+++pochi　pochi+++

『TAKESHIS'』　2005年　日本　107分
ビートたけし　岸本加代子　京野ことみ　

「たけし」が「たけし」に出会う。
「たけし」が「たけし」を演じる。


あらすじ：大物タレントとして多忙でリッチな毎日を送るビートたけし。一方、そんなたけしにそっくりな売れない役者・北野は、オーディションに落ちてばかりで、しがないコンビニの店員をしてなんとか生計を立てる日々。ある日、北野は偶然にもビートたけしと出会う。やがて、これが引き金となり、ビートたけしが演じる映画の世界へと迷い込んでいく北野。しかし、それは夢とも現実とも分からない不思議な世界だった…。


かんそう：キタノ映画は2本くらいしか見たことがありません。。この映画は変な映画と前評判を聞いていたので変なんだろうと予測して見始めました。
色んなシーンがチグハグな順番で流れるので、そういうのを考えていると頭が疲れてしまいますが
１シーン１シーンはクスクス笑える感じで面白かったです。キタノワールドということでゾマホンが結構活躍していたり、松村邦洋・内山くんのデブコンビが面白かったりで飽きずに見れました。
考えると本当に脳がグルグルなりそうだけど、考えなくていいのでは。。夢と現実の混合の様で『マルホランド・ドライブ』にも似ている部分がありますがサスペンスとかではありません。三輪さんが歌っているシーンなんかは『マルホランド・ドライブ』にも舞台と歌のシーンがあったりして思い出しちゃいました。
そういうことか～っと納得できる映画ではないのですが、そういうのを求めないで見れば楽しめるかも。こういう映画を撮ったキタノ監督は今までの映画の評価があるからこそ、こういう映画を撮れたのだなぁと思いました。こんな映画でもお金払って多くの人が見てくれて、なんか納得いくように説明つける人などがいるんですから。。ありがたいですよね。そういうお客さん。
次回作はまた普通に作るのでしょうか？

オススメ度
この映画見た後は変な夢を見ちゃいそう。。