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カテゴリ:イタリア & スイス
さて、ダマヌールからトリノに向かった私たちは ダマヌールでエジプトの神々の像や壁画をたくさん見たこともあって その日、トリノにあるエジプト美術館に行きました。 ここはエジプトのコレクションとしてはカイロについで 世界で2番目の大きい美術館だそう。 エジプトはやはり一度は行ってみたい国の一つですが こうしてエジプトの神々の像を見るとわくわくします。 これはハトホル神。 ハトホルは、古代エジプトの愛と音楽と豊穣の女神です。 トムケニオンの『ハトホルの書』によれば ハトホルがエジプトに存在していたのはファラオ以前であり、1万年以上前とのこと。 本によれば、その頃にはすでにアトランティスは滅んでいたそう。 こちらはツタンカーメン王とアメン神。 そしてエジプトの女神、イシス。 イシスはとても激しい女神で、愛する夫オシリスを蘇らせたなど様々な伝説があります。 エジプト美術館を出てから、トリノの街をぶらぶら歩きました。 ストリートで演奏していたカルテットがとてもよかった♪ モーツアルトがトリノの街にとけ込んで、美しい。 この日、トリノで泊まったホテルは、この旅、唯一の5つ星ホテルで 内装は重厚なつくりでしたが、これまでのホテルの中では一番狭くて また泊まりたいというようなホテルではありませんでした。 ヨーロッパのホテルの星の数は、快適さとはあまり関係ないですね。 そして、次の日。最後の目的地、ヴェネチアへ。 トリノから列車でミラノに行き、そこから乗り換えて 計4時間ほどでヴェネチアに到着です。 駅前にて。運河を行き交う船。 さて、ヴェネチアでのホテルは、普通のホテルと船上のホテルと 両方予約していたのですが、直前までどちらにするか迷っていました。 船上のホテルの方は、ヴェネチア本島ではなくセルトーサ島に停泊している ボートのB&Bです。 おさむは 「初めてヴェネチアに行くのに、ヴェネチア本島に泊まるのが普通でしょ」 というし、やっぱそうだよな〜と思いつつも、どうしても引っ掛かるので オラクルカードを引いてみたら「アドベンチャー」というカードが出てきたので 冒険してみよう、と船上のホテルに決めました。 サンタルチア駅からまずは水上バスに乗ります。 これが水上バス、ヴァポレット。 サンタルチア駅からヴァボレットで40分かかって、セルトーサ島に到着。 船上ホテルは、バス乗り場のすぐ近くにあるものだとばかり思い込んでいたのですが その周りには見当たらず。 結局、そこからさらに30分も歩いていかなければならないところに、船は停泊していました。 滅多に後悔しない私ですが、強い太陽の日差しの中、重いトランクを引きずって歩いていると あ〜やっぱり変な冒険しないで、おさむの言う通り 普通にヴェネチア本島にホテルを取っておけばよかった〜と後悔。 そしてようやく船上ホテルに到着。 船主のファビオが温かな笑顔で迎え入れてくれて 小さいながら、とてもきれいな船の上に通された時には ほっとしました。 それからファビオがウエルカムドリンクとして、プロセッコと オリーブのスプレッドなどを乗せたカナッペを、おつまみに持ってきてくれて 船上デッキのテーブルで頂いた時には 「あ〜この船上ホテルに決めてほんとよかった〜」 とすっかり変わっていました。 (はい、超単純です) 船は客室は5つしかない大きさですが 全く揺れないので、快適。 フォビオは、空手の茶帯だそうで、日本文化の影響なのか 船上にあがる時に、靴をぬぐスタイルなので、船内はとてもきれいです。 部屋は、前日に泊まったトリノの5つ星ホテルの部屋と 広さ的にはそれほど変わらないので、船の中の部屋しては広くて バスルームもシャワーと浴槽も別々でした。 フォビオ曰く、このボートホテルに日本人が泊まったのは、初めてだそう。 彼は、空手用語だけですが「右構え」などの日本語を、妙に完璧な発音で話すので 笑いました。 それからボートでバス乗り場まで送ってもらって ヴェネチア本島に行きました。 水上バスでセルトーサ島から10分ほどで観光の中心、センマルコ広場に到着。 と、とにかく人が多い〜〜 広場だけでなく、狭い道もどこに行っても人、人、人。。 そりゃ、世界の観光地ベネチアだから当たり前ですが こんなに人がうじゃうじゃいるとは。 ヴェネチアのムラノで作られているガラス工芸を売る店や仮面の店 レストランなどが狭い通りにびっしりと軒を並べています。 家々の間に流れる水路にゴンドラが行き交います。 ヴェネチアに来る前はゴンドラ乗ろうと思っていたのですが あまりにもたくさんの観光客がぞろぞろと乗っているのを見ていて 私たちはすっかり乗る気がなくなっていました。 それでもやはり、ヴェネチアの町並みにゴンドラの風景は絵になります。 この日は、夕食も早めにレストランで済ませ、船上ホテルに戻りました。 戻る頃は、ちょうど夕暮れ時で、空がとても美しく染まっていました。 (揺れる船の上からなので、上手く撮影できず) 次の日もヴェネチアを回ります〜。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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