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カテゴリ:セドナ、アリゾナ&ニューメキシコ
ニューメキシコ&アリゾナの旅 5日目 この日は、コロラド州に近い、アリゾナ州のファーミントンという街から コロラド州にあるメサベルデ国立公園へ出発します。 メサベルデは、チャコカルチャーと同じように アナサジ族の残した住居跡です。 西暦600年頃から、高度な文明を築き 14世紀に忽然と姿を消してしまったそうです。 これも世界遺産に登録されています。 意図したわけではないのですが、タオス、チャコカルチャー、メサベルデと 3日間連続で世界遺産を回ることになりました。 メサベルデは人気の国立公園だけあって、訪れる人も多いし トレイルもいくつかあり、設備やイベントなどもかなり充実しています。 公園内に遺跡は、点在していて、その間は車で移動するのですが 遠い遺跡は何十キロと離れています。 自由に見て回れる遺跡と、ガイドツアーに参加しなければ、 見れない遺跡があるのですが、 まず、ガイドツアーで一番メインの遺跡であるクリフバレスを見てみることに。 私たちが当たったツアーのガイドさんは、ネイティブアメリカン、ナバホ族出身の方。 この人が、もう最高に素晴らしかった~ 先日のホワイトサンズでもそうでしたが、 アメリカの国立公園のレンジャーやガイドは、 プロフェッショナルで知識が深いだけでなく 自分自身のことや、ユーモアを交えながら話をして とても話が上手い人が多いように感じます。 このナバホのガイドの方も、とてもユーモアがあって おもしろい方だったのですが この彼が素晴らしいのは、それだけでなく ネイティブアメリカンとしての世界観や自然観についての話など、 とてもスピリチュアルな内容で 本当にネイティブアメリカンとしての誇りを持って 生きている方であるというのが、伝わってきました。 これがクリフパレス。 巨大な崖の下に住居が作られているので 朝と昼間は完全に日の光を防いでいます。 この円型の穴は、キバ。 キバというのは、いわゆる礼拝堂や神社のようなものであって ネイティブアメリカンたちが祈りを捧げたり、浄化したり、 セレモニーを行ったりした場所のことです。 すべての生き物たちは、 母なる大地、父なる空の恵みで生きていること。 私たちは大いなる自然から、多くの恵みを受け取っていることに いつも感謝の気持ちを忘れないでいること。 彼が話した詳しい内容は、もう忘れてしまったのですが 聞きながら、なぜか感動して泣きそうになりました。 おさむも胸にこみ上げてくるものがあったそう。 ガイドツアーの話を聞きながら、涙が出るほど感動したのは 2人とも初めてのこと。 素晴らしい方に当たってよかったです。 それから、ガイドツアーでなく、自分たちで見ることができる スプロースツリーハウスという名の遺跡を回ります。 この岩が、雨風や日中の日差しをしのいでいます。 本当によくできているな~♪ 上の遺跡をもう少し遠くから見た風景。 奥行きは思ったよりも広くて、ずっと奥まで続いています。 このメサベルデは、荒野の中にあるチャコの遺跡とは違って、 森の中にあるので、歩いて回っているのも、気持ちいい。 ここだったら、私も住めそう オレゴングレープという名の植物。 メサベルデが予想以上によかったので、思わず時間を取ってしまい 出発が遅くなってしまったのですが、 私たちは、その日の夕方までにモニュメントバレーに到着するために メサベルデを3時頃に出発します。 ここはトレイルなどもとてもよさそうなので またいつか訪れたいです~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月12日 15時09分32秒
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