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カテゴリ:タントラ&セクシャリティ
以前から、このブログで何度かセックス、セクシャリティは 究極のスピリチュアルであるという話をしてきましたが ここ最近読んだ本の中で、このブログの読者の方からお勧めされて (紹介してくださってありがとう) 読んでよかったのが著書「アルケミスト」で有名な パウロコエーリョの「11分間」でした。 「セックスなんて11分間の問題だ。 脱いだり着たり意味のない会話を除いた正味は11 分間。 世界はたった11分間しかかからない、そんな何かを中心にまわっている」 というサブタイトルがついています。 聖なるセックスということでいえば 3年ほど前に「タオの暗号』 という本をご紹介しましたが (ついでに、もしこの本を以前私から借りた方がいらしたら、返してくださ~い ←いつもこのパターンで本がなくなるの) それは本当に素晴らしくて、いかにセックスが聖なるものであり 宇宙なのかが伝わってきて超おすすめですが この「11分間」の方は聖なるセックスと言っても、全く違った切り口で 主人公マリアが売春婦というセックスを売り物にする職業を通じて セックスとは愛とは、と問いかけながら 真の愛を見つけていくという物語です。 これ、かなり心理描写が細かくて 女性は案外、多くの人が共感できるんじゃないかしら。 マリアが売春婦になっていく過程とか とても自然で、もし私がマリアと同じ立場だったとしても きっとそうなっていただろうなあと思わせるのですよね。 またセックスの描写についても、SMも含めて かなりディープなところが描かれてあって、むちゃわかる。この感覚。 (すぐに刺激される私たちは、つい「ソフト手錠」を購入して、遊んでいるんですが) 女性の身体の特質上、女性は通常の正常位ではオーガズムは得にくいものである、ということを 知らない人は案外、男性にも、女性にもいるかもだし 私はセックスではオーガズムを得れない人ではないか? と悩んでいる女性たちや もちろん、男性にもお勧めです。 ということで、今日はこの本の紹介もそうですが ここ最近、FBで紹介されていた中で とても素敵なブログを見つけたので、ご紹介です。 http://ameblo.jp/re-born68 このブログを書かれている奈央さんは、15歳でレイプされて、 精神的に追いつめられ、拒食症やアトピーになったのですが それを自らの性に向かうことで、癒していったという方。 読んでいて、まるで私のタントラのマスターであるカーラみたいだなあと。 カーラも子供の頃に、実の兄にレイプされるという出来事があり レイプされたという事実もそうですが 何よりも彼女の母親のそれを知った時の恐怖の顔が忘れられず 罪悪感や自己否定に傷つき、苦しんだそうです。 そして、様々なヒーリングやヨガなどやるのですが タントラに行き着いてから、本当の意味でそれが癒されたと語っていました。 カーラの生き方を見ていると もちろんレイプなど性犯罪がない社会にしていく必要があるけど でも、別の次元から見てみると カーラは、タントラについて、性について広めてゆくというお役目のために そういう辛い経験をしたとも言えるのかもなあと 漠然と感じていたわけですが 奈央さん自身も「性について広めていくことは私のお役目」 としっかりと認識されていて、やっぱりそこにたどり着いているのが 素晴らしいなあと。 このレイプや痴漢などの被害にあっている女性は、予想以上に多いのです。 かくいう私も、20代にレイプ体験やレイプ未遂事件は何度か経験があるので レイプや痴漢などの性犯罪の被害に合ったクライアントさんのセッションでは いろいろとお話ししています。 私の場合は、もちろん相手に対する怒りや憤りなどはあったものの その頃は、すでにセックスに対しても充分な経験もあり また当時からセックス大好きだったこともあって それほどの大きなダメージはなかったのですが (というより、レイプ未遂事件の方は笑える話がいくつもあり 詳しく書きたい気持ちですが、長くなるのでいつかまた) 子供の頃や思春期にそういう辛い経験をされた方は 性への大きなプロックとなってしまいます。 問題なのは、この方も言われているように、女性にとって 膣や子宮というのは、最も聖なる場所であり、いわば神社のようなものなのですが そこに土足で入り込まれた=けがされた、という思いが強くなって 性への否定とともに、罪悪感や自己否定に陥ってしまうということなのです。 奈央さんが子宮は吸収力もすごいけど、再生力、浄化力がすごいと 書かれていますが 全くその通りで、女性はそのあたりの浄化力は大きいので そういう辛い経験から苦しんでいる方たちは 自分自身はピュアで純粋なままであるということを 知ってほしいなあとつくづく思います。 そして、この奈央さんのブログを読んで、私が最も共感、共鳴したのが 「ひとり宇宙」 つまり、Masturbationのことなんですが (実はこれを日本語で入力したら、わいせつ語として楽天にはじかれてしまったのですが) これがいかに、女性にとって大切かを書いてくださっていて いやこれは女性にみんな読んでほしいなあと。 このネーミングが最高です。 Masturbationというと、どうしても いやらしいというか、性のはけ口、みたいなイメージがありますが ひとり宇宙、などという素敵なネーミングをされると まさに「聖なるセックス」という感覚になれますよね。 昔、働いていた職場で、みんなで飲んでいた時 女性の一人セックスの話になったので 私は「もちろん、女性だって一人でやりますよ」 とごく普通に言ったら、一人の上司が すごく卑猥な言い方を返してきたので あ~こりゃだめだな~と それ以来、やたらめったら、そんなことを言わないようになったのですが 多くの男性はこんな意識なので、まだまだ女性の「ひとり宇宙」は 受け入れられないのだなあと。 女性でセックスやセクシャリティに抵抗がある人の多くは こういう社会に蔓延する、性に対する罪悪感から この「ひとり宇宙」をやったことがないと言われる方が 実に多いのです。 でも、自分自身を愛すること、というのは 女性にとっては、最も聖なる場所である自分の子宮や 膣(ホト)を愛するということなんだなあと ここ最近、つくづく感じるのです。 つまり女性の膣をないがしろにしているというのは いわば、神社のケアをないがしろにしていることと同じで さびれた神社みたいなものです。 神社の中心の部分がさびれていると、だいたい外にもエネルギーとして出てきますから 何となく感じられるのですよね。 この奈央さんの女性限定のメルマガを試しに講読してみたのですが これがまた素晴らしいです。 毎日、メルマガが届くのですが、とても毎日アップしている内容とは 思えないほど充実していますので、女性の方はぜひ♪ ここ最近はひとり宇宙の「膣編」(clitoris編もあり)について 説明されていて、昨日はじらすテクニックについて書かれてありましたが これ、本当は男性にも読んでほしい〜〜、とつい思ってしまいました。 じらすテクニック、知らない男性が多いのです。 タントラでも、このテクニックは随所に使うのですが 私の中ではこれはソフト手錠にもつながってくるわけです(え?違う?) と、メルマガの内容の方は、ひとり宇宙をやったことがない方に向けて 手取り足取りという感じで、丁寧に説明されていますので 安心して(無料だし)読んでみてくださいませ〜。 奈央さんが性欲、食欲、睡眠欲は 人間の三大欲であって、 どれも自然なことなのに、性欲だけが否定されるのはおかしい というようなことを書かれてありましたが 女性の場合、様々なストレスが即、性欲減退につながってしまいます。 私も仕事があまりにも忙しくて休みが取れないような時期には 全く性欲を感じなかったですし セックスに関わることがとても面倒に感じます。 私が自分自身で実感してきたことは 女性の性欲は、エストロゲンなどの女性ホルモンや エンドロフィンなどの脳内物質だけでなく リンパの流れにも関わっているということ。 私は仕事をやりすぎると、ずっと立ちっぱなしになって リンパの流れが滞るので、よく自分でリンパの調整をするのですが リンパが調整された途端、急に性欲が出てきたりします。 性欲は食欲や睡眠欲と同じように 私たちのエネルギーや体調やエネルギーのバロメーターなのだなあと。 そのバロメーターが全く作動していない方も多いので 本来の私たちの感性に戻してゆく必要があるのです。 男性はそういうことに関係なく、性欲を持てるもの と以前は思っていたのですが、女性だけでなく、男性でも 性欲がほとんどないという方、案外多いのですよね。 だから、世の中セックスレスがどんどん増えてゆくわけだなあと。 奈央さんがこのブログで紹介していた「ヒステリア」という映画を 昨日おさむと見たのですが、これ実話なんですね〜。 大人のおもちゃとして知られている電動バイブレーターの誕生のお話ですが もともとは19世紀のロンドンでヒステリーに悩む女性たちを 治療する道具として開発されたのだそう。 これ見てあらためて思ったのですが 女性のヒステリーというと、怒りやイライラというイメージがありますが 不安や焦りや不満などいろいろな感情があり 実はそういった感情の多くは、性的なエネルギーが解放されていないから 起こっているケースが多いなあと。 性エネルギーを解放と、私たちの感情や精神の安定が いかに深く関わっているかがよくわかるので、興味のある方はぜひ。 (いや、バイブレーターは、はまりすぎると生が物足りなくなるので要注意なのだけど) 最近、日本では女性の膣や子宮に関して 意識を向けてワークされている方が多くなっていて、とてもうれしいです。 膣(ホト)に入れっぱなしにしておくパワーストーン(ジェムリンガ)を作って ホトの神聖さ、大切さを広めるワークをしている方や 膣をモチーフに様々な作品を展示している女性アーティストがいたり これからの日本の女性のさらなる輝きが楽しみ♪ ということで、女性のみなさま「ひとり宇宙」で 宇宙とつながっていきましょ~~。 その上で、男性とのふたり宇宙があれば、さらに最高なのです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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