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カテゴリ:マヤ遺跡 メキシコ
2012年 3月21日 春分の日。 この日の朝、チチェンイツァー遺跡に向かって、駐車場の入り口に着くと 係員の人に、今日はプライベートの車の駐車は禁止だと言われます。 きっとこの日は、各地からたくさんの人がやって来るので、 バスやツアーの車以外の駐車を禁じていたのでしょう。 係員に、少し離れた臨時駐車場に車を停めて、 そこからバスで遺跡に入るよう指示されました。 でも、私たちはその指示には従わず、 昨日のマヤランドホテルの駐車場に車を停めて、 そこから遺跡に入ることにしました。 (前日もマヤランドホテルの駐車場はたくさん空いていて 部外者が停めてもわからないし、もしだめでも ホテルで食事さえすれば、駐車オッケーでしたので) この判断がよかった♪ マヤランドホテルは、宿泊者のための遺跡への専用の入場口があって 他に2、3人しか人はおらず、私たちは8時開場とともに遺跡に入ることができて マヤランドホテルから歩いて数分の遺跡に着いた時には、 まだ遺跡内にはほとんど人がいない状態でした。 入ってすぐ、チチエンイツァーのメインであるエルカスティージョ、 ククルカンのピラミッド。 やはり荘厳で美しい。 ピラミッドの階段は各91段、それが4面で364段。 プラス神殿の一段を加えて365段になり ピラミッド自体が、太陽暦の1年の暦になっているそう。 ククルカンの頭。 ガイコツがびっしり。 ジャガーと鷲の台座。 ジャガーと鷲が人間の心臓を食べている図だそう。 広い競技場。 ボールを入れる穴は、壁のかなり高い場所にあります。 それから遺跡の中にあるセノーテに行きました。 ここは、生け贄になった人の骨や装飾品がたくさん見つかっているところです。 泉のほとりで、二人で祈りを捧げました。 これは戦士の宮殿。 この上に生け贄の心臓を乗せたと言われているチャックモールがあります。 (写真中央に若干見えています) 遺跡内には、たくさんの露店が並んでいました。 売り手は、かなり積極的。 ちょっとのぞいただけで、強引に引き止められます。 (でもペルーの露店よりは、マイルドかも) こちらは尼僧院と言われている建物。 描かれているのは、雨神チャック神だそう。 チャック神は、その他の遺跡でもたくさん見ました。 朝一番から見て回ったので、春分の日のショーのスタートまでに 充分に時間がありました。 日なたにいると、かなり暑いので 私たちは木陰に敷物を敷いて、座って時間が来るのを待ちました。 冷たいペットボトルの水を買っても、日中は すぐにお湯のようになってしまいます。 朝方はこの状態だったのに 昼すぎになると、こんな感じに人が増えてきました。 まるで、60年代のウッドストックのような乗り。 (って、その当時にいたわけでないけれど、映像を見たことがあるので) 世界各地からやってきた人たちで、遺跡は埋め尽くされ 何万人なのか検討もつきませんが、やっぱり10万人ぐらいいたのかも。 さて、ご存知のように、春分の日のチチェンイツァーは この日、真西に太陽が沈み、それによってできる陰によって ピラミッドの頂上から、ククルカンが降臨するかのように見える しかけがあります。 こちらに、そのしかけを説明した4分弱の動画があるので参考までに。 天から舞い降りる大蛇 ククルカン 3時30分。 しばらくして、雲が晴れ、ククルカンの頭と光の胴体がつながり 観衆から歓声が上がります。 私たちは、けっこう前の方にいたのですが この頃までは、みんなちゃんと座っていて、前の人が立って写真を撮ろうとすると 後ろは一斉に歓声を上げてブーイングをするので、立って写真を取ることはできません。 ブーイングされたメキシカンの少年。 みんなに向かって説明している様子がかわいかった。 そして、ある瞬間から、もう座っているのに耐えれなくなった人たちが 一斉に前に押し寄せてきて 私たちもその波に押されて前へ、前へ。 胴体のうねりが出てきたところ。 気がつくと、私の前には2、3列しかなくて、ほぼ前列で見ていました。 何万人もいるのに、前にほとんど人がいない状態で この光景を見ているなんて、信じられなかったです。 天から身体をうねらせて降りるククルカン。 みんなの盛り上がりようもすごかった。 完全にお祭り。 古代マヤの人たちも、この日はお祭りだったのかしら? 私たちは、こんな近くで、ククルカンの降臨を見ることができるなんて思っておらず 見れなくても、その場にいればいいね~ぐらいだったので大満足。 夕方から、マヤランドホテルで食事をして 一応、夜にククルカンのピラミッドで行われる光と音のショーも見てみましたが それは全くおもしろくなかったので、途中で引き上げました。 さて、その後の予定は、ほとんど立てておらず 次の日からはホテルも取っていなかったのですが 後はのんびり、その日、その日で予定を決めながら、 無理のないペースで、遺跡巡りをすることにしました。 この日は、もうすっかり今回の旅の目的は果たした気持ちだったのですが でも、実は、私たちにとって、本当の旅のテーマは他にあり 二人とも、この時はまだ全くわかっていませんでした。 ということで、続きます~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月05日 07時38分29秒
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