|
カテゴリ:つれづれ
頑張ること これについて書くのは、多分、1回や2回じゃないかな。 同じ題材で書いても、言葉を変えると ちょっとニュアンスも変わるので 書いてみようかと。 日本語で「頑張る」って言葉は その時々によって、ニュアンスが変わる言葉だなあと 思います。 例えば、友人が 「私、今度、日本舞踊の名取の試験受けるの」 と言ったとして 「わ~がんばってね」 という言葉を、私たちがかける時 それは、「応援しているよ」とか 「合格することを祈っているよ」 という軽い意味であって 何も「絶対合格して」とか 「努力が足りてないよ」とか そういう意味ではないのは 誰でもわかるわけです でも、よく、うつの人には「がんばって」 と言ってはいけない と言われますが、なぜか言えば うつの人は、今の状況になったのは 「自分の努力が足りてない」とか 「自分は頑張れない」のが問題だと思っているので 「がんばって」の言葉を 「あなたの努力が足りてない」と いう意味で捉えてしまうからです。 よくインナーチャイルドへの 声がけとして出てくる 「もう頑張らなくていいんだよ」 という言葉ですが この場合の「頑張らなくていい」の意味は 「無理しなくていい」 「(親のために)我慢しなくてもいい」 「悲しい時には、悲しい 嫌な時には嫌だと言っていい」 などという意味です。 その人が、今、何を頑張っているかによって 意味が変わるんですよね。 私たちが頑張ることは 大きく分けて3つあると私は思っていて (1)自分がやりたいこと、自分が好きなこと、夢や目標など 自分の喜びや成長のために頑張る (2)人のため、誰かのために頑張る 親や子供、パートナー、家族、友人 クライアント、会社、グループ、社会のためなど (3)人から認められるため、人から評価されるために頑張る
一つずつ見てゆくと (1)は、例えば、英語で会話をしたいから、勉強するとか 自己ヒーリングを日々実践する、とか 展覧会に出展する絵を制作するとか 千差万別、いろんなことがありますが 自分の喜びや成長のために頑張ることです。
(2)は、例えば、ヒーラーなら、クライアントさんのセッションの ために勉強するとか 親が子供のために、手のこんだ料理を作るとか 自分のためではなく、自分以外の人のために行うことです。 これは、実際は、本当に相手のためになっているかどうか の判断は難しいところですが あくまでも、自分が相手にこうしてあげたい、とか この作品を社会に届けて、多くの人に活用してほしい などというところです。 そして(3)なのですが 例えば、ヒーラーなら、クライアントさんに 「セッション、よかったです」と言われるために 頑張るとか、会社で上司に評価されるように頑張るとか 素晴らしい作品だね、と人から認められたくて作品を作る など 他の人が自分をどう評価するか?のために、頑張ることで 当然、これが最も問題となってしまう、頑張る、です。 この頑張りは、結果的には、自分の喜びや成長のためにも 人のためにもならないからです。 インナーチャイルドの声がけの 「頑張らなくていいんだよ」 は、2と3のケースに適応される言葉なのです。 子供の頃は、やはり1の 自分のために頑張る喜びを実感することが大切で 親のためにがんばって勉強するとか 親に認めれるために、わがままを言わない、 などをやればやるほど インナーチャイルドは傷つき 安心感も自由さも自分軸も失ってしまいます。 そして、子供の頃に親から認められなければ 自然と、大人になると 人に認められるために、頑張るように なりがちなのです。 逆に人によっては、頑張っても認められない という思いで、自分のためにも頑張ることそのものを やめてしまう人もいます。 そして、多くの人は 自分が人から認められるために、がんばっている ということを認識することもなく 無自覚にやっているのです。 そして、それを続けている限り 本当に自分の魂が求めていることが 見えなくなってしまいます。 では、1の自分のためだけに 頑張ればいいのかという話なのですが 大人になって、夢を叶えたり 自己実現のために必要なのは 自分だけのために頑張ることだけでなく 1と2のバランスだということに 次第に気づいてきました。 もちろん、英語で会話をしたいので勉強するとか 身体を鍛えるために、筋トレをやるとか 自分の成長や喜びのために頑張ることは いくら持っていてもいいのですが 私たちの魂の声、魂が求めていることは この1と2が、完全に一致しているのです。 自分自身の喜びや成長のためにやることが 人の喜びや成長のためになっている状態。 私たちは、高次のレベルではつながっていますから 自分のためと人のためが、一致するポイントがあり それが「魂レベルの声」なのです。 (このあたりは、過去の私のユーチューブ動画でも お伝えしました) でも、その魂の声を聞くためには (3)の意識が強いと ブロックされてしまい 自分のためにやっているようで 本当は、人からの評価が欲しくて それが得られなくて、失望したり 人のためにやっているようで 誰のためにもなっていなかったり。 そして、3を手放して 宇宙のサポートと祝福が訪れるということを これまで実感してきました。 例えば、今回のリトリートの動画制作も これは、誰に作ってと言われたわけではなく あくまでも、私が作りたいと思ったものですが でも「自分のため」なら絶対に作ろうと思わなかったし 参加者に、こういうエネルギーや想いや存在を届けたい これを見た人たちが、より高次元の存在と繋がれるように という想いがあったからこそでした。 私が作りたいものである必要があるけど 全体のために作るものなので それを作るためには 全体が何を必要としているのかを 知る必要があるわけで そこで、高次元とつながったり メッセージを受け取ったりしていくプロセスが 全て、私の喜びと成長のためのこと につながっていったわけです。 だから、「自分のため」と「人のため」が 一致している状態。 これが、もし、参加者のためにはなるけど 自分の喜びや成長にはならないとか また、逆に自分のためだけのものだと 単に自己満足に終わってしまいがちで どちらも魂の求めることではないのです。 リトリート動画制作だけでなく ヒーリングに関しては、 私は全てそれでやってきたように思います。 でも、人によっては、例えば 何か自分が特別なヒーリングを行う力や能力を そういう人たちを見ていると もちろん、感性はあるのですが ヒーラーとしては、伸びないのです。 かと言って「人のため」だけにやっている人は だんだん苦しくなってきて 例えば「人のセッションをやるために 自己ヒーリングを行う」という意識だと 自己ヒーリングが義務になって ヒーリングが楽しめなくなります。 まずは、3は、完全に手放して 認められるため、特別な人になるために 頑張ることは、やめること。 (これがある限り、何をどうやっても魂の道は開かれない) その上で、まずは「自分のため」だけに スタートしてみる。 1と2のバランスを取りながら その時々で必要なことに、頑張る。 あ、そう言えば、このブログ自体も 私が書きたいことを書く 魂の声に従ったプロセスを進む。 そんなことをボーッと考えているこの頃です。 (ボーッとだから、いざ言葉に変換すると
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年11月09日 01時31分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[つれづれ] カテゴリの最新記事
|