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カテゴリ:キネシオロジー
今日はやや専門的な話になるかも。
今日から通常通り、セッションがスタートしましたが やはりキネジェティクスからの情報や調整のやり方が バンバン選ばれるのがとてもおもしろいです。 キネジェティクスの調整法自体は、とてもシンプルですが けっこう使えるというか、かなりパワフルな調整法であることもわかりました。 特に器官や内分泌のハイドレーション調整や身体のミネラルの吸収の調整に関しては 今日は毎回のようにセッションに出てきたし またちょっと信じられないぐらいだったのは たまたま(ではないのでしょうが)カンジタを持っている方が来られたり また、別の方は、花粉症の調整がテーマでセッションをスタートしたら 歯の詰め物、水銀の影響で免疫力が弱っていることがわかって 早速、学んだばかりの水銀の調整も行ったりしました。 ほんと毎回、不思議ですが、私がそれを学ぶのを待っていたかのように それに関わる問題を持った方が現れるのはおもしろいです。 試しに、セッション前に、クライアントさんの身体に 「IHヒーリングのプロセスとキネジェティクスのプロセス、どちらを使う?』 と最初に聞いた場合は、みんなIHヒーリングと反応しましたが たぶんこれは100%そうなるだろうなあと。 なぜかと言うと、一つは、IHヒーリングの方が よりホログラフィックな(多次元的な)レベルで行われるからです。 キネジェティクスでもホログラフィックモードは使うのですが 例えば、情報をサーキットに入れるのに 必ずクライアントさんの肌に直接触れている必要がある、 セッション中、股関節を動かした場合はそれまでの情報が失われる、 などの制限があり ということは、ある特定の次元までしか作用しないということを意味します。 例えば、マトリックスエナジェティクスもサーキットという概念ではないにしても バーチャルなウィンドウを開いて、そこに情報を入れてゆく ということをやりますが IHヒーリングの場合も舌や指を使って、サーキットに入れるのも それにかなり近いレベルで情報はインプットされています。 また、キネジェティクスの方は、すべてのプロセスは確定していて 他のヒーリング法を入れる余地がないのに対し、IHヒーリングの中では 調整法としてフラワーエッセンスを使おうがレイキを使おうが MEを使おうが、どんなヒーリング法を使ってもいいし IHヒーリングの中でキネジェティクスを使うことができるので より可能性が広がります。 では、ヒーリング初心者がキネシオロジーを学ぶとして、どちらがいいか? と言うと、その人の意識がある程度、拡大されていなければ 案外キネジェティクスの方がいいのかもしれないなあと。 なぜかというと、IHヒーリングの方がプロセスそのものはシンプルですが だからこそ、セラピスト自身のクリテイティブさやビジョンや気づきが そのヒーリングの大きな部分を左右するからです。 例えば、お金がない、という問題を抱えたクライアントさんが来られたとして IHヒーリングでは、こういう問題の時はこうアプローチする などということは学ばないので、 もしビジョンや気づきが何もないセラピストが行えば スキャンリストやアファメーションブックから情報を拾っていって そこから言葉をつなげて目標設定をする、という やみくもなセッションのやり方になりがちになり そうなると、セッションの効果も限定されてきます。 その問題がどこから起こる可能性があるのか セラピスト自身がある程度のレベルで気づいていなければ 上手く問題や目標を上げれず、目標設定が甘ければ 根本要因にアクセスできなくなるので 場合によっては、ほとんど意味のないヒーリングになってしまうのです。 一方、キネジェティクスの場合は、IHヒーリングほど セラピストのクリエイティブさは発揮できないのですが、その代わり 例え、全くビジョンがない人がヒーリングを行ったとしても プロセスさえ理解して、100%筋反射が取れていれば ある程度のレベルでヒーリングが行うことができます。 これには、いくつかの理由があって 一つにはIHヒーリングでは最初に問題を特定し、目標を立てなければ 根本要因も調整法も出て来ないシステムになっているのに対し キネジェティクスは、まずは調整法を筋反射で選んで その後で、その調整法に関連した感情や年齢を探してゆくので 例え、本質的な問題がわかっていなかったとしても その人が今、必要な調整は行われることになり ある程度のヒーリングは必ず行われるのです。 また、もう一つはキネジェティクスの筋反射のとり方で タッチフォーヘルスやIHヒーリングでは 筋肉がオンになっている状態で見ていって オフになったら反応があった、と判断します。 例えば、AかBかCかと選ぶとして、腕の筋肉がBで落ちたら Bが問題だ、とか、Bが目標だ、となるわけです。 ところが、この筋反射の取り方だと、もしそのクライアントさんが Bに対して大きなストレスを感じていた場合 ストレスというのは、身体が固まる緊張状態につながりますから Bと言った瞬間、筋肉が固まって、反応しなくなる可能性があるのです。 つまり潜在意識の抵抗が起こっている状態です。 そこで、さらに深いレベルで筋反射を取ることができたり 抵抗を外すテクニックを持っていれば、それを解除できるわけですが IHではそこまでは学ばないので、それを見わける手だてはありません。 でも、キネジェティクスの場合は、オンからオフを見るのではなく オフからオンを見るというやり方をします。 最初にすべての筋反射の結果がオフになるように 一旦、筋肉がふにゃふにゃの状態にしておいて そこで筋肉が固まった状態オンになったら、それが問題だ、と インプットしていくので、見落としが少ないのです。 またもう一つ、キネジェティクスでは、Suppression( 抑圧) というプロセスが、すべてのプロセスに含まれているのですが 最初にオフ筋にしておいて、Suppression、Suppression、Suppression と言いながら、クライアントの頭を叩いていくと その問題に関して、抑圧されているエネルギーが上がってきます。 つまり、そこで抵抗が解除される準備ができるのです。 ナタリーが 「私は自分をヒーラーではなくファシリテーターだと思っています」 と言ったのもよくわかります。 つまり、キネジェティクスでは、技術さえしっかり習得すれば、 例えセラピスト自身が何が起こっているのか、気づいていなかったとしても あるレベルまでのヒーリングをすることができるので 例え、ナタリー自身がいろんな問題を抱えていても 彼女の持っているテクニックだけでヒーリングは起こります。 もっとも、ナタリーは、身体的にはいろんな問題を抱えている方でしたが とてもニュートラルな人で、あらゆるタイプの人を受け入れる人でしたし また、テクニックも安定して素晴らしかったので ナタリーにデモでセッションを受ける時には、とても安心感がありました。 今回、私にとってのいろんな学びにつながったのは ただ一人アメリカ人で参加していたSさんでした。 初日、彼女に会って感じたのは がちがちのエネルギーで、人に対して完全ブロックの状態。 目と目を合わせて話すこともできなければ、微笑むこともできず 完全に相手に対してハートを閉じている状態で こういう方がヒーリングのクラスに参加されていることは これまでにあまりなかったので、最初ちょっと驚いたのですが そのブロックが恐れから来ているのは 私たち3人から見ると明らかでした。 普通の人から見れば、彼女は友好的でない、とか やさしくない、などと思うのかもしれませんが これは、彼女のインナーチャイルドが癒されておらず 自己価値を認めていないので、自分が傷つきたくない という恐れからブロックにつながっているのがわかるのです。 アジア人3人の中に一人入っているわけですから さらに孤立感も抵抗感も高まっている状態だったでしょうし 初日は、私は彼女に対して筋反射を取ろうとすると ヒーリングの許可さえ彼女の身体は全く出さない状態でした。 私がいつも行っている筋反射の取り方だと、潜在意識がいくら抵抗しようが’ 問題なく筋反射が取れるのですが、このキネジェティクスのやり方では 例えオフ筋でやっても、ここまでの抵抗を外すことは無理で 彼女は、私がキネジェティクス以外の筋反射を行うことも嫌がったので 初日は私は彼女に対して全く何もできない状態でした。 なので、2日目から、できるだけ 「あなたを受け入れていますよ、認めていますよ~」というエネルギーを 彼女に対して意識的に送っていたら 彼女の身体は筋反射を取ってよいと私に対して許可を出し 問題なくセッションができるようになりました。 実際、彼女と組んだ中で上がってきたのは、いつも 自己価値や守られていない感覚、安心感などに関わる要因でした。 でも、そういう風に例えいろんな問題を抱えていても 彼女は以前、キネジェティクスのクラスを受けた時に プロセスもしっかり理解し、テクニックを習得しているので 他の人に対してセッションができるのです。 もちろん、もっと深いレベルでやっていくには 彼女自身の癒しは必要となってくるでしょうし そもそも彼女のようなブロックがあれば クライアントさんは安心感はなくなってしまうので ヒーリングの機会そのものが少なくなる可能性は多いにありますが この彼女の存在は、私にとって、セラピストがそれほど癒されていなかったとしても やり方によっては、ヒーリングをすることができる という気づきにつながりました。 そして、最後の日には、彼女の方から私に 「あなたの筋反射の取り方はどうやっているの?」 と質問してきたり、一緒に笑ったりするほどになって やはり、この短い期間でのキネジェティクスのセッションの中でも 癒されてゆくのだなあと。 ということで、まだこれからセッションをやっていくうちに キネジェティクスに関して、新たな気づきも出てくるでしょう。 ゲーテの言葉に 「外国語を知らないものは、母国の言葉についても何も知らない」 というのがありますが こうして、今回キネジェティクスを学んだことで さらに、IHヒーリングのおもしろさも難しさも含めて より深く見ていくことができて、とてもよかったです。 ヒーリングに限らず、いろんなことがそうですが 何にしてもいろんな視点から見てみると 新たな発見がありますね〜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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