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カテゴリ:つれづれ
昨日は、父の日でしたね。 私は、父の日がフューチャーされていた エンジェルズのデーゲームの試合を見ながら 亡き父を思い出していました。 野球が大好きだった父のこと もう親が亡くなっている方も多いかと思いますが 皆さんは、どんな父の日を過ごされたでしょうか? 今朝、ある方から、メールを頂いたのですが 彼女は、父の日に、実家に行って 最初は、お寿司屋さんでご馳走になって 楽しく過ごしていたそうなんですが そのうち、大喧嘩になったそうなんです。 二人とも一歩も引かずに 彼女は、父を怒鳴りつけていたそう。 でも、これまで事なかれ主義で 表面的に平和だった彼女は そのバトルを終えて スッキリしたそうなんです。 ああ、これ、インナーチャイルドの癒しには すごくいいプロセスだな、と思いました。 父に対して(いえ母に対してでもですが) 恐れずに、言いたいことを言える って、子供に取って、とても大切なことなんです・ これまで、いろんな方のセッションをやってきた中で インナーチャイルドが傷ついている要因として お父さんがすぐに切れたり、怒りっぽい人だったから (怒らないように)気を使っていた、 というケースが結構、多いのです。 その場合、お母さんも、お父さんに気を使っていて だから、子供も自然と気を使ってしまうんですね。 そういう子供は、大人になっても 人が怒ったり、機嫌が悪くなるのが怖くて 周りに気を使い 自分の言いたいことを言えずに 自由さや自分軸を失ってしまうのです。 だから、怒られたことによる傷というより それによって、子供本来の 自由さを失ったことの方が ずっと問題は深いのです。 だから、きっとね。 彼女のインナーチャイルドは 彼女が、お父さんに自由に言いたいことを言って 怒りを表現できたことを 喜んでいるんじゃないかなと思うのです。 インナーチャイルドが癒されると 親への怒りがなくなる人が多いのですが 一方で、彼女のように、子供時代に抑えていた怒りを 自由に表現できるようになることもあって 「あ、喧嘩しても大丈夫なんだな」 いくらバトルをしようとも 親子の愛と絆が失われることは
私が子供の頃、切れやすかった父を 怖くなかったのは、母のおかげでした。 母が父を全く怖がっていなかったし 父に気を使うこともなかったからです。 そして、もう一つ 父が私と将棋したり、キャッチボールやバドミントンで 遊んでくれたことも大きいかなと。 母がよく 「あなたが兄弟の中で、一番 お父さんと遊んだし、一番喧嘩してたわね~ お父さんが怒っても、あなたは、いつも一歩も引かずに 立ち向かって行ってたわ~。 ある時、お父さんがあなたを殴ろうとして 私も止める暇がなくて、それが あなたの顔に当たってしまって 顔にアザができた時も あなたは、全く平気で、次の日 そのまま学校に行ってて、本当凄かったわ~」 と、惚れ惚れとした表情で あ~こんな母だから、私もそうなったんだなあと。 (そりゃ、男性性優位にもなるわ) その時、後で、母は父に 「女の子の顔に、傷でも残ったらどうするの!」 と怒ったそうなんですが 「俺も本当に殴るつもりはなかったんだ。 お前(母)が止めてくれると思ったから」 と、シュンとなっていたそう。 私は全く覚えてないのですが 多分、男の子になりたかった私に取っては よく少年漫画などであるように 本気で喧嘩しあった後で、大の親友になる 男同士のバトルをやっているみたいな 気持ちだったのだろうなあと。 怒りっぽく、厳しく、激しかったけど 同時に、傷つきやすく、繊細でもあって 私が、父の意見や考えに同意せずに 自分の意見を伝えると 父は、最初は怒るのですが 必ず、最後には 「お前の気持ちはよくわかった」とか 「それなら、お前のやりたいようにやってみなさい」 と言ってくれるのでした。 だから多くの子供がそうなるように 「どうせ親に言ってもわかってもらえないから 言わないでおく」 と言うこともならずに 自分を信頼すること、人を信頼して できるようになったのだなあと。 父は、遺伝的には、レプ、冥王星、リラが強く つまりは、正義感、責任感、こだわりが強いと同時に 罪悪感も強い人で 対する母は、ほとんどレプがなく、リラ遺伝もなく あっけらかんと明るく、罪悪感もあまりなく、図太い人で 私は、全く違う二人の性質を遺伝的に受け継いだのですが 2、3年ぐらい前に、母が言った言葉に驚きました。 「お父さんはね、亡くなるまで ずっと何年も後悔していたのよ〜。 あなたが、大学受験の時 合格圏内だった九大を受けたいと言い出した時に 『確実に受かる大学じゃないとダメだ、 女がそんなに勉強する必要はない』と言って止めたことを。 お父さんは、あなたが キネシオロジーをすごく勉強して 頑張っているのをみてから 『俺は間違ったことをしてしまった。 のりこは、こんなに勉強が好きで 頑張ることができる子なのに。 女とか男とかそんなの関係なかったのに。 あの時、九大を受けさせてあげればよかった。 俺は、子供の可能性を潰してしまった』 そう何度も言っていてね~ あの時のことを、ずっと悔やんでいたの」 え~~まじ~~!何という。 高校時代の恋愛ストーリーに書いたように 私が教育大を受けることにしたのは Kくんと同じ大学に行きたかったからであって 父に言われたからじゃないのに。 私は、九大を受けたいと父に言ったことすら 完全に忘れていたので 父が何十年も前のことを、そんな風に後悔し 罪悪感を持っていたことを知って びっくりでした。 お母さん、もっと早くそれ言ってよ~ (おしゃべりなのに、肝心なことは言わない😅) お父さんが生きている時に 私にそれを教えてくれたら お父さんに伝えることができたのに。 私は、今の道を選んだことを何一つ後悔してないし 選んだ大学とは関係なく 魂の仕事を見つけたの。 だから、私の可能性は、お父さんによって 潰されてはいないのよ。 そもそも、私は、お父さんに言われたからと言って やりたいことを諦めるような子じゃなかったでしょ? そう父に伝えることができたらよかったのになあ。 でもきっと、あの世で理解しているのでしょう。 小学校、5、6年生の時の作文で 「あなたが尊敬している人のことを書きなさい というのがあったのですが みんなが、エジソンなど 世界の偉人のことを書いている中で、私は 「世界で一番尊敬しているのはお父さんです」 と書いたことを覚えているのです。 今から思えば 世の中で、どれだけのお父さんが、子供から 「世界で一番尊敬する人」 そう思うと、そんな父を持つことができたことにも 感謝ですが、同時に 「そんな娘を持つことができて、お父さん、よかったね」 と、昨日、天国の父に伝えたのでした。 天国の父は、きっと、ちょっと照れくさそうに 笑っているのだろうな。 そして、 「お父さん、今はね。 私が、世界で、一番尊敬する人は、お母さんなんだよ」 そう伝えたら、父はどういう顔をするのかな~ 「やっぱり、お母さんにはかなわないよ」 そう笑っていそう。 お父さん、ありがとう これを読んでいる方の中には お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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