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カテゴリ:ペルー
朝4時前に起床。 なぜ、こんなに早起きかというのは オリャンタイタンボからマチュピチュに向けて発車する列車のチケットが 1ヶ月以上前に予約したにも関わらず、 この日、朝5時半出発の席しか空いていなかったのです。 この時期、マチュピチュ行きの列車のチケットは、かなり取りづらく 選択肢も少ないのです。 しかも、列車の料金もアメリカと比較してもかなり高い。 このインカエクスプレス鉄道は、マチュピチュへ行くための唯一の交通機関。 自動車道はなく、これ以外では、インカトレイルを歩いて マチュピチュに入るしかないので、ほとんどの人はこの鉄道を利用します。 あとで、ペルー人のガイドの人が 『インカエクスプレスは、まるで独裁国家だよ」 と話してくれましたが、まさに独占企業なのですね。 さて、朝5時半の列車に乗り込み、 1時間半でマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)に到着。 ホテルの人が向かえに来てくれていて、それからホテルにチェックイン。 その後、すぐにマチュピチュへ向かいます。 入場料43ドルと往復のバス14ドルを購入して バスに乗り込みます。 バスは、急な山道をどんどん走り、500メートル上のマチュピチュまで 約30分で到着。 天空の都市マチュピチュ とうとうここに来れた~~ 後方にワイナピチュ山をしたがえた、美しい遺跡が目の前に広がっています。 写真や映画で何度となく目にした風景。 そのせいか、ごく自然に私の中でとけこむ感じもありますが やはり、実際にこの場に立った時の感動は、言葉では言い表せません。 これはWishing Door。 通る時に両手を触れて、願いを唱えると叶うそう。 (ガイド本には市街地の門となっています) これは3つの窓の神殿。 神聖な儀式が行われていたそうです。 インティワタナ。 日時計。 インティ・ライミ(冬至・太陽祭)に太陽が この石造物のあるラインを通過するそう。 マチュピチュで一番エネルギーの高い場所だと言われています。 パワーをもらえる石として有名です。 今は触れられないように周りに縄を貼ってありますが みんな見張りのすきを見て、石に触れていました。 (私も触れましたが、すぐに係の人に注意されました) これはパチャママ(大地の母)の石。 ここで石に手を触れて、祈りを捧げました。 ガイド本などには聖なる石と書かれています。 と他の人も同じようにやっていました。 私は、事前にいくつかのサイトを見ていたので、 これがパチャママの石であることを知っていたのですが、 みんなよく知っているんですね。 コンドルの神殿。 自然の石を組み合わせて、コンドルの立派な羽を現しています。 前にあるのは、コンドルの鶏冠。 とても力強いエネルギーを感じる場所でした♪ ピューマの顔をした石。 ピューマやコンドルは、パワーを現す聖なる生き物だったそう。 美しい曲線を描く太陽の神殿。 マチュピチュは水道の技術がすばらしく 今でも、遺跡内に水が流れています。 このお水で持ってきたクリスタルたちを浄化しました。 たくさんの観光客が訪れていました。 ほとんどは何人かのグループでそれぞれにガイドがついています。 私たちは、時々、近くのガイドの説明に耳を傾けて 「なるほど~ここはそういう場所なのね~」と納得したり 「それは違うかも?」と疑問に思ったり。 ほとんどは、一般的な観光ガイドの本に書かれてあるのと同じ内容を 説明しているようです。 でも、もしかすると、真実は一般的に推測されていることとは 違うところにあるのかもしれませんよね マチュピチュは1440年頃、インカの皇帝パチャクティによって 建設されたというのが、有力だと言われている説です。 でも、浅川氏によれば、 『遺跡が、わずか数百年前のインカ帝国時代のものなどではなく、 数千年以前の、地軸の変化を伴ったと思われる 地球的規模の大異変後に建設されたと思われる証がある』のだそう。 つまりマチュピチュはインカ帝国より遥か前に建設されたもので インカはそれを利用したに過ぎないというのです。 その真偽は別にしても、なぜこんな巨石を 渓谷から500メートルも登ったところに持ち運んで都市を建設したのか、 またどうやって運んだのか、 そして4000キロのインカトレイルを作った技術など 謎はたくさんあり、自分勝手にいろんな想像をめぐらせているだけで 楽しくなってきます。 遺跡内をのんびり歩くリャマさま♪ 私たちは、あまり人のこないスペースを見つけて そこで、しばらく過ごします。 ホワイトセージの葉に火をつけて、自分たちを浄化し 葉を細かく砕いて、空に向かって風に流しました。 そして、ここに来れたことに深い感謝の気持ちを捧げて、祈りました。 大地の母、パチャママ ありがとうございます とても静かで幸せな時間が流れてゆきました。 マチュピチュ内での食事は、入り口にあるレストランか 隣にあるカフェで取るかの2つのみ。 遺跡内の唯一のレストランは、ビュッフェで40ドルと高かったので入らず、 ランチは、カフェでチャチャモラーダ(紫トウモロコシのジュース)と キッシュを頂きました。 ここのバニラアイスクリームは、濃厚でとてもおいしい~~ 午後からは、太陽の門に向かって出発です。 太陽の門は、ワイナピチュとは反対方向にあり ここから約1時間の登り道。 これがけっこうきつかった~ 太陽が容赦なく照りつけて、体力を奪います。 この日は、朝早起きしたこともあって、体力なし。 最初は、これは無理かも~と思ったのですが、 おさむのアドバイスで、祝詞を唱えながら歩いていると 自然と足が前に出てきました。 なんとかあともう少しというところまで来て 休憩して座ります。 ここで、おさむが笛を取り出して吹きはじめました。 すると、どうでしょう♪ おさむが吹き終わると、目の前の木にいた 鳥たちが一斉に美しい声で鳴き出したのです。 鳥たちが答えてくれた これはとても素敵な瞬間でした くるり♪ 歩き始めてから約1時間半。 ようやく太陽の門に到着です。 ここは遥か古代からインカ道を旅して歩いてきた人々が 辿り着いたマチュピチュへの入り口。 4000キロのインカの道を歩いてマチュピチュに向かい 大変な思いをして、ここに辿り着いた時の感動はどんなに大きいことでしょう。 それを想うだけで、その感動を感じて、何だか涙が出そうになります。 マチュピチュへのインカトレイルのツアーは3泊4日などで 行われていますが、いつか私たちもその道を旅してみたいな~ 太陽の門から眺めるとマチュピチュの遺跡が遠くに見えます。 夕方、マチュピチュをバスでおり、 アグアスカリエンテスの村に戻ります。 一旦ホテルに戻ってから、地元の温泉に出かけました。 この村アグアスカリエンテスは温泉という意味。 村に一つだけ温泉があるのです。 何だか公共のプールみたいな雰囲気。 いくつかのプールのような露天風呂があります。 たくさんの観光客(ほとんどがアメリカ人) がビールやカクテルを片手に、露天風呂を楽しんでいました でも残念なことに、お湯がぬるい~~ 日が落ちると、このあたりも冷えてきますので お湯から出ると、身体が冷えて寒くてガタガタ震えてしまいます。 もう少し暖かいお湯だったら、最高なのになあ。 それでも、温泉の効能か、上がった後は 身体の疲れが取れて軽くなったようです。 夕食はインド系ベジタリアンレストランで食事。 (これは、見事はずれだったけど) マチュピチュで有名なレストランといえば インディオフェリス 。 残念ながら、ここには野菜料理が全くなかったので (今回は来たるアヤワスカセレモニーに向けて 魚料理も控えていたため) 今回、ここで食事はせず、デザートだけを食べに行きましたが とてもおいしかったです。 私たちの今回の旅では、浄化の意味もあって あまり食べることは重視していなかったのですが やはり、できるならおいしい食事をしたいものですね。 さて、次の日はいよいよ念願のワイナピチュ登山です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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