|
カテゴリ:ギリシャ&トルコ&マルタ
クシャダスに滞在中、遺跡の他には ビーチに行ったり、洞窟を訪れたり ワイン作りの村を訪れたりしました。 これは、国立公園内のビーチ。 この国立公園内のは、4つのビーチがあるのですが どれも、水が綺麗でよかったです。
クシャダスから車で45分ぐらいの 山の上にあるシリンジェという村を ここの村は、ワインで有名らしく あちこちにワインが売られています。
ここのレストランでランチ。
2ベッドルームのコンドミニアム。 ここは、内装もシンプルで、広くて、綺麗で 眺めも最高でした。 エネルギー的にもクリーンでよかったです。
まだ2日目ぐらいの時に 「僕にとっては、女性にお金を出させるなんて これまであり得ないことだ。 でも、ここでは僕は(物価が高いので) お金を出すことができない。 それがとても悲しい」 というので 「私も普通はそんなことはしないけれど 今回は、イシスからそうしなさい、と言われたから この旅を決めたの。 だからお金のことは心配しなくていい」 と話したのですが、何とボブは、イシスが どんな神様なのかよくわからない、というのです。 いえ、イシスだけでなく、ホルスも ハトホルもよくわかっていないことに驚いて 「え~エジプト人なのに~ さらにあなたは、いつも 観光客をホルス神殿やデンデラ神殿に 連れて行っているというのに、なんで知らないの?」 と聞くと、 学校では、古代エジプトの神について 学んだことがないから、と言うのです。 これは、イスラム教の方針なのかもしれません。 「僕は、エジプトに戻ったら 必ず、イシスにお礼を言いに行くよ。 どこに行ったらイシスに会えるの?」 というので、どこでもイシスはいるよ と伝えると、それではホルス神殿に行くと言うので ホルスやイシスのことを話しました。 彼は、すっかりホルスを気に入り 次の日、携帯のアプリを使って 短いムービーを作成してくれました。 そのムービーは、私と彼が一緒に写った何枚かの写真と 交互にイシスとホルスが出てくるもので そこにハートマークと星が飛び交い バックの音楽は、何とホイットニーヒューストンの 映画ボディガードの主題歌。 ギャクとしか見えなくて 思わず笑ってしまったのだけど 彼にとっては、真面目な 愛の表現であり、プレゼントなのです。 でも、そんなプレゼントよりも 私の心を動かした小さな出来事がありました。 シリンジェの村に行く途中、聖母マリアの家があり そこは、特にマスターから訪れなさいと 言われた訳でもなかったのですが ちょっと寄ってみようと 軽い気持ちで、訪れることにしました。 山の上に向かって車を走らせ 入り口で入場料を払って、中に入って見て びっくり。 何十台もの大型バスが停まっていて たくさんの団体観光客が 小さな聖母マリアの家への通路に 溢れていました。 その列は、延々に続いていて 狭い通路は人で塞がれていて しかも、ほとんど動かないのです。 これは、中に入るまでに、何時間かかるか わからないな~、入るのは無理そうだな~ そう思った瞬間、ボブが 「のりこ、僕にしっかりついて来るんだよ」 そう言うと その団体客の中に割り込み 両手で人混みをかき分けながら 「すみません、ここを通してください」 と言いつつ、どんどん歩いて行きます。 全く動こうとしない団体客に出会うと 「私はここで働いている者です。 ここを通してください」 とボブが言うので、団体客も脇に寄って 私たちに道を開けてくれて その中を、私たちはスタスタと歩いてゆきました。 傍目には、まるでここの係員が 日本からの大事なお客様を 案内しているかのような感じなのです。 そして、聖母マリアの家の入り口に たどり着いたボブは 「私はここで待っていますから 入ってきてください」 入り口にいた団体客には 「すみません。この人は一人だけなので 先に入らせてあげてください」 と伝えて、私を中に送り出したのでした。
中を見るのは、5分ほどでした。 そこから出た後、 「やっぱり、あなたは間違いなく 世界で最高のドライバーだわ」と私。 「あの場で、誰がここで働いているのか なんて、誰もわからないのだから。 団体客なら待たなければならないけど 僕たちは二人だけなのだから、あれでいいんだよ」 とボブはにっこり。 ああ、あのエジプトのアビドス神殿の時と同じだ。 アドビスで、機転を利かせて 私を守ってくれた時と。 いつもは心配性なのに こういう時は、一瞬も臆することなく 堂々としていて 機転を利かせることができる。 何と頼もしいのかしら。
どんな愛の言葉よりも この時ほど、ときめいた瞬間は ありませんでした。
訪れる必要はなかったけれど この出来事を体験できたことが 私にとってのギフトでした。 そして、クシャダスの最後の日に それから、トルコを発つことになっているので この日は、二人で一緒にいる最後の日の前日でした。 「あなたは、過去世というのを 信じるかどうかわからないけれど」 と、ここで、私と彼との過去世のストーリーを 話しました。 その後で 「多分、このカルマのために 私たちは出会って、この旅を行うことに なったのだと思うの。 そして、このカルマリリースが終わって 私がはっきりわかったのは あなたを、一人の男性として愛することは できないし、これからもないということ。 この旅は、とても楽しかったけれど 今後、こんな形であなたと一緒に旅することはないと思う」 「でも、一つだけはっきり言えるのは あなたは、私にとって 最高のドライバーだってこと。 それは私にとって特別なことだったの」 と伝えました。 彼は、黙って話を聞いてくれて 「君の気持ちはよくわかった。 でも、もう僕はすでに、君を深く愛してしまった。 例え、君が僕を愛せなくても、僕を友人として いや、ドライバーとしてしか見れなくても 僕には関係ない。 これからの人生で、君以上に愛する人が 現れるとは思えない。 僕にとっては、君は、永遠にクイーンであり 愛する人であることには変わりない」 と言うのでした。 きっと、こんな言葉を愛する人から聞いたならば どんなに嬉しいことだろうなあと。 でも、私の心は変わりませんでした。 「僕は1%も望みはないの?1%も? どうかチャンスを欲しい。 たった2週間では、やっと少し 君のことがわかり始めたばかりなのだから。 「1%と言われると、あるのかもしれない。 でも、多分、あなたには、私を守ることができないの」 今回の旅で、はっきりとわかったのは 私は、女性として愛されることを求めていたと 思っていたけれど 愛される、と言うより 言うことでした。 これまでは、愛される=守られる みたいな感覚があったのだけど 愛されることと守られることは 違うことなのだと言うことに 改めて気づきました。 ボブは、いつも優しいし 私を笑わせてくれようとジョークを 言ってくれるし 一生懸命に私に尽くそうとしてくれる そう言う意味では、理想とも言えるのだけど でも、守られるという感覚は持てないのです。 守られると言うのは、精神的なことですが そこにお金の問題、宗教観、家族との関係など 様々なことが関わっているのを 今回、改めて実感しました。 例えば、その人がお金をどう捉えているのかは その人が世界をどう捉えているのか? 人生をどう捉えているのか?を明確に表します。 だから、お金のことは、カルマの影響を受けているし そのカルマから抜けるのは そこから必ず抜けると言う強い意志が必要なのです。 私が、相手をサポートする側になるのは 過去世も含めて、もう散々やってきたのだから もし、今度、誰かとパートナーシップを結ぶならば 守られる側でいたいなと。 もし、そうじゃないなら、一人でいる方がまだいいなと。 「見ていて。僕は変わるから。 今度、会う時は、僕が全部のお金を払うのだから」 と彼。 私は、そんなことは全く期待はしていないのだけど もし、それが彼自身の成長や 黙って聞いていました。 こうして、あっという間に 私たちの短い旅は終わろうとしていました。 この写真の私が、ボブが一番好きだというので
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年09月10日 22時25分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[ギリシャ&トルコ&マルタ] カテゴリの最新記事
|