潜在意識に組み込まれている思い込みに気づく
昨日の夜、おさむが「自分の音楽活動を広げてゆくことを防いでいるものは何か?」をキネシオロジーで調べてほしいと言ってきました。彼自身、自分の才能や実力に問題ないと感じているのにも関わらず自分の音楽を広げてゆくことに対して、何かスムーズにいかないというジレンマを抱えているようです。それじゃあ、そのテーマでやってみよう♪ということで、筋肉反射テストで身体の反応を見ながら人間関係や仕事、または環境などいろいろキーワードで調べてゆきます。それでおさむの身体が反応したキーワードが「スピリチュアル」え?スピリチュアル??おさむは、全く意味がわからないというのでスピリチュアルに関するキーワードを思いつく限りあげていって再び、身体の反応を調べてゆきます。前世、クリスタル、エネルギー、アセンテッドマスター、守護霊、などなど、いろんなキーワードをあげても、身体はどれにも反応しません。でも、スピリチュアルというキーワードには確実に反応しています。それで、キーワードではらちがあかないので、年代ごとに調べてゆこう、と年齢を調べていったら、21歳と24歳に身体は反応しました。「21歳、スピリチュアル」この二つから、何か思い出すことない?そう尋ねると、おさむは『あ!もしかして?』そう言って、そのおさむの頭にひらめいたキーワードを調べてみるとピンポン身体は見事に反応して、それがおさむの音楽を広げてゆくことを防いでいる要因だとわかりました。それは、彼が20代最初の頃に、深く傾倒していた「グルジェフ」の本。グルジェフは、思想家であり、作曲家でもあるのですが「意図的な苦労こそが、魂を進化させる」というような思想を持っていた方だそう。(私は本を読んだことがないので、知りませんでしたが)おさむにとって、この頃の『スピリチュアル』といえばグルジェフだったとのこと。20代前半、ボストンのバークレー音楽大学に通いながら毎日、寝る時間以外は、ずっとギターの練習をしていたというおさむは当時、このグルジェフの思想にすっかり傾倒していて人生は修行だ、苦労しなければならない、というのが、潜在意識にすっかり組み込まれてしまっていたのです。だから、音楽活動においても、簡単に広がってはいけなかったわけなんですね。意図してでも、苦労しなければならなないのですからもちろん、おさむは、頭ではそんな風に思っていなかったでしょうがその潜在意識に組み込まれた信念体系が、彼自身が音楽活動を広げてゆくことを防いでいたというわけです。おさむは、グルジェフに関しては、もう今の自分の価値観とは相容れないと感じ数年前にはすべての本を手放したそうですが若い頃に、しっかりと身体にしみこんでしまった意識は未だに残っていたのですね。いや~おもしろい♪そう考えてみれば、私たちは、周りの人から言われた言葉や読んだ本や映画などによっていかに、いろんな思い込みを持っているかということ。よくあるのが世の中は甘くない、とか自分の好きな仕事では生きていけない、とか人より努力して、がんばらなくては、成功しない、など、多くの人たちは、自分自身の潜在意識をそのように変えてしまっているわけなのです。そして、その思い込みによって、自分の可能性に蓋をしてしまっているのですね。ということで、グルジェフの本に関して、おさむの潜在意識の調整を行いました。おもしろいのは、筋反射を調べていて、反応があったところを見ると「非現実的な目標、孤独、強迫観念」といったキーワードが浮かびあがってきたこと。ボストン時代の彼は、ほとんど他人と接することなく、ひたすらギターの修行にあけくれていたそうです。(その後、彼がNYに来て、私と出会った当初もそうでしたけどね)←今から思うと、私はよくそんな人とつきあってたよね~今回の調整方法は、NV点(神経血管反射点)2分間ほどNV点のポイントに軽く触れていましたが、その間、おさむは、その当時の自分の感情や想いをはっきりと思い出したとのこと。調整後、再び、筋反射テストで調べてみると晴れて、おさむの潜在意識は、自分にはもっと修行が必要だ、という捉え方をやめ音楽を広げてゆくことに関しての抵抗感を手放したことがわかりました。めでたし、めでたしセラピーが終わった後、おさむは曰く「何だかものすごく気持ちが軽くなった~~」Yeah~~♪もう修行は終わりだよ~~これまで、おさむのセラピーをやってきた中で彼が持っていたこの潜在意識の思い込みに関しては出てくることはなかったのですが、今、その思い込みを手放す時期に来たためにアクセスできて手放すことができた、ということなんでしょうね。やっぱりすべてはベストタイミングで起こるようになっていますね。@Taos, New Mexico