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カテゴリ:キネシオロジー
先日、おさむが「キネシオロジーのセッションをして~」とやってきたので 「一体何についてワークしたいの?何か問題を感じているの?」 と尋ねると 「エゴ(自我)をなくしたい」とのお答え。 「あのさ~エゴって、 キネシオロジーのセッションで「エゴを手放します』という調整をして、 はい、もうエゴはなくなりました、 なんて、いうようなものじゃないんじゃない? 自我をなくすというのは、悟りを得るというのと同じなわけだし。 そもそも、つきつめていえば エゴをなくしたい、ということそのものがエゴだと思うけれど。 悟りを得たいと思っている限り、永遠に悟ることはないというのと 同じだと思うよ」 と言ったのですが、彼はそれでもセッションをやりたいというので それでは、エゴなのか何なのかわからないけれど とにかくやってみようということで セッションをすることにしました。 最初に感情チャートで反応したので その中から筋反射で選んでゆくと 選ばれた言葉は「Selfish」 厳密に言うと、Selfishだけがエゴではないですが この感情チャートには、エゴという言葉はないので これが選ばれたようです。 「ふ~やっぱり今日のテーマはエゴなんだね~」 ということで、エゴをテーマにスタート。 おさむ曰く「ね、やっぱり言ったじゃん」と エゴを手放せることが、とてもうれしそうです。 ほんと変な人。 でも、このセッションでの目標を設定する段階になって おさむの身体は「エゴを手放す」という目標には反応しません。 テーマはエゴですが、エゴを手放すことが目標ではないよう。 そして、その瞬間、筋反射テストで確かめるまでもなく 私にはおさむの魂の目標がピンとわかったのですが 自分で考えてもらった方がいいと思って、しばらくおさむに考えてもらいました。 おさむから出てきた言葉は 「神に仕える」とか「光の道を歩いてゆく」 などでしたが、そんな言葉に身体は反応しません。 顕在意識が考えている目標と、 その人の魂レベルで感じている目標とは全く逆になることもよくあります。 おさむの場合も、エゴを手放したい、ということしか 意識が向いていないので、本当の自分はどうしたいのか、 わからなくなっていました。 それで、結局、私の感じた目標を筋反射で試してみると それがベストの目標だという反応がありました。 もちろん、普通のキネシオロジーのセッションでは 私はそれぞれの方の魂が何を望んでいるのかなど、わからないので クライアントさんとああでもない、こうでもない とあれこれ試して見つけてゆくわけですが おさむの場合は、いつも一緒にいるわけですし はっきりとはわかっていなくても、何となく漠然と感じているので セッションを始めると、すぐに問題や目標がクリアになってくることが多いです。 ということで、今回のおさむの魂の目標は 「エゴに対する罪悪感を手放す」 つまり、例えエゴを持っていたとしてもいいじゃん、ってことなんです 彼は最近、エゴを持ってはいけない、という意識が強すぎて、 自分の中にあらゆるところにエゴを見出してしまっていて 前に進めなくなっていたのでした。 もしも、自分の音楽を広めたい、自分の音楽を聞いてほしい これはつきつめてゆくと、自分のエゴかもしれない? となっていけば、何も行動できなくなってしまいます。 例えば、お金が必要だというのは、ニーズであって 私たちは肉体を持っている以上、物質的な豊かさを含めて ニーズを満たしてゆくことが必要なのですから そこに罪悪感を持つ必要はないですよね。 あえていうなら、お金を持っていないことに劣等感がある、とか お金のあるなしで人の価値を判断する、というようなことが エゴであって、もしそうなら、それらを手放してゆく必要もあるでしょうが それはエゴとひとまとめにして手放せるものでないですから。 今のおさむに必要だったのは 自分はエゴを持っているから、だめな人間だという罪悪感を手放して それがエゴであろうがなかろうが 自分の本当にやりたいことに従って自由に生きること。 それこそが究極的にはエゴを手放すことにつながるのですから。 さて、この「エゴに対する罪悪感」に関して出てきた プロトコルはサバイバルプログラム。 つまり、彼の潜在意識は 「エゴに対する罪悪感を持っていることが安全だ」と感じていたわけです。 エゴに対する罪悪感がなければ、自分はどんどんエゴイスティックに なってしまうのではないか?という恐れがあったのですね。 これは、彼の過去に関連していて 彼は10代、20代の若い頃の自分は エゴの固まりだった、自分のことしか考えていなかったという と、その頃の自分を苦々しく感じていたのです。 確かに、私と出会った頃のおさむは25歳ぐらいだったのですが 自信満々のあまり、人の気持ちを考えない言動もよくあったので 彼は、後になって、その頃の自分を振り返って 自分は何人かの人を傷つけてしまった と後悔していたのでした。 私もそうですが、若い頃って、自分自身のことを知らないし 経験も浅いので、人の痛みもわからないし 傲慢になりがちですよね。 だからこそ、若い頃は失敗もたくさんするし、そこからまた学びもあるわけですが 彼の場合は、そんな自分に戻りたくない、という意識が 強くあり、その自分に戻らないためには、エゴに対して 罪悪感を持っていなければならない、 と潜在意識は感じていたわけです。 さて、今回、おさむの潜在意識の調整に使ったのは、 Sound of Godのチューニングフォーク(神の音音叉) これは今年2月にマチルダから勧められて購入して以来 本当によく出てきます。 そして、やっぱりマトリックス・エナジェティクス。 (この組み合わせ、最近よく出てきます。 今日のセッションの中でもお二人に出てきました) そして、今回、おさむのセッションで出てきたフラワーエッセンスを見て すごい~とうなってしまいました。 選ばれたエッセンスは、アラスカンエッセンスの 「ゴールデンコリダリス』 これは、これまでのセッションでクライアントさんに 出てきたことはなく、初めてだったので、意識を向けたことがなかったのですが このエッセンスの効能は 「生き方について判断基準を失っていたり、 進路に迷う人に助けてくれるエッセンスです。 魂が、人格の成長に目を向ける助けをしてくれます。 魂が成長するための深い経験を経た後で、 自己のアイデンティティを再確立する助けになります」 まさに、今回のおさむのためにあるようなエッセンス♪ そう、彼の若い頃のアイデンティティが崩れ、 様々なヒーリングやシャーマニックな体験や 人生の経験を積んできた今、再び、自分のアインデンティティを確立することが 彼にとって必要だったのです。 様々な経験を積んできた今は エゴといっても、以前の彼のエゴとは全く違った次元であるし、 もうそこに戻ることはないのですから。 ということで、この「エゴに対する罪悪感を手放す」の調整。 セッションの途中で 「こんな目標で潜在意識を調整してしまったら おさむは、もっと自分勝手な男になって ますます私のためには何もしてくれないやつになってしまいそうだから 私にとって何の得にもならないし、やめとこうかしら?」 なんて冗談を言っていたのですが、冗談ぬきに おさむへのセッションは、妻として、女性としての私ではなく セラピストとしての私に徹しなければならないわけで、 それこそ、私のエゴを見直すことにもなるのかなあと。 まあ、私の中のエゴとしては 「のりこを守ります」とか「のりこのために尽くします」なんて目標が 選んでほしいのかも。 (そんなことあり得ないけど) といっても、エゴに対する罪悪感を手放したからといって よりエゴが強くなるということではないのですけれどね。 ただ罪悪感がなくなるだけ。 どんなものにしても、罪悪感なんて必要ないし 罪悪感こそが、エゴから生まれるものだと言えるかもしれません。 ということで、おさむの次回のセッションのテーマは 「掃除をもっと楽しくできるようになりたい」そうで 『おいおい、エゴの問題から、今度は掃除ですか。 「掃除から先にやれ』と、思わずつっこんでしまいましたが おさむが掃除好きになるための調整なら、私にも得になるかしら?(←まさにエゴ?) (案外「掃除をしなくても、私は平気です」なんて目標が選ばれたりして) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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