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カテゴリ:本
最近、お金に関するIH キネシオロジーのセッションが何度かありました。 お金に限らず、すべてがそうですが お金に対するそれぞれ持っている意識は そのまま現実(これが実は幻想なのですが)として現れてきます。 例えば、お金が欲しい、と思っているということは 潜在的には「お金が足りない」という意識ですから 実際に「お金が足りない」という状況を生み出します。 例えば、セッションの中で、クライアントさんの身体が 「経済的な豊かさを信頼します」という目標を選んだ時に 「え?今、現実的にお金がないのに、豊かさへの信頼なんて」 とそれが目標で選ばれたことに驚かれる方がいるのですが 本当は豊かさを(潜在的に)信頼しているからこそ 豊かであるという現実が生まれるのであって お金を得たから豊かさを信頼できるようになる、わけではないのです。 そして「お金がない」という現実も 自分自身が生み出している幻想です。 自分にとって何が豊かさなのか、よくわかっていない方も多いので セッションではそこをクリアにしてゆきます。 私にとっては、経済的なものも含め、豊かさとは 「自分が好きなことを好きな時にやることができる力」 例え、収入が多くても、貯金がたくさんあっても やりたいことをやりたい時にできないのは 豊かだとは感じないのです。 まずは、それぞれの豊かさが何かを見つけることが大切だなあと。 お金の幻想にはまってしまっていると 本当は何が自分にとっての豊かさなのかも見失ってしまいます。 私は20代からずっと 「必要なお金は必ず与えられる」ということを、実感していました。 それらは、いつも奇跡のようにやってきたのですが (それについて書いていたのですが、長くなったのでやめましたが) それは、無限の豊かさというより 「お金は何か困った時や、急に必要になった時には必ず与えられる」 という感じでした。 ですから、本当の意味での自由や豊かさではなかったのだなあと。 でも、3年ぐらい前に、お金に対するワークを行って 自分の意識を変えてから自然と 本当に好きなことだけを、好きな時にできるようになってきました。 このお金の幻想は、ほんとうに深く多くの人の人生を コントロールしています。 これまで、いろんなお金に関する本を読んできたのですが どれを読んでも、今一つ、しっくりきませんでした。 お金に対しての意識を変えることは、もちろん大切なのですが マインドによって、いくら収入が増えて、貯蓄できていても このお金の幻想から抜けれないからなのです。 そして、つい数日前に読んだ本 『マネーゲームから脱出する方法」 ほんとうにダントツによかったです。 なぜならこれは「マネーゲームに勝つ方法」ではなく 「マネーゲームから脱出する方法」ですから。 世の中に、マネーゲームに勝つ方法や成功哲学の本なら、山ほどありますが 作者曰く、マネーゲームは誰も勝者がいないゲームだということ。 やり続けても、どこまで行けば勝ったと言えるのかわからないし お金は常にリスクがあるので、どんなに上手く資産を積み上げたとしても いつでも一瞬でなくしてしまう可能性もあるわけです。 例え、資産を増やすことに成功し マネーゲームに勝っているように感じていたとしても 健康を失ってしまったり、家族との交流の時間を失ってしまったり 人生というゲームには失敗してしまったりするわけですね。 私たちのほとんどは、知らず知らずのうちに否応なく このマネーゲームに参加しています。 考えてみれば、ただの一度も 「マネーゲームに参加しますか?」なんて聞かれたこともないですし マネーゲームのルールも方法も知らないのにも関わらず いつのまにか参加させられているわけですね。 例えば、この本に書かれてある 多くの人が思い込んでいるお金に関する思い込み(実は真実ではないこと)として ☆資金は限られている (資金は無限にあるわけではないので、長期的な視点で貯蓄したり投資したりし 老後のための資産を増やしてゆく必要がある、など) ☆お金は流動的なものである (お金は自分の「外」にあるから、稼がなければならない。 収入が支出を上回るようにしなければならない。 生活の質を上げるには、利益をどんどん増やす必要がある、など) ☆資金を増やすには、一生懸命、または賢く働かなければならない ☆お金はあればあるほどいい。 ☆お金を稼ぐスキルのある人とない人がいる ☆万が一の時に備えて蓄えておく必要がある ☆お金持ちはさらにお金持ちになり、貧乏人はさらに貧乏になる などなど。 この他、私のところでのセッションの中で出てくるのは、例えば 「お金はよくないものだ」 「お金をなるべく使わず、質素に暮らすことが大切だ」 「お金は減ってゆく一方だ」 「お金をたくさん得たら、悪いことが起きる」 「お金を稼ぐことは楽しくないことだ」 「経済的に豊かになるためには何かを犠牲にしなければならない」など 人それぞれ、お金に関して、実に様々な信じ込み(幻想)があります。 人によっては、その要因が前世(またはパラレルユニバース?)から その思い込みが来ている場合もありました。 私自身が、最近まで潜在的に持っていた信じ込みは いつのまにか父から受け継いでいた 「お金を持ったら、それを人のために使うのは素晴らしいが 自分のために使うことは、素晴らしくない」というものでした。 今から、思い返せば、自分のためにお金を使う時には 意識のどこかで、ギルティを感じていたなあと。 自分のためでも「ヒーラーとしての学び」 などのためのお金だったら、人のためになるのでオッケーだったのですが。 本当は何のためであっても、オッケーなわけで この本の中で、この世界をすべてクリエイトした「本来の自分」 (つまりハイヤーセルフであり、魂レベルの自分)に 感謝してゆくという部分を読んで、あらためてその幻想を感じました。 この本の目的は ☆限定的なパターンから力を取り戻し、パターンを崩壊させる ☆無限の豊かさを手にし、最大限に活用する ☆マネーゲームから脱出するー完全に、そして永遠に そして、この本が素晴らしいのは 量子力学の観点から、お金や人生を捉えているということ。 つまり、お金がないという観点から見たら お金がないという現実(幻想)があるということ。 ここで書かれてあることはすべて マトリックスエナジェティクスで言われていることと同じです。 マトリックスエネジェティクスでも 「何かを変えようとしない、何か行為を行わない、そうすれば変容が起こる」 ということをリチャード博士は言われていますが この本でも同じで お金を無制限に生み出すための簡単なワークを紹介してあるのですが この幻想から抜けていない状態 つまり「お金が欲しい」とか「今の状態を変えたい」 と思いながら、このワークをしても 何も変わらないということを何度も書かれてありました。 このあたりが普通はちょっと難しいのかもしれません。 今の現状に満足していない人は なかなかその意識状態から抜け出せませんから。 この作者も根気づよくやり続けることが大切だと書かれてあって ワークをスタートして、マネーゲームから完全に脱出するのに1年以上 ひたすらやり続けたそうです。 キネシオロジーでは、そのあたりの潜在意識の思い込みを 一気に外してゆくことができるので早いのです。 先日、おさむが持っていたお金に関する思い込みを手放すための セッションをしたのですが、 おさむの場合は、基本的には豊かさを信頼できていたのですが 「自由になるための充分なお金を得るためには、 自分の自由な時間をけずる必要がある」 という思い込みが、まだ残っていました。 かなり思考を手放しきているおさむでさえ 今回のセッションで、その思い込みを手放す時に 潜在意識の抵抗があったので、これらをこの本のワークだけで手放してゆくとなると 確かに根気がいりそうです。 でも、作者が紹介している4つのワークで素晴らしいと思うのは、 例えば、不安を感じたら、一旦、とことんその不安を感じきって その後で、その自分本来の力を取り戻すプロセスを行うということ。 単なるポジティブシンキングやアファメーションだけでは、 ネガティブなものを潜在意識に押し込んでしまうだけで 何も変わらないことがほとんどですから。 先日も書きましたが、 一度はそのネガティブとしっかり向き合うことが大切ですね。 そして、この本は「本当はお金に関する本ではありません」 と最後に書かれてあるのですが 実は、これは「目覚める」ための本だと感じます。 この作者の言うマネーゲームからの「脱出ポイント」 というのは、まさに目覚めるポイントのことですから。 お金という誰もが関わっている教材を使って 目覚めを促しているのですから、すばらしいなあと。 少し前に「人生は暇つぶし、いかに楽しくつぶしていくか?」 がすべてだと書きましたが この作者は、そのことを、ゲームに例えて説明していてわかりやすいです。 ゲームだとわかってやっているのと、ゲームの中に入り込んでしまっているのとは 全く違っていて、すべては自分自身が創りだしているゲームだと知っていて ゲームを行っていることが「目覚めている」ということ。 そして私たちは誰でも自由にこの3次元世界での自分のゲームを 創ってゆくことができるのです。 ということで、もうお金に振り回されたりしたくないと思っている方や いつ本当の勝ちがやって来るのかわからないマネーゲームから抜けたい方 この人生を自由に楽しんでゆきたい方 ぜひ一度読んでみてくださ~い もちろん、この本だけで、マインド(幻想)から完全に目覚めることができる というわけではないかもしれませんが、きっと何かの気づきになると思います。 こんな本が出るようになったということは 世界が一気に目覚める時代が近づいてきたということなのかしらね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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