+++pochi　pochi+++

『死ぬまでにしたい10のこと』2003年　カナダ/スペイン　106分　wowow録画
サラ・ポーリー　スコット・スピードマン　デボラ・ハリー

彼女は23歳。あと２ヵ月の命。初めて「生きる」と決めた。

あらすじ：23歳のアンは、母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い２人の娘と暮らし、時間に追われる忙しい毎日を送っていた。だがある日、彼女は突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。そして検査の結果、医師から余命２ヵ月の宣告を受ける。若さのせいでガンの進行が早く、すでに全身に転移してしまっていた。アンはこのことを誰にも打ち明けないと決意し、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していった。それはちょうど10項目になった。そしてその日から、彼女はその秘密のリストを一つずつ実行していくのだった…。

かんそう：この作品はなんだか避けていた作品です。でも見てみたら、「癌を告知されて死ぬまでにしておきたいことをリストアップして実行する」結構サラッとしたお話でした。
子供もいて、夫とも仲が良くて住んでいるのはトレーラーハウスだけど見た感じでは幸せそう。でも死ぬことがわかると今までの自分とはちょっと違う自分になっておきたいみたいな
やりのこしたことを（髪型を変えたいとかネイルを綺麗にしたいとか不倫して夢中にさせたいとか）映画を見る前に思っていたことよりも“したいこと”っていうのが普通でした（と感じた）。
思うようにしたいことをしていって、男とも出会えて夢中にさせることも出来て、娘＆夫へのメッセージも吹き込めて全てしたいことが出来てよかったね～という感じ（いやみじゃなくて）
実際、このような事態になったら体力がもつかなぁと疑問になったけど。
あんな風に告知する医者も実際いるかどうか？疑問だしメッセージを夫に託すよりお医者さんに管理してもらうのは理想だけど、あんな快いお医者さんいるかな～？？とも疑問を持ちました。
綺麗すぎて自分勝手な映画といえるかもしれません。周りのものの気持ちも考えたらね。
泣ける重たい映画なのかと思ってちょっとした期待と現実的でむなしい気持ちにさせられるのではないか？という映画を見る前の予測をある意味裏切られた映画でした。
原題『My Life Without Me』こちらのほうが良かったですよね。
『あなたになら言える秘密のこと』これも同監督・サラ主演でこちらの方が見てみたい作品です。