Nさんのサポートを入れた3人体制にしようと、もう一人に選ばれたのは、またこのMさんだったわけなのです。今度は、Nさんがセッションを行うのではなく最初から、Mさんが、Kさんへのインナーチャイルドワークを行いNさんがそのサポートを行うという形でやりました。Mさんは、一生懸命にKさんのインナーチャイルドに寄り添おうとされているのが伝わってきました。Nさんは、そのMさんのサポートを頑張ってやっていてそれが、Kさんにも伝わっていて、その二人の気持ちに応えようと自分自身のインナーチャイルドに寄り添うとしていましたが上手くアクセスできずだんだん辛くなっているのが、傍目でも伝わってきました。自分の感覚を感じることが苦手な方に感じてみてください、と言ってもできないので苦しくなってしまうのです。私は、他のルームも見廻りながら時々、この3人のルームに入ってそれを見守っていました。もう他の組は、二人1組の片方が終わって交代していましたがこの3人は、まだ1組目のKさんのインナーチャイルド でしたからかなりの時間、ワークしていたように思います。ああ、2人とも、よくやってるしかなりいいところまでやっているのだけど多分これ以上はKさんのインナーチャイルドにアクセスするのは無理だな、と見ていて分かりました。これは、とても難しいケースであることは最初からわかっていました。それで、ガイドに、私はどうすればいいのかと尋ねました。例え、上手く行かなくてもただ見守ることが必要な時とアドバイスするのが必要な時があるからです。ガイドからの答えば、見守ることでもなくMさんへのアドバイスでもなく「GO、今すぐに出て行ってKさんのインナーチャイルドワークをやりなさい」でした。ぎゃ~まじか。私は見守っていただけで、自分で筋反射を取っていたわけじゃないし他のルームも見回っていたので、それまでの経緯もわからないのでとりあえずKさんのインナーチャイルドにアクセスして情報を拾いました。「お母さんが、可愛そう」「お母さんを助けなきゃ」「お母さんを幸せにしたい。そのためなら私はなんでも我慢できる」多分、3、4つの情報をあげただけなのですがその言葉と同時に、Kさんのインナーチャイルドが一気に私の中に入ってきてその瞬間に、私は迷わず、この3人の前にいきなり顔を出して、Kさんのインナーチャイルドワークを行ったのでした。このMさんの感想で「Kさんのインナーチャイルドへの言葉がけの時典子さんの命がけに感じられるほどの、ものすごい迫力」と書いてくださっていますが実際、もう勢いだけでKさんのインナーチャイルドへの声がけというよりインナーチャイルドの代弁者として半分泣きながら話していたので具体的な言葉としては何を話したのかよく覚えていないぐらいなのです。前回のブログにアップしたそのKさんから頂いた感想で「のりこさんが本気で叱るように言ってくれた言葉。誰があなたに寄り添うの!!」そうか、私はそういう言葉でお伝えしたのだな、と思い出しました。これは「私(インナーチャイルド )はお母さんに寄り添ってきた。でも私に寄り添ってくれる人は誰もいなかった」というインナーチャイルドの声を聞いて、伝えた言葉でした。そのKさんの感想今、一人になって静かに目を閉じると小さな私がいます。さくら草、玄関の隣りの沙羅双樹の木、水色の屋根、長い廊下。寂しそうな姿、不安そうな横顔。泣けない女の子。あのクラスを乗り越えた今すべての子をハグして、とことん話を聞くことができる。これを読んでいると、その情景が浮かんでくるようでKさんのインナーチャイルドを思い出し、涙が出てきます。そして、今、彼女がその子を抱きしめ、癒している光景はなんと美しいのだろうと。そして、Mさんがその時を思い出しても泣けてくるのは私がKさんに言った言葉そのものではなくてMさん自身が、あのKさんのインナーチャイルドの想いをあの場で、しっかり受け取っていたからなのです。もちろん、初めて人に行うインナーチャイルドのセッションなので相手にどう伝えたらいいか、わからなかったでしょうがその想いを受け取っていることが、何よりも大切なことだなあと。ということで、今だから話せる話いくらでも出てきそうですがたまたま先日、Mさんが感想を送ってくださったのでYさんのことや、Kさんのことも思い出して書いていたら長くなってしまいました。他にも、いろんなストーリーがあったなあと。例え、酒飲まなくても、みんなで語り合いたいわこれまで何千回、何万回とセッションをやってきましたがそのセッションがどうなるのか、なんてやってみるまでわからないわけなのでそういう意味では、上手くできる自信なんて今でも私は持ち合わせてないような気がします。ただ持っているのは、例え上手くできなくても自分がやるべきことをやって、ベストを尽くしたのなら結果がどうであれ、それは自分に取っての大切な学びや気づきにつながるという自己信頼だなあと。それが少しでも伝わったのなら、そんな嬉しいことはないしそして、私自身もさらにこれから自己信頼を高めてゆくことになるのでしょうね。(できれば、お手柔らかにお願いします)