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カテゴリ:つれづれ
これまで、キネシオロジーのセッションでいろんな方の身体の声を聞いていく中で
多くの人は、それぞれの人生の中でいろんな上手くいかなかった時期や 出来事を経験していますが そこから 「人生は大変」とか「人生はそう簡単には上手くはいかない」 という思い込みを生まれる人と 同じようにいろんなことがあっても 全くそう感じていない人といます。 これはもちろんストレス対応能力、グランディング力といったものも 関係していますが それだけでなく、その人の人生が上手く回らなくなった時や 何か困難が起こった時に どういう選択をする思考になっているか? が大きく作用しています。 例えば、結婚や離婚、就職や転職、出産や病気、別離など 人生にはいろんな事件や出来事が起こりますが 何か上手くいかないことがあって それを何とか解決しようとがんばってしまう人と そこで何とかしようとするのをやめて、新たな発想や視点で これまでとは違った道を選択する人とでは 同じようなことが起こったとしても、全く別の学びとして 脳やエネルギーフィールドに記憶されていきます。 何か起こった時に、何とかしようとがんばっていたのにも関わらず 思い通りにならなかったりすると 「人生はそう簡単には上手くいなない」という思い込みが生まれ その現実がさらに強化されてゆきますが 一方で、何か起こった時に、そこで抵抗するのをやめて 流れに従った選択をすることができれば 困難は単に自分の人生の方向を軌道修正してくれる 気づきのきっかけにしかならず 何か上手くいかないことも、新たな可能性へのチャンスとなるのです。 この「流れに任せる」「ゆだねる」ということは あきらめる、とか。そのままそれに対して何も行動しないでいる ということとは、全く違います。 全く違うことをやってみる、環境を変えてみる 自分がこれまでやってみなかったことに対して 何らかの行動を起こしてみることが 人生の流れに身をゆだねることにつながる場合もあるです。 つい先日、私の福岡に住んでいる弟から 近いうちに結婚することになったとお知らせがありました。 私の弟は、去年の夏にニューヨークに3ヶ月ほど滞在して それから福岡に戻ったのですが その後、彼の希望していた職種での就職が決まり、しばらくして 素敵な彼女もできて、この度めでたくl結婚することになったとのこと。 彼曰く 『NYに行ってから、なにか今まで錆びて動くことがなかった歯車が 一気に回り出した感じがする」 と、とてもうれしいメールでした。 NYに来る前の彼は、東京を引き上げて福岡に戻ったものの 福岡での就職がなかなか決まらず、実家でもんもんとしている状態で 私は去年の5月に彼と何十年かぶりに実家で会った時に あ〜これは環境を変えた方がいいなあ、と思い 「NYにしばらく来てみたらどう?」と勧めました。 でも、彼は、前々からアメリカには全く興味がなく 海外より日本が好き、という人で しかも、どちらかと言えば、目標達成型思考なので ただニューヨークでしばらく暮らしてみる なんてことは、なかなかしそうになかったこともあり 私は「英語を習得して、それで就職活動したら?』と勧めたわけですが 正直なところを言えば、たった3ヶ月の滞在で 英語を修得うんぬんということより ただ環境をしばらく変えてみる必要性を感じたからでした。 多くの場合、就職活動をしているのにも関わらず、就職が決まらない という状態が長く続いてくると 「自分は社会に必要とされていない」という思いが強くなり 本質的な自信や自分への信頼を失ってゆくことになりがちです。 でも、それは、限られた狭い世界だけを見て判断した思い込みであって ちょっとその環境を変えてみれば、世界にはいろんな場所があり その人ができること、その人を必要とする環境もたくさんあることに 気づきます。 私の弟は、たぶん最初は、NYにわくわくしてやってきた とは言い難たい感じだったのでしょうが それでもNYにやってきたのは これは、彼にとっての「ゆだねる」レッスンだったのだなあと 今から振り返ってみれば思うのです。 もちろん、NYに来たというだけではなく 滞在中に私やおさむのセッションを受けたこともあるし 学校に通い海外の人たちと交流したり、NYでボランティアで働いたりしたことで 彼の中の何らかの意識が変化していったのは間違いなく そしてそれが、日本に戻ってから、違う流れになっていったのだなあと。 人生に行き詰まった時に、これまでとは全く違うことをやってみる 違う場所に住んでみる、違う人と会ってみる というのは、けして逃げることではなく 流れにゆだねることであり、自ら人生を切り開いてゆくことでもあります。 自ら人生を切り開くことと、流れにゆだねることは 一見、正反対のことのように見えて、実は同じことなのです。 私もこの人生で何度も行き詰まった時がありましたが その度に環境を変えたり、新しいことを始めたりすることに つながったので、人生は大変、という信念は生まれませんでした。 もともと私がアメリカにやってきたのも、25歳の頃に 音楽の仕事に行き詰まりを感じて、では結婚でもするか〜と 結婚の準備をしていたにも関わらず、結局、彼と別れることになり すべてに行き詰まったのがきっかけでした。 じゃあ結婚しないのなら、と前から一度ニューヨークに住んでみたかったので 行ってみることに決めたわけですが その頃の私には全く貯金もなく、飛行機代さえない状態でしたが ニューヨークに行きたい、と周りに伝えたら、いろんな方のサポートがあり ニューヨークでの仕事を紹介してもらって 着いたその日から働くことができたのでした。 上手く行かないことや困難は チャンスや新たな可能性ににつながってゆく という学びを若い頃から、たくさん経験してきましたが それは、何か上手くいかなかった時にそこで無理して 何とかしようとがんばったりせず、方向転換したり 発想を変えたりしてきたからです。 ニューヨークに最初に来た時も、ここで何かを達成しようとか 成功しようと目指してやってきたわけではなく ただ環境を変えたかったからでした。 何かを始めるために、何かをやってみるのに 目的や目標は必要ないと私は思っています。 ただ何となくやってみたかったから、とか 勢いでやってみた、とか たまたまそういう話があったら、などというのが 実は、最も人生の、つまりは宇宙の流れにゆだねていることに つながることは本当によくありますから。 ということで、今、もし流れが上手くいっていない、とか 人生で何度か同じパターンを繰り返している感じがする、とか 何かが行き詰まっている感覚がある方は もちろん、そこでがんばることも必要な時もあるかもしれませんが がんばるのをやめて、全く発想を変えてみたり、全く違うことをやってみると 何か人生の流れが変わり、新たな展開が開けてくるかもしれません。 (責任は負えないけどね) 例え、何かそれを解決するしか道はない、と思っていても 実際は、選択は無限にあり 単に今の自分にはそれが見えていないだけですから。 Good Luck お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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